園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

マイナンバーに思う

2015-12-30 15:15:25 | 日記

園長です。

 平成27年もいよいよ押し詰まってきました。わが園は28日に終業式・餅つきを行い、29日から年末休園に入りました。来年1月3日まで休園となります。そして、いよいよ平成28年の幕が開きます。干支で言えば「ひつじ」から「さる」に変わるだけですが、今年はそれだけでは済まない「大きな制度改正」があります。言わずもがなの「マイナンバー制度」です。税、社会保障、災害における使用がとりあえずの取り決めですが、そのうち「なんでもあり」の制度になりそうです。

 今、教育・保育施設では、来年からのマイナンバー使用で大騒ぎになっています。私たちはマイナンバーは、「職員のマイナンバー管理」だけを考えていましたが、「税」の関係として、「保育園、幼稚園、認定こども園、小規模保育などでの入園・認定申請にマイナンバーの記入が義務付けられました。本来であれば、市町村の仕事「個人番号利用事務実施者」なのですが、私たちは「個人番号関係事務実施者」ということで番号法第12条に定められた管理義務が課せられることになりました。これは私たちにとっては「青天の霹靂」ともいえるびっくり仰天のことです。職員のマイナンバー管理だけでも「どうする?」状態だったのに、これからは、子どもはもちろんのこと保護者のマイナンバーまで管理しなくてはならないそうです。国は私たちのことをそこまで信用しているのでしょうか。私自身のことを考えても「危ない・怪しい・疑わしい」感じがします。ましてこれだけ国や大手企業からの情報流出が叫ばれている中、本当に私たちで大丈夫?という思いでいっぱいです。年末、八戸市に掛け合いなんとか「穏便」にことが進むようお願いしてきたところですが、どうしてもやれ・・・というのなら「申請は市役所でどうぞ。」としか言えなくなりそうです。そうなると市の窓口は混乱状態。こんな制度を作り出した国を恨みたくなります。しかも、ほとんど情報がない状態での見切り発車は、子ども子育て新制度と一緒で、仕事量だけが増えていく状態にほかなりません。もう少し、丁寧な説明が欲しいと思います。民主党時代は「決められない政権」と言われましたが「勝手に決める政権」にも困ったものがあります。何度も言いますが、「私たちで大丈夫?」ののですか。マイナンバーカードが配達され、間違いが発見されたときは、大きなニュースになり、カード自体も作り直しされました。そんな大事なカード、番号を私たちが取り扱って大丈夫なんでしょうかねえ。情報漏えいには「罰則」もあります。この年になって「前科」がつくのは困ります。さあ、どうしたものか、マイナンバー制度自体が揺れています。

 来年は、保育関係者にとってはマイナンバーのほかにも大変な制度の改正が控えています。これまでにないほどの方針転換だと思います。これまで作り上げてきた制度にほころびがあき過ぎ、それをふさぐためにかつてない「国家権力」が動員されます。日本も中国のようになるのでしょうか。あまり厳しい制度は、国民になじまない気がするのですが、いかがなものでしょうか。こんなことを書けるうちはまだまだ大丈夫なのでしょうが、これからが思いやられます。もう少し、国民に優しい国になってほしいものだと思います。

 今年もこれが最後の「つぶやき」になりました。いろんなところで「読んでるよ」といわれ、プレッシャーを感じますが、身近な子供たちのことや家族のことをこれからも機会あるごとに暴露したいと思います。1年間大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

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東京国立博物館

2015-12-20 17:14:18 | 日記

園長です。

 今月10日、11日は東京で研修がありました。2日目は比較的早く終わったので、帰りの新幹線まで時間があったので思い切って上野まで行ってきました。上野駅は私にとってとても思い出のある駅で、わが青春の1ページになくてはならない場所になっています。私が学生のころは、上野駅が東京の玄関口でした。八戸から急行列車で約12時間。その後できた「特急」で8時間。どちらにしても「日帰り」などはとても無理な時代でした。

