1月もいよいよ最終週に入りました。大寒も過ぎ、来週の2月3日は「立春」です。前日の2日は何十年ぶりかで「節分」です。暦には不思議なことが数多くあります。4年に一度の「うるう年」もその一つですが、節分も何十年か単位で2月2日になるそうです。世の中にはいろんな不思議があり面白いですね。しかし、新型ウイルスの影響で「いつも」の行事が普通に行うことが困難になってきました。私たち人間の歴史はたかが2,000万年くらいしかありませんが、コロナウイルスは何億年も前から存在しています。地球の歴史を見ると40億年前から「環境に適応したものが生き延びる」ことになっています。コロナウイルスも私たちが勝手に「新型」と言っていますが、生き残ったウイルスがたまたま繁殖したのかもしれません。コロナウイルスは今までも、そしてこれからも形を変え、特徴を変えて生き延びていくのでしょう。私たち人間がどれくらいその環境に変化できるか、今その存在価値を問われているのかもしれません・・・。なんて難しいことを考えていたら頭が痛くなりました。
毎日、適当(巷では「いい加減」と言います。)に書いている私のコメントですが、いいのか悪いのかわかりませんが、このコーナーに日々の給食の思いを書いてきたことを紹介したいと思います。今回は2回目です。
1月23日(土) 今日は土曜日。いつもよりはだいぶ静かな園内です。新型コロナの感染拡大が収まりません。感染者は一向に減る様子はないようです。注意することに越したことはないのですが、防止策は限られています。このウイルスは子どもはかかりにくいということでしたが、最近は学校等でも発生しています。青森県内でも保育園でのクラスターが発生しました。全国で58か所の園が休園になっているそうです。休園ということは園児あるいは職員が感染していたということです。なるべく臨時休園はするなという国のお達しですが、実際感染者が出たら休園しか対策はありません。保育園でも感染者や濃厚接触者が出た場合の対処方法(県からの通知)を玄関に張り出していますので確認をお願いいたします。
さて、本日は子ども達の大部分が好きだという「コロッケ」と「肉団子スープ」でした。コロッケは自家製です。たまに焦げた色もありますが、中身は大丈夫。中にトウモロコシが黄色で存在感を主張しています。コロッケにはもちろんとんかつソース。少し甘めが子ども達には評判がいいようです。肉団子スープは肉団子のほかに具がたくさん入っていて、野菜もたくさん摂れるので栄養的には問題ありません。でも具が多すぎて肉団子の価値が低くなっているように思えます。野菜の中から肉団子を探す楽しみもありそうです。そうそう今日のメインは「チャーハン」でした。我が園では「炊き込みご飯」は結構ありますが炒飯はめったにありません。なぜか?チャーハンを作る工程を考えればおのずと解は出てきます。何はともあれおいしい給食でした。我が園の調理員たちは素晴らしい。
1月22日(金) 大寒が過ぎたとたんに寒気が緩みました。昨日の午後から雨模様です。今日も最高気温が5℃まで上がり雪解けが進んでいます。これから一日ごとに春の足音が大きくなります。ただ、昨日「八戸えんぶり」が中止になったと新聞に出ていました。「えんぶり」は「春を呼ぶ」と言われていますが、中止になったことで春は呼ばれないことになりました・・・残念。
さて、今日は異年齢児での食育活動の一環して「おにぎり作り」を行いました。年間を通して行う食育活動ですが「おにぎり作り」は子供たちから人気があります。今回も6人づつ3つのグループに分かれて「鮭」「塩昆布」「ゆかり」の3種のおにぎりを握りました。園全体の人数分を作るので一人当たりの制作個数は結構になります。おにぎりは握った人の個性が色濃く出ます。大きいのやら、小さいのやら楽しいおにぎりが出来上がりました。3月はクッキー作りもあり子ども達が大好きな食育活動です。
チャプチェは春雨、豚肉、人参、ニラ、などがふんだんに入り、子どもたちの好きなメニューの一つです。春雨は喉越しも良く具材がたくさん入っているので食べ応えがあります。ほうれん草のお浸しには人参も入っており彩が良いです。子ども達が作ったおにぎりは「鮭」「塩昆布」「ゆかり」の3種。それぞれが作りたい具材の下で調理員のアドバイスを聞きながら握りました。自分たちが作ったおにぎりは最高です。作ったおにぎりは一つ残らず子ども達のおなかの中に納まりました。
