園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

春爛漫

2014-04-26 15:08:27 | 日記

園長です。

 今日はとても良い天気です。保育園の「吉野桜」と「枝垂れ桜」が見事に花を咲かせました。初めての桜の開花だったので記録に残そうとあっちへ行ったり、こっちへ来たり、カメラを抱えてうろうろしていました。5月入園の子が何人かいたので今日はその説明会を行いました。最近は夫婦で見学、説明会へ参加する方が多く、父親が目じりを下げっぱなしで子供と遊んでいました。母親は、説明を聞き、父親は保育園の支援センターでのんびり遊ぶという風景が見られます。午後1時からの説明会は、午後3時までかかった人もいて、やはり入園説明は関心が高いことを再確認しました。まあ、私の保育理念の話も30分かかりましたが、みなさんしっかりうなずいてくれていました。自分としては3月の説明会よりもうまくいったと思いますが、これだけは自己満足の領域を超えません。普段は保育士が説明するのですが、一番最初だけは園長の仕事だと思い頑張ります。

 今日の午前中、わが園で保育実習した子が、母親となり、子供とご主人一緒に保育園の見学に来ました。自身も保育士をしていて育児休業中だそうです。実習時代とはだいぶ様子が変わり、新園舎にも関心を示していたそうです。ご主人曰く、「サッカーをしている園に入園させたい。」とわが園を選んだそうです。自分でも学生時代サッカーをしていて、サッカーには思い入れがあったようです。最近は、体を動かすことより、「英語」や「習字」「絵画」など学習面に保育園選びの主眼を置いている保護者が多い中、なかなか珍しい人もいるもんだと感心してしまいました。わが園は、最近、勝ち負けより、ルールや礼儀に重きを置いています(勝てなくなったので・・・。)。過去においては、輝かしい栄光もありましたが、最近はもう一歩のところで優勝旗を逃すことが多くなっています。ちなみに昨年度は「準優勝」と「第3位」でした。いづれも初優勝のチームに敗れています。今年は、「ベスト8」を本気で狙っています。予選敗退だけはなんとか防ぎたいと思っているのですが、子供たちの実力以上の何かがない限り、難しい感じがします。常勝長坂・・・危うし。という感じです。

 さて、明日の日曜日は「結婚式」があります。職員の保育士が結婚します。とてもおめでたい話なのですが、少し困ったことがあります。それは祝辞です。新婦の主賓ということでお祝いの言葉を頼まれたのですが、これが大変。原稿を書くのはどうにかなるのですが、読めない・・・否、見えない。老眼になったため、正規の文字だと全然見えないのです。14ポイントくらいで太字にすれば何とかなるのですが、カッコ悪い。老眼鏡は1個あるのですが、進行が速く、最近はもう合わなくなっています。よっぽど眼鏡を外して、目いっぱい原稿に顔をくっつけ読もうかと思いますが、結婚式ではそれもできないし・・・。暗記するほど頭脳明晰ではなくなったし・・・。困った。どうでもいい会であれば、口から出まかせのあいさつでごまかしますが、結婚式・・・。重い。これがなければ本当に楽しい飲み会になるのですが・・・・。頑張ります。

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白、黄色、桃色、緑

2014-04-19 11:35:45 | 日記

園長です。

 灰色だった世界に春の色が映える季節になりました。桜はまだ咲きませんが、長根運動公園では恒例の「緑化祭り」が始まりました。昨年は新園舎の整備もあり、園庭に植える樹木をこの緑化祭りで決めました。今年は昨年みたいな整備はしませんが、少し環境を整えたいと思っています。

 しらかば あおぞら、南風・・・ご存じ「千昌夫」が歌い、大流行した「北国の春」の情景が、今、まさに現実の風景にあります。白い花びらの「こぶし」、黄色い花が見事に連なる「レンギョ」、ピンクの花びらが咲き誇る「梅」、そして春の息吹を感じて新緑の芽が輝いています。そして春の訪れと一緒にやってくるのが「花粉症」。大人の病気と言われるこの花粉症ですが、今年は猛烈な威力のようです。朝、犬の散歩に出かけても、やたら目がかゆくなります。夜は鼻が詰まり、口で呼吸をしています。途中で自分の鼾にびっくりして目を覚まします。例年、桜が咲くころには落ち着くので、もうしばらくの辛抱だと思います。

 そんな中、子供たちは園庭で「サッカー」の練習をしています。入園式の時に「今年は優勝旗が一つ欲しいなあ。」と言ったせいかもしれませんが、少しだけやる気を見せています。今年の年長さんは、女の子が多く、男の子は小柄で、いつものように「優勝を目指すぞ。」と勇ましい声を上げるには躊躇してしまいます。その年その年で、いろんな色を出してくれる子供たちですが、サッカーの色には染まらない感じがします。いつもは控えめに「ベスト8」を目指すと言いますが、今年は本気で「ベスト8」が目標となりそうです。練習の成果も期待したいですが、今年は「くじ引き」にすべてをかけなければいけないようです。

