園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

サクラ咲く

2010-04-28 16:56:02 | 日記
園長です。
 待ちに待った「サクラ」が咲きました。気温が低いので一斉には開きませんが、二分咲きというところでしょうか。でも、一年ぶりで見る桜は心に滲みるものがあります。特に今年は寒く、サクラが本当に咲くのか心配になったほどです。大型連休中に満開を向かえそうですが、ここまで来たら、散るのはゆっくりでお願いしたいものです。「サクラ咲く」と言えば、3月の受験生にとって嬉しい電報の文面ですが、ここに来ての「サクラ咲く」は、北国の長く寒い冬からの脱却の合格点をもらったような気持ちがします。
 今日は、保育園では「お散歩遠足の日」でしたが、あいにくの空模様で、お散歩はなしになりました。例年ですと、この時期は、桜、梅、こぶし、木蓮、れんぎょうが咲き誇り、地面には黄色い水仙、紫・ピンク・白のクロッカスなどが競うように咲いているのですが、今年は太陽の光自体が少ないので、何となく暗めの春を迎えていました。やっと、桜のピンク色が世間を明るく照らし出しましたが、気温はまだ10度にも達していません。世の中は地球温暖化で氷河も溶けているようですが、こちらはこれから「氷河期」に向かっているような感じがします。子ども達も近くの「根城の広場」へ行く予定が、北風と雨の合間を縫って保育園の周りをお散歩です。背中にはリュックを背負い、首には一応、水筒を下げて歩いていました。子ども達のお楽しみは「お弁当」です。お母さんが心をこめて作ってくれたおにぎりは、保育園のホールの中で披露され、おいしそうに食べていました。連休が明けたころには本格的に暖かくなっていると思うので、また計画したいと思います。今年の長坂保育園の保育テーマは「自然」ですが、厳しい自然になるような春の予感がします。先日、植えた畑の種が心配です。
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トゲクリガニ

2010-04-26 20:10:21 | 日記
園長です。
 やっと春らしい天気になってきました。桜の開花はまだでも各地の春祭り、桜祭りはスタートしたようです。青森県では桜の花が咲くころに旬を迎える蟹があります。主に陸奥湾が主産地の「トゲクリガニ」です。津軽地方では花見と言えばこの「トゲクリカニ」と「ガザミ」というシャコエビがなくてはならない食材と言われています。今日の新聞にも津軽半島にある外ヶ浜町のトゲクリカニの漁獲の記事が出ていました。それによると今年はメスが多く、しかもカニみそがぎっしり詰まっているそうです。そもそも私がこのカニを覚えたのは、津軽出身の保育教材業者と津軽のトゲクリカニと南部の「ひらかに」どっちがおいしいか、という問答をしたのが始まりでした。南部の「つめひらがに」は初夏の味がします。甲羅に「H」という刻印があるのですぐにわかります。形は「上海ガニ」に似ていますが、殻が柔らかく、殻ごとかぶりついて食べます。一方の「トゲクリガニ」は毛がにを小ぶりにしたような形ですが、殻が硬く食べにくいです。どちらもメスの赤い玉子とカニみその濃厚さが魅力の海の幸です。この時期のトゲクリカニは、卵がぎっしり詰まっていて、とてもおいしいです。今日、晩御飯のおかずを調達するため「三春屋」にいきました。魚売り場には今日解禁の「トゲクリカニ」が置いてあり、妻が持ってみたら「重い」、ということで2匹お買い上げになりました。1匹360円の大型のメスでした。このカニは絶対メスがおいしく、オスは大きく食べごたえはありますが、味はいまいちです。家へ帰って甲羅を剥いでみたら、中には赤い玉子がいっぱい詰まっていました。我が家の奥さんは「カニみそ」がたいそう好みで、早速ビールを片手に味見をしていました。私は月曜日と火曜日は「休肝日」なので、残念ながらオロナミンCでカニみそをいただきました。なんという切なさでしょう・・・。本当は、「菊駒」か「五穣」の地酒でちょっと燗をつけて飲めば最高の「トゲクリカニ」だったと思います。悔しいので今度の「昭和の日」には青森まで行って生きのいいやつを仕入れて、気のすむまで食べ尽くしたいと思います。本当に旬の食べ物はおいしいものですね。
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RABラジオ取材