 さて、上野駅で降りて、公園口から上野公園の中へ入りました。上野公園は広い。上野動物園を過ぎて、少し行くと「東京国立博物館」があります。目的は「秦の始皇帝と大兵馬俑」特別展を観るためでした。機会があったら本物を観てみたいと思っていましたが、今の中国は危険が危ない感じがするので偽物で我慢することにします。偽物と言ってもこの特別展のために特別に作ったものだということでとても良く出来ていました。埴輪をもっと精巧にしたもので、顔かたちも同じものが全くないということでした。圧巻は始皇帝が死後の世界でも権威が触れるようにと作った、馬車です。本物の2分の1ということでしたが、その迫力にしばし見入ってしまいました。権力者は死後までもその権力を失いたくないようです。でも実際は始皇帝の没後3年で秦は滅亡してしまいます。兵馬俑は8000体も出てきたようですが、実に整然と本物そっくりに隊列を組み、戦争のための組織をそっくり実物大で作ってありました。歩兵隊、弩弓隊、将校など実にリアルに出来ていました。顔も一人づつ違い、中国人と言うよりはモンゴル人の顔に似ていると思いました。まあ、そんなことはどうでもいいのですが、東京には博物館、美術館など低料金でじっくり鑑賞できる建物がたくさんあります。田舎者には天国の様な所です。

 博物館は、本館をはじめ平成館、東洋館などがありゆっくり見るには1日かけても時間が足りないくらいです。新幹線に乗り遅れないよう時計とにらめっこしながらの鑑賞でしたが、とても有意義な時間が過ごせました。中国4000年の歴史の一端を垣間見ることが出来ました。特別展は28年2月21日まで開催しているので是非鑑賞をお勧めします。ちなみに当日券1,600円でした。時間に余裕を持っての見学をお勧めします。

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天中殺

2015-12-19 13:31:01 | 日記

 園長です。

 発表会が終わり、東京での会議が終わり、八戸市長に要望書を渡し、ニチイケア交流会で元気なお年寄りとふれあい、12月生まれの誕生会を行い、来週はクリスマスがあり、28日には餅つきをしてこの一年を締めくくります。今日は八戸短期大学で「幼児学科棟」竣工式並びに祝賀会がありました。また、12月なので「忘年会」が2,3件あり、2日前は執行部会、社協の理事会があり、本当に「忍者」になりたいと思いました。当然「分身の術」を使うためです。頭を使い、胃腸を使い、会合にはなるべく参加するようにしていますが、それでも忘年会は2件断りました。最近は体力もなくなりお酒もめっきり飲めなくなりました。先月の診断書の結果も「運動せよ」「食べすぎるな」「酒を止めよ」という勧告がありました。それでも勧告後一日だけ「休肝日」を設けました。何が原因かわかりませんがとにかく目が回るほど仕事が捌けません。私もそろそろ先行きを考えるお年頃が近くなったようです。

 さて、本日、八戸短期大学の幼児学科棟竣工式があり、数年ぶりに短大へ行ってきました。研修会や実習の巡回ではなかなか就職情報の詳しいことがわかりませんでしたが、実際ボードにびっしり募集要項が張ってある件数をみると保育士は「売り手市場」だということがはっきりわかります。地元だけでも結構あるのに、関東方面からは100件を超える募集が掲載されていました。給料も平均20万円くらいでしょうか・・・・八戸では考えられない水準です。地方と都会の格差を現実に知ってしまった感じがします。八戸、いや青森県南にはたった1校しかない保育士養成校なので私たちも実習など協力しているのですが、せっかく育てて都会に奪われてしまうのは何か釈然としないものがあります。私たちも少し対策を考えないと大変なことになりそうです。

