園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

孤軍奮闘

2013-06-30 10:51:24 | 日記

園長です。

 不安だった天気もようやく回復し、待ちに待った「第25回八戸市幼児サッカー大会」が行われました。朝からどんよりした曇り空ながら、気温も風もサッカー大会にはもってこいの天気でした。午前9時から始まった開会式では、昨年度優勝の藤覚保育園が優勝旗を掲げて先頭で入場行進をしました。我が長坂保育園は後ろから6番目に堂々と入場しました。各チーム色鮮やかなユニホームを着用し、たくさんの保護者が見守る中、堂々と入場行進が続きました。選手宣誓はAブロックの1番くじを引いた五戸からの参加の「みゆき保育園」の園児たちでした。男女二人の声と息のぴったり合った、堂々の宣誓でした。その後ラジオ体操を行い、AからDブロックに分かれた予選ブロックに突入しました。

 先日トップページの日記に披露した「勝手にベスト8」予想は、自分でも恐ろしくなるような結果でした。なんと予想したベスト8チーム中、7チームが決勝トーナメントへ進出したのです。老眼になったとは言え、私のサッカーを見る目はまだまだ捨てたものではないことが証明されました。これからベスト8になりたいチームは私のところへ申し出てください。私が何とかしてあげましょう・・・なんてね。

 さて、結果は、私が今回特に注目していた「城下保育園」と「尻内保育園」は、いきなり決勝トーナメントの1回戦で当たってしまい、機動力に勝った尻内保育園に軍配が上がりました。その後も尻内は強豪藤覚にPK戦で圧勝し、決勝は、予選ブロックが一緒だった我が長坂保育園でした。我が長坂チームは予選ブロック3回戦で尻内保育園に2-1で勝っていたので「もしや・・」の期待がありましたが、勢いは尻内保育園。一進一退の好ゲームでしたが、長坂のざるの様な守りをあざ笑うかのような強烈なシュートが雨あられのように降り注ぎ、1点を奪われ、万事休す。それまで一人で攻撃から守りまで頑張っていた長坂のエースストライカーも連戦の疲れでそれまでの切れが見えなくなり、後手後手になっていました。それでも長坂チームは良く頑張りました。園舎改築のため6月になってから軟弱な園庭で練習を初め、慣れない山砂に足を取られながらの練習も、初めは「目指せベスト8」だったのが、いつの間にか勝ち進み決勝まで駒を運んでいました。尻内保育園はさすがでした。試合をしながら子どもたちが成長する、ということを見事に証明してくれたような気がします。試合が終わり、相手チームのベンチに御礼のあいさつをするのですが、尻内保育園の担任の保育士が嬉し泣きにむせびながらあいさつしていたのが印象的でした。我がチームも20年前、初優勝した時は、みんなが泣いていました。保育園に帰ったら、保護者からお祝いのケーキが届いていました。尻内保育園もさぞかし大喜びだったに違いありません。おめでとうございました。秋は長坂が優勝しますから・・・。

 今年の大会も約1000人の人出がありました。大勢の保護者、関係者のおかげで無事に終了することができました。心から感謝申し上げます。たかがサッカー、されどサッカー、この大会はサッカーの技術よりも大事な「心」を育てる貴重な場だと思っています。だからこそ25年も続いているのでしょう。これからも応援よろしくお願いいたします。それにしても2位か・・・悔しかったなあ・・・。まおくん、秋は頑張ろうな。みんなも頑張ろうね。

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千の音色でつなぐ絆

2013-06-28 16:59:51 | 日記

園長です。

 昨日、災害復興支援スペシャルコンサートを聴きに行ってきました。被災地で処分されずに積み上げられた「がれき」。これを復興のシンボルにできないものかと考え、「奇跡の一本松」をあしらった「バイオリン」を作成し、世界中のバイオリストが演奏するという、壮大な計画です。バイオリンは全部で4本作製し、2本が国内、もう2本が海外で弾かれているそうです。八戸は165人目の澤向直子さんが弾いてくれました。エレクトーン奏者の市川さんと「せんべい汁」の歌でおなじみの桜田まことさんとのコラボで楽しいひと時を過ごしました。本物は素晴らしい・・・。全部で20曲くらい演奏しましたが、とても心に沁みる素晴らしい演奏でした。前段に2011年3月11日当日の悲惨な災害ビデオを見ていたのでなおさら感動したのかもしれません。「のど元を過ぎると熱さを忘れる」という言葉がありますが、決して風化させてはいけない出来事だと思います。

