園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

責任実習

2020-08-05 12:02:25 | 日記

園長です。

 なかなかこちらまで手が回らなくなり、更新が遅くなっています。新型コロナウイルスの影響か、心までコロナウイルスに侵食されたかんじです。「新しい生活様式」も提示されましたが、対応していくのに時間がかかりそうです。まずはうがい・手洗いをしっかり行い、外へ出たときはマスク着用を心掛けたいと思います。

 さてそんな非常事態中ですが、八戸学院短期大学から実習生が来ています。明日で終了ですが、本日は「責任実習」を行いました。責任実習とは一日のすべてを実習生が責任をもって行う実習で、日案の作成はじめ、保育に必要なすべてのことを計画・実行し、反省します。職員はなるべく多くの職員が実習の様子を見て、午後からの反省会でアドバイスをします。2期目実習のハイライトになります。今日は朝から緊張しながらも「今日もよろしくお願いします」と元気なあいさつをして年長の部屋の上がっていきました。我が園では異年齢保育&チーム保育を取り入れているので、クラスごとの活動は限られていますが、責任実習だけは「年齢ごとのクラス」で行っています。年齢にあった課題を行いやすくするためです。午前9時半ころから片付け、体操をし年齢ごとのクラスに分かれ朝の会を行いました。これまでの見る・聞く・たまに読み聞かせとは全く違う責任実習。ただでもなれないのに、入れ代わり立ち代わりで常に7~8人の保育士が見守る中実習は始まりました。いつもより声も低く、緊張しているのが一目瞭然でした。きっと午後からのアドバイスは貴重なものになると思います。誰もが通る道、頑張ってください。昨年採用された職員も一丁前のアドバイスをします。きっと昨年を思い出しているかのように・・・。こうして一人前の保育士になっていくのです。

 我が園では新採用した年に、「公開保育」と称して責任自習と同じようなことを3か月以内に行います。学生と仕事の差を実感してもらうためです。この公開保育は正直、厳しいです。学生には言わないことも言います。一人前の保育士に育ってもらいたいために・・・。この公開保育後、職員は大きく伸びていきます(例外もありますが)。これを機に学生気分から職員への切り替えが行われるのだと思います。仕事への厳しさを実感する機会になります。最近は私を含め、あまり厳しいことは言わなくなりましたが、長坂の伝統と歴史、文化を受け継いでいくにはこの厳しさは必要なものと思います。

 今年はあと2人実習生が来ます。コロナ感染拡大が叫ばれる中、県外からくる実習生は大変なものを背負ってきますが、たかが実習されど実習、現場をしっかり経験して子ども達からも保護者からも、そして同僚からも慕われ、信頼される保育士になってほしいと思います。

 

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