 今日は土曜日です。いつもの半数くらいしか登園していません。すごく落ち着いています。外は少し気温が低いようですが根城の広場へも散歩に出かけました。年に何回もない静けさです。たまにはこんな日もいいもんです。

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沢内銀河高原ホテル

2014-04-15 15:19:39 | 日記

園長です。

 あの東日本大震災から3年が過ぎました。震災以降、三陸方面へなかなか足が向かなかったのですが、復興の具合がどの程度進んだのか確認したくて、日曜日に視察に出かけました。国道45号線を一気に宮古まで向かいましたが、途中の海岸沿いの街は依然として建物は立っておらず、盛り土をしているのがせいぜいでした。山の中の道路は素晴らしい高速道路ができており、避難経路の役割もありそうです。海岸沿いにある町には、がれきまではいかなくても震災でできた漂流物がまだあちこちに積んでありました。「仮設住宅」もあちこちで見かけました。復興まではまだまだ時間がかかりそうです。東京オリンピックで浮かれていられない状況だと心から思いました。宮古市浄土ヶ浜の第一駐車場も仮設住宅が立てられ、避難生活を余儀なくされていました。あの観光地の近くに仮設住宅があること自体、不思議な感じがしたし、否応なく現実を思い知らされました。一日も早い復興を願わずにはいられませんでした。

 朝8時に出発した「震災復興視察隊」(私と妻)は、浄土ヶ浜で念願の「青の洞窟」を「ざっぱせん」に乗って見学しました。波は穏やかでしたが、気温が8度しかなく、風が身を切るようでした。12時前だったのですが、青の洞窟は「素晴らしい…」という一歩手前の青さでした。やはり太陽の位置と季節が青さの要因だそうで、時間帯が悪かったようです。それでも洞窟の中に入ると神秘な世界が広がりました。洞窟の奥に穴がありますが、これが有名な「八戸穴」だそうです。昔、潮が引いた青の洞窟に犬が迷い込み、数日後に八戸の「種差海岸」で見つかったという話です。こういう話は全国に数多くありますが、それでも宮古と八戸の関係には驚かされました。

 昼食に三陸名産の今が旬の「花見牡蠣」を食べようと、宮古魚菜市場に立ち寄りましたが、並んでいた牡蠣は「加熱用」でした。不思議に思い訳を尋ねると「花見牡蠣」は昨日で終わりました、という。今度は今週の土曜日に水揚げされ「牡蠣祭り」も催されるという。妻曰く「やはりねえ・・・。」。私は昨年は「雨男」、今年の入園式は「雪男」と呼ばれた男です。自分では自覚がないのですが、楽しいことを考えるとことごとくそれがだめになる男だそうです。そんなこと言われても困るのですが、とにかく牡蠣がないそうなので、マグロの刺身を買い、妻が「万が一」を考えて持参した「おにぎり」を車の中で食べたのでした。

 さて、その後、北上山地を横断し、盛岡から国道46号線を秋田方面へ向かい、御所湖から横手方面に走る県道1号線を夕日に向かい走りこと40分。雪がまだ1メートルもあろうかという、西和賀町沢内に着きました。春どころではなくまだ完全に雪のなかでした。ここは「地ビール」発祥の地、沢内銀河高原ビールの工場があるところです。ホテルは工場に隣接していて予約があればいつでも見学可能だそうです。本日はここで妻と二人で「地ビール三昧」の予定です。午後6時30分に夕食の予定を入れ、5時過ぎには温泉の中に・・・。1日で約300キロ走ったので老体には堪えます。弱アルカリ性の温泉は、大根に味が浸み込むように「ジワリジワリ」と薬効が効いていく感じです。外の露天風呂も最高です。温度も適温。ビールをおいしくいただくためにサウナにも入りました。日曜日ということもありお客は約20名くらい。風呂は貸切り状態でした。

 お待ちかねの夕食タイム。まずは「白ビール」。これは最近発売された飲みやすいビールで、私たちは「ビール1杯無料」の特権付きです。特権はすぐに使い果たし、4種類全部を飲み干しました。妻はビール党なので黒ビールとスピルナーを半々づつの「ハーフアンドハーフ」で最後の仕上げをし、私は、地酒を1杯。なんとも幸せな時間を過ごしました。

 8時から「星空観測」があり、妻は浴衣の上からズボンを履き完全防備・防寒で天体観測に出かけました。私は・・・もちろん2回目のお風呂です。結果は、お月様が明るすぎてホシはあまりよく見えなかったということです。私は露天風呂から満点の星空・・・を仰ぎ見ていました。(眼鏡を外していたので、明るいお月様と2,3の明るい星しか見えなかった。)