 私は、音楽音痴なので、譜面も読めなければ、カラオケで歌うのも得意ではありません。しかし、最後でみんなで歌った「ふるさと」は感慨深いものがありました。壊してはいけないもの、壊さなければいけないものを再確認する良い機会だったと感じました。がれきで作ったバイオリンの音色は、とても優しく、憂いを帯びているようでした。多くの尊い命がバイオリンの弦に乗り移っているような不思議な感じがしました。また、エレクトーン奏者の市川侑乃さんの演奏は「一人オーケストラ」のようでとても聞きごたえがありました。

 最近は、忙しさにかまけて、芸術を鑑賞する気持ちにもなれませんでしたが、少し落ち着いたので行ってきましたが、一人車の中で聞くCDもいいですが、本物をまじかで聞く幸せは格別のものがあります。これからも機会があったら聴きに行こうと思います。

 さて、今日は6月の誕生会がありました。今回は3人の保護者が見学に来てくれ、誕生児はもとより、係りになった5人のお友達も大活躍し、良い刺激になった誕生会でした。特にAKBの「カチューシャ」を踊ったときは、子供たちも立ち上がり、大盛り上がりでした。最後の「アンコール」の声が鳴りやまず、2度も踊らされた子供たちでしたが、「異年齢児保育」ならではの場面が随所にあり保護者もとても楽しそうに見ていました。たまには、保護者が見ている中で頑張る子供たちの姿もいいものだなあと思いました。明日は、サッカー大会があります。今年はどんな物語を見せてくれるのか、こちらも楽しみです。2人の保育士から「ミサンガ」を手首に巻いてもらい、大事そうにしている子供たちを見ると、試合の勝ち負けよりも保育士と子供の「絆」が深まることの方がうれしい気持ちがします。明日は、あまり天気が良くないようですが、子供たちの頑張りには大きな声援を送りたいと思います。頑張れ、長坂の子供たち。

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ほっと一息

2013-06-26 16:02:24 | 日記

園長です。

 久しぶりに元気です。人間という生き物はなんて単純にできているのでしょう。約1年かかった建て替えの一連の書類をほぼ提出しました。「ほぼ」というのは、まだ完全というわけではないからです。先日のように「やったあ、これで終了だあ。」と喜んでいたら、再提出をさせられたりするからです。行政の仕事はなかなか難しいものです。とは言っても、やはり少し肩の荷が下りた感じです。自分の仕事にもだいぶ向けるようになりました。それでも電話攻勢とFaX攻撃はまだ収まりません。世の中の変化を一身に背負っている感じです。電話で対応するわが園の職員にほんと感謝しています。

 さて、今週の土曜日は、「八戸市幼児サッカー大会」が開催されます。今年で25回目を迎える、この大会は、この時期の風物詩にもなっています。Jリーグよりも歴史があり、子供たちも保護者もとても楽しみにしている大会です。先日、この大会の公式練習試合が開かれました。一度は試合会場で実践をしてみないと、本番の様子がわかりません。大会に参加するのはほとんどが年長児なので、昨年の経験というものがありません。だからこそ毎年、物語が生まれるのです。今年は特に飛び抜けて強いチームが見当たらず、群雄割拠、戦国時代の様相です。その中でも、きらりと光るチームがいくつかあります。25年の歴史の中で優勝チームは5チームしかありません。それほど初優勝は難しいのです。しかし、今年は、初優勝の声が聞かれるかもしれません。頑張ってほしいものだと思います。・・・わが長坂チームも下馬評には上がっているようですが、守勢に回ったときの乱れ方は尋常ではありません。なるべく自軍のゴールの近くにボールが来ないようにバリアを張っておきたいほどです。のんびりしている子供たちを鼓舞しているのが保護者集団。こちらはなかなかの強者がそろっていて、土曜日や遅番になると子供たちと練習しています。優勝でもしたら真っ先に泣き出すのは保護者集団かもしれません。暑い季節を迎えて、ますます熱くなっている保護者達です。子供たちの実力を2倍にも3倍にもしてくれそうです。ひょっとすると今年も初優勝はなしかな・・・・。なんてね。