 今日は「12月19日」です。この日は私にとってとても重い日です。巷ではクリスマスを前にうきうきした雰囲気なのですが、私の足は「お墓」と「お寺」に向かいます。そうです。今日は私の両親が亡くなった「命日」なのです。父が亡くなって丸3年、二人で申し合わせたように12月19日に旅立ちました。父も母も長期療養ではなく1か月くらいの入院でした。亡くなった12月19日はどちらも寒い日で道路はつるつるに凍り、雪も降っていたように思います。今年は暖冬で過ごしやすい冬を迎えていますが、やはり今日は「寒い日」になっています。墓の前で今までの報告とこれからの見守りをお願いしたのですが、ちゃんと届いているのか聞いてみたいものです。なんでこんなに大変なの?・・と。妻が言っていました。今年59歳になる男は「本厄だって」・・・。去年からの多忙と仕事が解決しないわけがやっとわかった気がしました。天中殺という言葉がありますが、ほんとに何をしてもうまくいかないことはあるんです。気持ちと行動がバラバラで自分の思うようには決して行かない・・・。自分でもわかっているのです。ここ2,3年は「自分の身の丈」を忘れていたのです。能力以上の仕事が舞い込んできたせいでしょう。来年からは少し落ち着いて自分以外の人に仕事をしてもらうことにします。そうはいっても来月は監査があり、八戸市保育連合会の最大イベント「保育の集い」が控えています。それまではなんとか体調管理をして持ちこたえようと思います。八戸には70か所の保育園・認定こども園がありますが、たぶん仕事量は私が一番多いのではないかと思います。役職が人を育てる・・・と言いますが、忙しすぎる役職は逆効果の何物でもありません。

 明日、12月20日は初孫の誕生日です。一日違うと気持ちも一新します。今日は今日。明日は明日と気持ちを入れ替えたいと思います。クリスマスには孫たちが帰省するようです。にぎやかな日々になりそうです。今年は私たちの次女にも子供が生まれ、4人の孫を持つおじいさん、おばあさんになりました。上り坂を歩く人、下り坂を歩く人、人生は諸行無常の響きあり。今年は私にとって「無常」というより「非常」だったような気がします。まあ、それも仕方ない。なるようになるさ・・・。

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大雪

2015-12-07 13:06:54 | 日記

園長です。

 今日は二十四節季の一つ「大雪」です。先月は「小雪」だったので本格的に雪が降り始める季節です。しかし今年は雪が無い。毎年この時期には「水道凍結注意報」が要注意などと表示され寒さが一段と厳しくなる時期です。ところが今年は「暖冬」らしく、未だに近所のつつじが「狂い咲」している状態です。先日県内のどこかで「桜の狂い咲き」の映像が流れていましたが、やはり気候がいつもと違うような気がします。「小春日和」とよく言いますが、桜も騙されるくらいの天気が続いています。暖冬の年は「大雪が降る」と言われますが、2年前の大雪にならないよう神様にお祈りしたいと思います。

 さて、12月5日はわが園の「クリスマス発表会」が開催されました。旧園舎の時はホールに入りきれないくらい観客が多くなり、増築し解消に努めましたが、それでも苦情が出ました。新園舎になり、ホールも広くなり、保育室の作りもオープンにしたので旧園舎の倍近い収容力になりましたが、それでも移動が難しい状態です。5年くらい前からビデオカメラの映像をテレビで違う場所で見てもらうようにしています。昨年から大型テレビを導入して1階の支援センターの部屋に設置していますが、今年はこちらも大勢の観客が集まったようです。1年に一回のイベントとはいえ、子どもたちにも職員にも良い緊張感が漂っています。

 発表会が終わると保育園も冬の準備に入ります。別に冬眠するわけではありませんが、落ち着いた保育を心がけます。年内は本格的な「雪」にはならないようですが、やはり冬は「雪」と「氷」との関わりが多くなります。そりもそろそろ小屋から出さなければなりませんが、これがまた大変なのです。少し降ったくらいの時に「そり遊び」をされるとせっかく張った「芝」が痛み、土がむき出しになります。去年は桜の木の根っこまで出てくるくらい地面が痛みました。大雪は困りますが少しくらいの雪であれば(除雪作業をしなくてもいい程度)嬉しい気持ちです。12月22日が「冬至」になっています。1年で一番日が短い日ですが、これを過ぎたあたりからが冬本番となり、気温も下がり、雪も降り始めます。八戸では2月、3月が大雪になる季節です。来年のことを言うと鬼が笑うと言いますが、早く「彼岸じゃらく」が来てほしいと思っています。私はその間「冬眠」したいと思っています。それではおやすみなさい・・・・。

