園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

引越し

2013-03-29 22:27:36 | 日記

園長です。

 本日、3月29日、新園舎に引越ししました。25日から徐々に準備は進めていましたが、工事のほうがなかなか進まず、本日にずれ込んでしまいました。給食もいきなり本番で大変なようでした。今日は、仙台から調理の先生が指導に来てくれ、赤飯やチャーハンを「スチームコンベクション」というすぐれもので作っていました。私も味見をしたのですが、蒸かしたものと違いがわかりませんでした。これで調理の幅がずいぶん広がるようです。これからの給食がますます楽しみになりました。

 今日は、朝は旧園舎の登園。帰りは新園舎からのお迎えで、保護者も新しい、木のぬくもりを感じる園舎を堪能したようでした。しかし、こども達のエネルギーはすさまじく、帰るころには、園舎の一部を修理するくらいテンションが上がっていました。年長も残り2日間しかないので、今日はじっくりと遅くまで遊んでいたようです。保護者からは「いいですね、木のぬくもりを感じますね。」などとおほめの言葉をいただき、職員一同嬉しく思っています。玄関が最後まで工事が残り、こども達の靴が乱雑に散らばっていましたが、職員の献身的な行動で午後8時過ぎには、ほぼ完成に近い状態まで整理されました。35年間の「物」の多さにはびっくりしました。どこにしまっていたのかわかりませんが、次から次へとお宝が発掘され、明日へ持ち越しになったものもあります。明日、土曜日は一日掛けて、残務整理整理をしようと思います。なにはともあれ、新年度からは新園舎で保育することができそうです。自分で言うのもなんですが「快適です」一度御覧になる価値はあると思います。そうそう、もう、3園の方々が見学に来ました。「まだできていないから」とやんわりお断りしたにもかかわらず、「わかってる。でも見せろ。」という強引な見学でしたが、引越し最中でまだ部屋の雰囲気が出ていない中での見学だったので、参考になったかどうか、少し心配な園長でした。

 まだ、木の香り、ラッカーの匂いが立ち込める中、こどもたちは、給食からお昼寝までしっかり行い、大したものでした。セミバイキングの給食もいつもどおりに行い、特に困ったことはなかったようです。子どもの環境への順応性は素晴らしいものがあるようです。本日も午後8時半までかかって引越しの整理を行いましたが、新しい環境にやっと慣れてきたような職員達です。明日からは新しい園舎を思う存分楽しみたいと思います。旧園舎の解体は4月1日から行うようです。楽しいやら寂しいやら複雑な気持ちです。愛着がいっぱいある園舎でしたが、新しい気持ちで新年度を迎えたいと思います。これkまでの皆さんのご協力に心から感謝いたします。これからもよろしくお願いいたします。とりあえず新園舎完成の報告でした。

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彼岸

2013-03-20 21:55:16 | 日記

園長です。

 本日は、彼岸の中日です。春のうららかな日差しの下、本格的な春の匂いがしてきました。ここ2,3日は気温も10度前後にまで上がり、春の訪れを感じさせる気候になっています。

 お彼岸なので、私と妻の本家のご先祖様を拝んできました。最近仕事が忙しく、なかなか本家へ顔を出す暇がなかったのですが、久しぶりに本家の仏壇と墓所に行って、ご先祖様を拝んできました。今は私の弟が家が継ぎ、頑張っています。私はなかなか恩返しができない状態ですが、「代が変わる」ということを最近実感しています。

 保育園は、明日が建築確認と消防の検査の日になっています。今日の様子では「完成」には程遠い様子でしたが、この世界もいろいろあるようで、何とかなるそうです。今日は徹夜で、工事をするようですが、「大丈夫?」と保護者が言いたくなるのがわかるくらい不安があります。そうは言っても、23日は卒園式、それが終わるると引越しをしなければ新年度が始まりません。一応25~28日まで引越し準備期間、29日には子どもたちが新園舎に引越しする予定になっています。現場監督は「大丈夫」と言っていますが、「?」マークが頭から離れない今日この頃です。

