園長です。
3月は「別れの季節」。3月16日は中学校の卒業式でした。わが園を卒園した子どもたちが20名以上卒業しました。中学生になると体つきも顔つきも「大人」になり、保育園時代の面影を探すのに苦労します。根城中学校は私の母校でもあり、感慨はひとしおです。特に合唱部は全国制覇を何度かしている合唱全国大会常連校です。今年度も全国第2位の成績を収めました。卒業式も素晴らしい歌声で締めくくってくれました。式歌「ほたるのひかり」を卒業生が涙ながらに歌う姿には感動してしまいました。白山台中学校ができる前は、青森県で2番目の生徒数900人、1学年9クラスを超えるマンモス校でしたが、今年の3年生は4クラス156名の卒業でした。私の時は46年前ですが5クラス220人くらいでしたから、少しさびしい気持ちもします。校長先生も3年の任期を終え、めでたく一緒に卒業でした。その分力が入っており、最後のあいさつは涙声になっていました。ご苦労様でした。
その日の午後、卒園した卒業生たちが「お礼」に来ました。園児時代とても手を焼いた子どもたちでしたが、それぞれの個性を発揮し、学業、部活で大活躍してくれました。当時の担任も現役なので、とてもうれしそうでした。ほとんどは地元の高校へ進学ですが、特待生で県外へ進学する子もいました。女の子でサッカーがうまく、仙台の有名校へ行く子もいます。中学から「全日本選抜」へ呼ばれていたようです。高校では寮生活をするようですが、体に気をつけて夢を実現してください。近い将来「なでしこジャパン」で活躍する姿が見られることを期待します。頑張れ「ひより」。
昨日は小学校の卒業式でした。わが園では、7~8校の小学校へ入学します。その中でも根城小学校は毎年10人以上が入学します。今年の卒業生は保育園の時にサッカーで優勝旗をいただいた精鋭のチームでした。来賓席に向かってお辞儀をする姿はすっかり大人びていました。それでもまだ面影は残っていて、主出すのに苦労はしませんでした。その日の午後、卒業生10人が式の姿そのままで保育園にやってきました。はかま姿の子もいてみなにこにこして担任に卒業の報告をしていました。これからの中学校生活での活躍を期待したいと思います。来週は江南小学校の卒業式があります。わが園の学区なのですが、こちらは少子化の影響もあり卒業生も少ないようです。こちらはスケートで頑張った子どもたちがいるのできっと素晴らしい式になることと思っています。校長先生も熱心で何かやってくれそうな気がします。
卒業した子どもたちには大きな拍手を贈りたいと思います。君たちの前には大きな夢が広がっています。夢を実現するのは大変だけれど、その努力は君たちの実力になります。失敗を恐れず、前に進む勇気を持って欲しいと思います。頑張れ根ッ子の子ども達。