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脱毛促進育毛抑制

2015-12-04 14:33:44 | 日記

園長です。

やっと冬らしい天気になりました。雨粒の中に白い結晶がはっきり見えるようになりました。朝方は黒い雲の隙間から弱い太陽の光が見えていましたが、10時ころには強風とともに雪雲が襲来し、吹雪のようになりました。天気はすぐに回復し雪も消えましたが、これからが冬本番です。

 冬と言えば「乾燥」です。お肌にもよくない感想ですが、頭髪にもよくない影響を与えます。私の頭髪は10年くらい前から白くなり、5年前頃から薄くなりました。子供たちからは「園長先生の頭どうして白いの?」と聞かれます。そんなときは「乙姫様からもらった玉手箱を開けたからだよ」ということにしていますが、浦島太郎のお話を知らない子は首をかしげています。そういえば最近紙芝居を読んでいないことに気が付きました。以前は毎週定期的に子供たちに読んで聞かせていたのですが、私の仕事ぶりが目に見えてはかどらなくなったのを職員が見て、遠慮していたようです。なんでこんなに忙しいのか自分でもよくわかりません。多分、歳のせいとは思いますが、それだけでもないようです。私はガンなので先が読めないのです。眼鏡もしっかり2つないと用が足せません。ほんとロウガンは大変なのです。ロウガンと言えば目の上にある「眉毛」も白くなりました。そういえば「鼻毛」もたまに白く太いやつが指についてきます。(鼻毛は切るものではなく抜くものだと思っています。) 頭髪は鏡を見ても後ろの方が見えないので、見えないところは大丈夫だと思っているので少し気が楽ですが、鏡に映る「眉毛」は左右ともはっきり見えます。黒く濃い自慢のまつ毛だったのに、なんとも残念な結果になっています。これ以上抜けないで耐えてほしいと思っています。頭が白く、眉毛が抜けて、歯が抜けたらそれこそ正真正銘の由緒正しい「老人」になってしまいます。

 私の頭にはお金がかかっています。あの育毛剤が良いそうだと聞けば、遠くまで出向き、その養毛剤が効くそうだと聞くと大金をはたいても手に入れ、少しでも効果が出るように、振りかけた後はしっかり頭皮を揉んでいます。それでも髪は去っていく。この世には神(髪)も仏もないものでしょうか・・・。何年か前に中国製の育毛剤が評判になりましたが、高価で手に入りにくい上に、効果もあまりなかったようです。やっと手に入れたいう友人も、今は話題にも載せなくなりました。頭髪は見た目に大きく影響するのでなるべく禿げたくはないのですが、このままでは「危険が危ない」状態です。20代30代のころには考えられないことでした。私は野球をしていて高校3年の夏の大会前に5厘カットしてから大学に入学した夏休みまで一切髪を切らないことがありました。吉田卓郎の歌ではありませんが「僕の髪が肩まで伸びて 君と同じになったら・・・・」と歌えるくらい伸びたのです。デビュー当時の海援隊の武田てつやの状態だと思えば間違いありません。俗に言う「緑の黒髪」です・・・・今は昔の話です。

 先日、薬局で育毛剤を選んでいたとき、老眼のせいで「脱毛抑制育毛促進」をどういうわけか「脱毛促進育毛抑制」と声に出し読んでしまい、周囲の人から失笑されてしまいました。近所でなくてなくて本当によかったと心から思っています。これからは心の中だけで注意書きを読みたいと思います。それにしてもどこかに良い育毛剤はないものですかね。せめて地肌が透けて見えなくなるくらい毛が生えるやつが・・・。

 今、外では雪が舞っています。園内は明日の「発表会」の準備でてんてこ舞いです。子供たちは最後の楽器演奏の練習をしています。今の時期には欠かせない園内の風景です。明日は晴れるかな、それともホワイトクリスマスになるのかな。どちらにしても一生懸命な子供の姿に大きな拍手を贈りたいと思います。 

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