1月21日(木) 久しぶりに最高気温がプラスになりました。雪解けが進む・・・かと思ったらあまり進んではいません。やはり寒の最中、まだまだ我慢の季節です。最近寒の食べ物が新聞等で取り上げられています。大根、豆腐などですが、私が小学生だったころも「寒大根」や「凍み豆腐」など我が家でも作っていた記憶があります。我が家では自家製の「味噌」も作っていました。あの頃は我が家だけではなく隣近所の人たちが集まって、みんなで作っていました。寒くなるとおいしくなるといわれたのが「白い食べ物」。白菜、大根、豆腐など寒の寒さを利用して保存用の食べ物を作っていたのです。ただ、呼び方が不思議でした。寒に作るから「寒大根」、でも豆腐は「凍み豆腐」、決して寒豆腐とは言いません。日本語はどこでどう作られるか本当に不思議です。でも食べるとおいしいので許します。また、寒大根を作る前の大根の葉を干したものを「干し菜」と言い、寒い日の味噌汁に刻んで具にして食べる干した大根の葉は、生で食べるより栄養価も高く、味も格段おいしくなったと思います。
さて、今日の献立は「麻婆大根」。我が園では「麻婆」シリーズはいくつかありますが、大根、ナス、豆腐は代表格です。保育園なのでカレーと一緒で「辛味」は全くありません。人参、キノコ、青梗菜と一緒に豚肉の味がしみ込み、つい、ズズズーとすすりたくなる一品です。サラダは鶏のささ身をほぐしたものとレタス、パプリカの色彩豊かな野菜を混ぜたものでした。昨日が「大寒」だったのでそろそろ寒さも一段落すると思いますが、先人が残した季節に合った食べ物は私たちの食生活を豊かにしてくれるようです。
1月20日(水) 低気圧が北日本を通過し、寒くて強い風が肌を刺します。それでも子供たちは外で雪遊びです。そういえば最近「風邪を引いた」という声をあまり聞きません。たまに「おなかが痛い」という声はありますが、基本的に子ども達は元気です。例年だと、玄関にある「感染症ボード」にインフルエンザが何名とか何とかウイルスが何名だとか記入されるのですが、ほとんど真っ白です。今日は1名がボードに記入されていますが、広がりはないようです。コロナ対策はなんにでも効きそうです。
さて、今日のメニューは「アジフライ」。外側カリカリ、中ふっくら。アジ自体が大きいので食べ応えがあります。こんがりと上がったフライには「ブルドッグソース」が合います。ウスターソースではアジフライの風味が消えてしまいます。レタスの緑、フライの茶色、ソースの焦げ茶色と色合いも良かったです。「にこもり」はゴボウ、ニンジン、厚揚げ、しいたけ、こんにゃく、サツマイモを適当に切り、餡をかけたものです。箸の使い方にはもってこいの食材です。2歳児はちょっとつかみにくいにこもりでした。
1月19日(火) 外は猛吹雪です。雪もすごいが風も強い。視界も相当悪いです。私は目が悪いのですが、それ以上に近くの風景が雪で見えなくなっています。昨年「カマキリの予兆」を書きましたが、まさにカマキリのお告げ通り「大雪」になっています。恐るべし・・かまきり様。今年の秋はもっと大切に扱おうと思います。
さて、我が園では「カレー」のメニューがありますが、数ある中でも「チーズカレー」は特別です。ポロセスチーズをあられ状に細かく切り刻みよそったカレーの上に振りかけます。あんなに小さく切って、さぞかし大変だったろうなあと思っていたら、切り刻んだチーズがあるとのこと・・・。料理の世界も効率化の世界なようです。本当はガスバーナーでチーズをこんがり焦がすととても本格的になるのでしょうが、保育園はそうはいきません。安心安全が求められています。それでも子供たちには大好きなカレーです。数あるレパートリーがあるカレーの献立ですがルーは「甘口バーモント」で一緒です。大人にはカレー風味のシチュー・・・という感じでしょうか。胡瓜と竹輪のマヨ和えは胡瓜と沢庵のマヨ和えと同じくらい人気があります。簡単でしかも食感が良いのでカレーやシチューにはちょうど良いおかずです。スープはわかめで、口の中のカレー味をさっと流してくれます。