園長です。
今朝、今冬一番の雪が降りました。積雪なんと2センチ。津軽の人たちから顰蹙を買うかもしれませんが、八戸ではそれくらい雪が降っていません。テレビでは毎日のように記録的な大雪ということで青森市の惨状が紹介されますが、本当に南部に生まれて良かったなあとつくづく思います。
1月も残りわずかになりました。1年の12分の1が過ぎ去るというのに、仕事が遅々として進みません。こんなブログを書いているからなのでしょうか。最近は書き物を頼まれることが多くなり、非常にへこんでいます。元来物を書くこととしゃべることが嫌いなので断ればいいのに「本当はいやだけど何とかしましょう。」などと安請け合いをしてしまいます。そして後で「どうしよう、何をどう書いたらいいかわからない・・・。」と妻に愚痴を言うことになります。妻曰く「自分で受けたんでしょ、何とかしたら・・・。」・・・ごもっともでございます。み~んなわたくしが悪いのであります。それと、もう一つ重大な問題が・・・。物忘れが激しくなってきて「固有名詞」が「代名詞」に負けるようになってしまい、話が次に進まなくなったのです。それに加えて、「字が見えない」(読めないのではない。文字が老眼のために見えないのである。)・・・これには参った。字が見えないということは、すべてがいい加減になってしまうことに気が付いた。なんとなく見たつもり、読んだ気がする・・・。最悪なのは同じ単行本が家に3冊もあることがある。本屋で買うときは、まったく読んだ記憶がないので自信たっぷりで買ってくるのだが、最近買った本の中にそれを見つけると「ガ~ン」という感じで落ち込んでしまう。でもいいこともある。何回読んでもまったく内容を思い出せないので、いつでも新鮮に読めることだ。はなはだしいときは、読み終えて、もう一度最初から読みだすと、まったく初めて読むような気がすることだ。きっとうちの中にある本は、いつまでも新鮮に読むことができるのだろう。
さて、我が家の長女(嫁に行った)が「おたふく」にかかったと連絡がきた。妻が長女の母子手帳を調べてみたら、やはり子供の時にかかっていないと言う。はしかやおたふくは子供の時にかかっておかないと大人になってかかると重症になるといわれている。まして子供が3人もいて、母親自らが感染症にかかったなんて、笑いごとではない。こんな時には「だんな」の出番・・・ところが旦那は長期出張だという。来週の水曜日まで母子家庭だという。まだ5歳、2歳、0歳の子供をかかえてどうするのだろう・・・・。今日の朝一番で妻が「つくば市」へ駆けつけることになった。去年までは1時間30分で行ける「仙台」だったのだが東日本大震災以降旦那の転勤で「つくば市」に引っ越したのだ。つくば・・・は遠い。八戸から東京まで行き、秋葉原でつくばエクスプレスでつくばまで乗り換えを含めて5時間近くかかる。新幹線が通ったばかりに、距離は東京より近いのに時間は倍近くかかってしまう。それでもかわいい子供と孫には勝てない。困ったときの「親頼み」。私たちもいつか通ってきた道だ。子どもにとっては本当にありがたいものだ・・・と思っているのだろうか。少し疑惑もあるが、今回は孫たちの一大事も重なったようなのでつくばに旅立ったのだ。孫の一大事とは・・・上の長男が「おたふく」、2番目が長男の体当たりで「鼓膜が破れた」て救急病院に運ばれたこと、3番目は何でも口に入れるようになったことだそうで、とにかく一家の一大事なのである。今頃つくばは大騒ぎになっていることだろう。人生にトラブルはつきもの、気持ちを大きく持ち、深呼吸して乗り越えたいものである。
午後になってようやく太陽が出てきた。今日は朝から雪で、保育園では外で雪遊びをする子供たちで大賑わいだった。4歳児は保育参加&給食試食会で親子で楽しんでいたようだが、外の子供たちは鼻水を垂らしながら、雪だるまや雪合戦を楽しんでいた。それにしてもここ1週間は寒かった。連続真冬日の更新中だが、そろそろ寒いのは飽きてきた。早くほんわかとした気温が欲しいものである。八戸では来月の17日から「えんぶり」という春を呼ぶ国指定民族重要無形文化財に指定されている伝統行事が行われる。子供も大人も楽しみにしている行事だ。南部の春は「えんぶり」から・・・とも言われている。でも、私の感じでは3月中ごろに来る季節外れの湿った大雪「彼岸じゃらく」が来ないと春は来ない気がする。いずれにしてももうすぐである。1月に入ったら、新入園の書類、卒園児の書類と、季節の変わり目、年度の変わり目の仕事がたくさん出てきた。保育園の仕事はこれからが一番忙しいような気がする。インフルエンザも怖いし、頭のボケも怖い。年をとるのは万人同じだが、目に見えない衰えは確実にやってきているようだ。なるべく見ないように、他人に悟られないように静かに生きていこうと思います。今日は土曜日。いつもにぎやかな副園長(妻)もいない・・・。静かだ・・・静かなのにこれくらいの文章しか書けないのは老化というより「中年性痴呆」(若年ではなくなった。本当は真正かも)のせいかもしれません。みんなで私をいたわってください。