2010-04-24 15:09:21 | 日記
園長です。
 今日の朝、突然、来客がありました。テレビやラジオでお馴染みの「中島美華」さんでした。今日の午後「守ろう地球環境」というテーマで保育園の子ども達と一緒にCMを作りたい、とのことでした。長坂保育園では、今年の保育テーマが「自然」だったので、二つ返事で了解しました。この中島美華さんとは何回かお会いする機会があり、私の中では好印象のイメージがあります。特に昨年、職員の結婚式で司会をしたのが彼女で、私のあいさつを笑いで支えてくれたことを思い出します。私が考えに考えた小噺を笑ってくれたのが、新婦本人と司会の彼女だったのです。ユーモアをよく理解できる素敵な美人だと思っています。
 午後2時くらいに来て、少しだけ打ち合わせをして、本番だと言われ、子ども達も職員もドキドキ。私にも何か言え、と言う。流石にプロのリポーター。本番でも困らないように手を差し伸べてくれました。上手なものです。上手と言えば子ども達のノリには本当に感心しました。それぞれがすき放題、言いたい放題をしながらも本番はしっかりこなしていました。本番中に作ったCMはすぐに編集され、出来上がったCMをその場で聞き、みんな大感動でした。土曜日でお休みの子が多い中、12人の年長の子達は八戸を代表して青森県中に電波を通して元気をアピールできたようです。早速放送を聴いた保護者や職員から電話やメールがきました。たまにはこんな非日常的なことがあるとウキウキドキドキして楽しいですね。子ども達もラジオという媒体には関わることがほとんどないので、いい経験になったようです。それにしても中島美華さんのはち切れるような声と笑顔は私達も見習いたいものだと思いました。はきはきした声と明るく朗らかな笑顔・・私に一番足りないものがそこにありました。
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三春瀧桜

2010-04-20 19:53:23 | 日記
 芦の牧温泉でいただいた地酒「花春」は甘口で口当たりが良く、二人でお銚子三本づつ飲み、安らかな眠りについたのでした。
 翌日、芦ノ牧温泉から国道118号線で会津若松までいきました。途中の町並みは、「蔵の町」と呼ばれるにふさわしく、ちょっとした古い作りの家にはもれなく蔵が建てられており、資産家の証である「蔵」が象徴的でした。新しい建物にも「蔵」が付いていて、いかにも「一件に一蔵」という感じです。ただ、最近のうちは家に蔵が付いているのではなく「蔵つき住宅」という感じで蔵は本来の「貯蔵」の役目より、見た目が蔵風で、実際、蔵が生活の場所になっているところも見られました。でも見た目は蔵そのものでとても風情を感じたのも事実です。妻は3度目の会津らしいのですが、私は初めてだったのでとりあえず、「鶴が城」を見学しました。1時間半ほどゆっくり城内内を見て、写真をとり街中の「野口英世青春通り」で途中下車し、蔵の街を堪能しました。時間がなかったので「飯盛山」の白虎隊には行けませんでした。次回はゆっくり歩いてみたいと思います。
 会津に別れを告げ、一路磐越自動車道を「いわき」方面へ・・。途中おなかが減ったので「喜多方ラーメン」を磐梯山サービスエリアで食し、喜多方の味も堪能したのでした。郡山を過ぎて「船引三春」で瀧桜を目指したのですが、さすが千年を超える有名木、いたるところに案内板があり、初めての人にもよくわかるようになっていました。あと、1キロというところで渋滞になりその後は30分くらいのろのろ運転になりましたがなんとか辿り着きました。ここも広い駐車場が満杯で、まだ3分咲きだというのにすごい賑わいでした。町中をあげての「大花見」という感じで、月曜日なのにすごい人出でした。たった一本の桜がこんなに人を呼べるのには感激してしまいました。でもその価値が十分にある「滝桜」です。縦横に枝を伸ばした先には薄桃色の小ぶりのかわいい花びらが咲いていました。前日までは2分咲きだということでしたが、雪も解け、少しだけ開花を促したようです。それにしてもこの桜の生命力には感心しました。根元には祠が祭られていてこの木を守っていました。帰りがけに「瀧桜」の子孫を買いました。枝ぶりのよさそうなのを見つくろってもらい、一本だけ持ちかえることにしました。保育園が新しくなったら園庭にでも移し替えようと思います。長い間、一度は見たいと思っていた三春の瀧桜でしたが、本当に感動しました。これで満開だったらきっとライトアップまで動かなかったかもしれません。ここで食べた「三角油揚げ焼き」はテレビでも取材に来るほど有名だそうです。八戸の「せんべい汁」といい勝負かもしれません。でも油揚げがあんなにおいしい食べ物になるとは夢にも思いませんでした。地方の文化の偉大さを改めて感じた次第です。
 帰りの高速は来たときとはだいぶ違い、桜が咲き誇り、気持ち良く運転が出来ました。しかし、仙台を過ぎたあたりから桜はつぼみになり、梅の花がちらほら咲いているのが見えるくらいでした。今日は天気も良かったので桜前線もだいぶ北上したと思われます。あと1週間もすれば八戸あたりにも開花宣言があるかもしれません。我が家の梅がほぼ満開になりました。春本番までもう一息です。
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大内宿