 7月6日は「運動会」が行われます。新園舎になって初めての大イベントです。子供たちも昨年と勝手が違い、戸惑っているようですが、「親子で楽しむ」という運動会のテーマに沿って、いろいろ工夫しているようです。先日、夕方、練習をしている様子を見ていたら、近所の老人が道路から園庭を眺めて、子供たちを応援していました。今までにない光景だったので、とても感動しました。年長の女の子2人が司会をしているところでしたが、大きな声で立派に司会をしている姿に感動したようです。新園舎になって、子供たちの活動が外に見えるようになりました。地域に見守られていることを強く感じます。保育を通して地域に貢献していきたいと思います。

 

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花壇コンクール

2013-06-22 12:11:54 | 日記

園長です。

 5月20日に改築工事が完了し、各種手続きが一段落しました。厳密には来週の月曜日に不足書類を八戸市へ提出すればとりあえず、「果報は寝て待て」状態になります。いや~あ長かった。例年だと5月になれば年度終了、年度初めの提出書類などさっさと片付けてしまうのですが、今年は、いらない役目が付いたおかげで仕事がはかどらず、自分の仕事を後回しにしていた付けが最後まで響き、このような状態になってしまいました。

 先日、6月16日に久しぶりの休日があり、山へ「ワラビ採り」に行ってきました。前日の土曜日に雨が降ったので、ちょうど良い状態のワラビが大量に採れました。行き先は秋田県に近い田子町でした。ここは中学2年の時、学校で「キャンプ」に行ったところです。「白萩平」と呼ばれるこの一帯は、牧草が辺り一面広がっており、その端っこに「ふき」や「わらび」が大量に発生するのです。毎年言っているのですが、今年が最高でした。一緒に行った妻も、袋いっぱいに詰め込んで喜んでいました。大きめの買い物袋に4個分採り、車まで運ぶのに苦労しました。休み休み言ったのですが、手も足もくたくたにしびれてしまいました。そこで飲んだポカリスエットのおいしかったこと・・・。何かをやり遂げた後の充実感があふれていました。家へ帰ってから、バケツ、たらいを総動員して「あく抜き」をしたのですが、それでも処理しきれず、隣近所へ配って回りました。その日の夕餉には「ワラビのお浸し」がでんと鎮座し、思いっきり春の味覚を堪能しました。

 話は変わります。先日、八戸市の資産税課の職員が保育園の調査をしに来ました。一通り園舎、園庭を見て回り、固定資産の説明と非課税の手続きの仕方を教わりました。二人来た職員のうちの一人が、保育園の玄関を見て、「八戸市の花壇コンクールに応募しませんか。」と言いだし、いろいろ説明をしてくれました。まだできたばかりで花壇にも花がない状態だったので「そのうち・・・」と答えたら、「ここは絶対賞に入ります。」と力強い発言。「なぜ」と聞くと、「参加者が少ないので応募すれば確実に何かの賞がもらえます。」と言う。保育士をそそのかし、保護者も動員して保育参加日に「花壇つくり」をしてもらい、急きょ応募となりました。写真も3枚くらい添付したのですが、やはり「まだ早い」という感じでしたが、応募して1週間くらいして応募締切日が過ぎたころ、市から電話がありました。「応募ありがとうございました。まだ花が少ないようなので花の苗を差し上げたいのですが、どうしますか?」というものでした。いただけるものは何でもいただきたい・・・。「欲しい」と言うと。「すぐに送ります。」という。3日後に小さいポットに入れられたかわいい花が業者から送られてきた。その数約80鉢。ほんとにみすぼらしい花壇に見えたようです。今、この花を花壇に植える作業をしていますが、全部植えるとすごいボリュウムになりそうです。花壇コンクールの結果は9月過ぎだそうですが、もう十分に「最優秀賞」をいただいた気分になっています。たまには人の話に乗ってみるのも悪くないようです。今度はどんなコンクールに応募しようか考え中です。