 彼岸と言えば「彼岸団子」。最近ではあまり見かけない団子ですが、ちょっと田舎に行けば、まだまだ健在のようです。昨日も元職員の子どもから彼岸団子をいただきました。家庭で作りお寺や仏壇に供えるのですが、お寺では大量に供えられるので、処分に困り、保育園で頂くことがあります。保健所に知れると問題がありそうですが、世間一般には「施し」であり、ありがたく頂戴しています。私は、彼岸団子の3日後くらいの皮が固くなった団子を焼いて、中のアンコをほじくり出して食べるのが好きでした。できたての柔らかい団子もいいのですが、一度冷えて固くなった団子は、ひび割れて悲惨な姿になりますが、焼くことで作りたてより味わいがある団子に変身します。世の中「若ければいいってものではありません。古いものにも味わいがあるのです。」という状況になります。最近はつくりたて、鮮度が重要視されますが、そもそも鮮度が一番の魚の刺身は、「少し置いてから」料理するほうがおいしいのです。釣りたてがおいしいというのは、釣り人の言い分であって、マグロもぶりも何日か熟成させてから料理すれば絶品になります。私が釣りをしていたころは、大物が釣れて、どうしてもその日のうちに食べたいときは、釣った魚を新聞紙にくるんで一日外に放り投げておき夕方料理をします。その他の時は、冷蔵庫に入れて2,3日後に刺身にして食べます。釣りたての魚は、うまみも少なく、ただ生きのいい「こりこり」した触感だけです。東日本大震災以降海に釣りに行くことはなかったのですが、今年は久しぶりに海に釣りへ行こうと思います。

 八戸地方は「暑さ寒さも彼岸まで」というこわざと「彼岸じゃらくは4月中ごろまで」という実績があり、判断に悩ましい季節がやってきました。本来はこのまま春のなってほしいのですが、ところがどっこい、入学式のあたりに重い湿った雪が大量に降ることがあります。明日の気温は相当低い予想ですので降水量によっては「彼岸じゃらく」になりそうです。

 明日は、建築確認の検査の日。暖かい日差しの中でゆっくり検査してほしいと思っています。神様、お願いです、検査が通るようよろしくお願いいたします。

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変遷

2013-03-06 21:50:12 | 日記

園長です。

 やっと春めいてきました。時折吹く「春一番」には閉口しますが、確実に雪解けが進み、春に近づいています。

 新園舎のほうも保護者から「大丈夫?3月中に完成するの?」という不安の声が聞こえますが、こちらも確実に完成に向かっています。なにしろ卒園児が工事の一部を担ってくれていて「大丈夫、任せてください。」と頼もしい言葉を言ってくれたのです。彼は内装担当なのですが、今日は階段周りのクロスを貼ってくれたようです。園舎内は、たくさんの工事関係者でごった返しています。内装、電気、木工事、屋根、床張り、天井張りなどそれぞれの役割を確実にこなしています。来週には家具、設備器具が搬入され、最終局面を迎えることになります。25日からの引越しに間に合うよう現場監督もふんどしを締めなおしているようです。

 引越しを前に、35年分の書類を整理しました。35年分の書類は、1年ごとに箱に入れ、整理していたのですが、何しろ量が半端なく多く、仕舞場所に困っています。1日がかりで平成14年度以前の書類を整理しました。永久保存の書類は少ないのですが、10年保存の書類は結構多いので、廃棄しやすい10年以上の平成14年度分の書類から整理したのです。監査のためにとっておいたのですが、今では「宝の山」改め「ゴミの山」になっています。不思議なのは、35年前の書類は小さい段ボールに十分余裕で入っているのですが、昭和から平成に変わるころから、大きめの段ボール箱でも入りきらないほど書類が増え始めました。平成15年を過ぎると、段ボール2箱でも足りないくらいになっています。それだけ書きものが増えたということだと思います。ところが保存期間は1年から永久保存まで多岐にわたるので今まで手付かずにいたのです。とりあえず、永久保存の書類は少ないので昭和53年から平成14年まで20年分を整理しました。その中で3年保存の「園便り」は当時の事件や子どもたちの様子が良く描かれていて面白かったので開設の年からとっておくことにしました。私も昭和63年から園便りの「園長から」の欄を担当していますが、なんと25年も毎月書いていることに我ながら感心しています。途中、主任や副園長にも応援を頼んだこともありましたが、それにしても25年は立派なことだと思います。機会があったら単行本にでもして販売しようかなとひそかに思っています。(なんてね、支離滅裂の文章なんか誰が読むもんですかね。)それでも、私が園長になりたてのころは、一生懸命書いていたのがわかります。文章は乱雑ですが、心と心意気が伝わってきます。いま読み返してみると、顔が火照るような大胆なことを書いています。私も若かったなあと改めて感じました。

 平成15年からの10年間はこれから整理しますが、どんな宝物が出てくるか、楽しみです。それにしても「どうでもよいような書類」のなんと多いことか。書き物を書く時間があったら保育士ももっと子どもたちと遊ぶことができたろうに・・・・と思います。どうにかならないもんですかね。考えさせられたひと時でした。

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