2010-04-20 10:56:16 | 日記
園長です。
 忙しい年度初めでしたが、一段落ついたので、妻と「桜」を見に行くことにしました。行き先は福島県郡山の近く、三春市です。ここは日本三大名物が2つもあります。一つは「三春駒」、八戸の八幡駒にとても良く似ています。もう一つは今が見ごろの「三春滝桜」です。樹齢千年を超えた、しだれ桜で、記念切手にも登用されました。毎年、この時期になると「いつか見てみたいね」という言葉がでます。
 しかし、出発の18日は、40数年ぶりの異常気象で、朝から雪。東北自動車道も桜どころか冬真っ只中の「雪景色」。南へ向かうのだからその内雪も消えるだろうと思っていたのに、仙台を過ぎても雪模様。ラジオのニュースは「三滝の滝桜は1~2部咲きで、雪の中の幻想的な花見です。」と・・・。桜の花を見に来たのに、雪はもう見飽きた。そうだ、会津若松まで行って、江戸時代の名残の『大内宿』に行こう。」と言うことで、郡山ジャンクションを一路新潟方面へ。会津若松で高速を降り、県道の「こぶしライン」で大内宿へ。日曜日のせいもあるのか駐車場へ入る車で大渋滞。観光バスが20数台も並んでいて、人人ひとで大賑わい。来年の2月は、「ハッチ」もこのくらいの人が集まって欲しいと思いながら、雪の残る宿場町を歩きました。名物にうまいものなし、と言われますが、ここで食べた「ねぎ蕎麦」は、おいしかったです。この「ねぎ蕎麦」のねぎ、ただものではありません。ねぎがまるまる一本箸の代わりに出てくるのです。この「ねぎ蕎麦」の別名は「祝言そば」と言い、一本のねぎは男性のシンボルを表わしていて、器に入った蕎麦は女性を表わしているそうです。結婚式の余興に行なわれ、この別名がついたそうです。うら若き女性の説明だったので、あまり突っ込んだ質問は出来ませんでしたが、おもしろおかしくききました。実際食べてみると、なかなかねぎ一本で蕎麦をすくえません。ねぎで蕎麦をなんとか食べようといろいろ試してみて・・「祝言蕎麦」のいわれがわかるような気がしました。3口目くらいまでは甘さを感じながら食べたねぎでしたが、半分くらい食べたところであまり辛いので、やめました。しかし、辛さが残る口の中で蕎麦の甘さが広がり、ねぎ蕎麦侮りがたし・・・と思った次第でした。雪解けで雨水と軒から落ちるしずくで、貯水能力が著しく劣化した私の頭から、汗のように水が滴り落ちたのでした。今は、ほとんどが土産屋か食堂になっていますが、当時は旅人の宿場町として生活面で活気があったのだろうと推測されました。
 本日の宿は「芦の牧温泉」で宿泊です。弱アルカリ性のお肌に優しい温泉でした。夕食はインターネット特別企画「鮑丸ごと1匹、2大蟹付き部屋食」と言うことで、ひさしぶりに山の中で、海の幸を堪能しました。食事の内容は、マアそこそこで皆さんの想像の域を超えません。だって6980円の料金なんですよ。贅沢は言えません。この温泉は1,200年の歴史を誇る、由緒正しい温泉で、四国、松山の道後温泉と同じくらいの歴史があります。また、日本史上戦略的に重要な地域だったので、戦国から明治にかけて活躍した武将や偉人も良く浸かっていたということです。そのせいか、ホテルの従業員はほとんど年季の入った女性たちで占められており、いずこも高齢化社会のようです。明日はいよいよ三春の滝桜の模様をお伝えしたいと思います。
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