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ブルーベリーの実

2013-06-07 17:32:02 | 日記

園長です。

 もう6月も3分の1が過ぎようとしています。建て替えから決算、実績報告書、現況報告ととてもあわただしい時期でしたが、一応一段落を迎えました。肩の荷が少し軽くなったように感じます。昨日は朝から通帳、電卓とにらめっこ。6月のボーナスを出せるかどうか思案のしどころでした。未払と支払いと返済と期末勤勉手当・・・・何年か前、通帳の残高不足で私だけがボーナスが遅れました。あの時の悪夢が頭をよぎりましたが、今回は何とか間に合いそう・・・。よかった、よかった。

 さて、新園舎に移り2か月と少し。外構整備、園庭整備が終わり約3週間。やっといつもの時間に戻ってきました。新園舎を見学に来るお客さんはまだ続いていますが、だいぶ自分の仕事ができるようになりました。今年4月から訳の分からない役を引き受けてしまい、てんてこ舞いも踊っていました。これからは観客になって少しあたりが見回せそうです。

 そうこうしている先日。園庭整備で植えた「ブルーベリー」で事件がありました。駐車場の斜面に植えたブルーベリーには、今、青い実がついています。もう少したつと紫に色付き、甘い実になります。今はビー玉より少し小さいくらいの大きさになっています。それをこともあろうにフェンスから手を出して摘み取った子供がいました。あれだけ「実が紫になったら、みんなで収穫しようね。」と釘を刺しておいたつもりだったのですが、効き目はなかったようです。なぜその子がもいだのがわかったか?・・・その子は、こともあろうに自分の「鼻の穴」にブルーベリーを入れて取れなくなって、私のもとへ連れてこられたのです。怒る前に笑ってしまいましたが、子どもって、ほんとにおもしろいことをしてくれるものです。いつもはキカンボウな子ですが、この時ばかりはすがりつくような目で私を見ていました。看護師に診てもらったら「これは難しい。」と一言。ピンセットを右手に、ペンライトを左手に何やらやっていたが、「だめです。奥に入りすぎて取れません。」・・・それを見ていた副園長は、「どれ」と言って、子供を横にしてブルーベリがはまっている反対の鼻の穴を指でふさぎ、「フンとやってみて」・・。何度目かに「プッ」と音がしてブルーベリーが出てきました。一時は「病院」・・という文字が頭に浮かびましたが、やれやれでした。よく山男がなぜ山に登るのかという質問に「そこに山があるから」と答えますが、子供たちはなぜあんなに穴が好きなのでしょう。以前には「粘土」「ドングリ」などもあったような気がします。ビー玉はさすがに最近は聞きませんが20年くらい前は何人かいたようです。なぜ鼻に入れるの?そこに鼻があったから・・・なんて言わないと思いますが、子供のハナには気を付けたいと思います。

 保育園の正面玄関に「花壇」があります。先日の保育参加日に親子でサンデーへ行き、花を買って植えました。自分たちの花壇を作ったのです。保護者からの感想も「花を植えたことで送迎時の楽しみが増えた。」など好意的な意見が聞かれました。今、考えているのは、昨日新聞の片隅に載っていた「花壇コンクール参加募集」の記事です。申し込み締め切りは6月17日になっていました。間に合うかな・・・賞は取れなくても、親子で作った花壇はわが園の自慢になりそうです。一度見学に来てください。

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