 翌日は、北上市へ出て、「展勝地」という桜の名所に立ち寄りましたが、「桜祭りは4月16日から」ということで、準備の真っ最中。ここでも「やっぱり」という妻のつぶやきを無視して、まだつぼみの桜並木を歩きました。出口で、大きな幹から直接咲いていた1輪の桜をカメラで撮影し、証拠写真としました。今回は500キロを運転し、肉体的には過酷な旅でしたが、とても楽しい時間を過ごせました。また機会を見て出かけたいと思います。

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うぐいす

2014-04-11 09:24:45 | 日記

園長です。

 雪は消えましたが、まだまだ肌寒い日が続いています。新年度が始まり2週間が過ぎました。春らしい穏やかな天気は2日と続かず、今日も朝、みぞれが降りました。桜のつぼみはそれなりに膨らんでいるようですが、わが保育園の「吉野桜」と「枝垂れ桜」のつぼみは固く、咲くのを拒んでいるみたいです。一昨日、卒園児のおじいさんおばあさんが久しぶりに保育園に来園しました。黄色く咲いた「福寿草」をお土産に・・・。昨年もいただいたのですが、今冬の大雪のため、なかなか芽が出ず、今になってやっと1センチほど濃緑の姿を見せています。いただいた「福寿草」は日当たりの斜面にあったらしく、太くたくましい幹に周囲を明るくさせるレモンイエローの花をびっしり咲かせています。そこだけ春が来たような感じです。

 今、午前9時30分ですが、雪が降っています。いや、「吹雪いて」います。一瞬のうちに地面が白くなりました。桜前線は福島県辺りまで来ているらしいですが、八戸の春はいつやってくるのでしょうか・・・。

 そんな中、先日、我が家の飼い犬、大型犬「ごん」の散歩をさせているとき、いつもの山道で「ホーホケキョ」と鶯がないていました。梅も桜もまだ咲いていないのですが、猫柳の枝で一生懸命春を告げていました。その日は太陽が出ていたのですが、風が強く、初鳴きにしてはかわいそうな天候でした。先ほどの吹雪はあっという間に収まり、みぞれの天気になりました。今頃あの鶯はどうしているのでしょう。巣つくりに勤しんでいたみたいですが、今日はひと休みしているのでしょうか。早く、元気な歌声を聴きたいものです。

 昨日、地元の気の合う園長仲間が集まり、送別会を行いました。私がこの世界に入りお世話になった「勉強会」のメンバーです。結成以来34年。為にならないことに一生懸命取り組んだ仲間でしたが、今回、その中の中心メンバーが退職することになり、お別れ会を計画したのです。この日集まったのは、9人。もともと10人でスタートした勉強会ですが、一人減り、二人減り、たまに一人増え・・・と紆余曲折しながら34年がたち、現在もメンバーの顔触れは変わりましたが10名で飲み会をしています。今回引退した園長は、大変お酒が好きで、保育園にいるより飲み屋にいた時間が多いかもしれません。一時体調を壊し、大人しくしていましたが、存在感のある偉大な園長先生でした。酒と旅行が好きで、いろんなところへ行き、酒を飲んだものでした。特に話題に上がったのは「奄美大島」「松山」「島根」「金沢」「網走」「大間」「熊本」「佐賀」の研修旅行の話でした。私もほとんど随行したので彼の武勇伝はすべて知っています。特に佐賀の研修では、夜の研修がメインになり、飲み屋のお姉さんにタクシーでホテルまで送ってもらったときは、すでに夜が明けていました。でも地元の人たちと当時まだ有名ではなかった「関サバ・関アジ」を求めて飲み屋街をさ迷い歩いたことは貴重な経験になっています。世の中は面白いもので、真面目に行ったことはあまり印象に残っていませんが、ハチャメシャなことをした時ほど細かいところまで覚えているものです。この園長先生は、そんなことしか印象にない園長でしたが、いろんなことを教わりました。これからあのような楽しい時間を過ごせないのは寂しい気がしますが、これからも元気にお過ごしください。今まで本当にありがとうございました。

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新年度開始

2014-04-02 16:54:21 | 日記

園長です。

 ドタバタのうちに平成26年度を迎えました。卒園式のあと、新入園、書類整備、研修会などあっという間の10日間でした。今年は実績報告も例年より多く(その分財政的には助かりましたが)書類作成と領収書整理にだいぶ時間をとられてしまいました。その上、来年度からのこども子育て新制度の研修などがあり、てんてこ舞いの状態でした。わが園では、数年前より、入園・進級式は4月の第一土曜日に開催しているので、そのための書類や資料作りは少しだけ余裕があります。それでも、保育課程・年間指導計画や年間行事計画などは3月2日からの年間反省会の後に嵐のようにやってきます。私は関係ないだろうって?・・ところが当園では私が全部チェックしているので自分の仕事がはかどりません。最近は副園長、主任と役割分担して何とかこなしていますが、老体には堪えます。また、仕事以外の仕事、というのが仕事になるかどうかわかりませんが、青森県保育連合会の仕事、八戸市保育連合会の仕事、社会福祉協議会の仕事、町内会の仕事が重層的に襲い掛かってきます。何度かバッテイングしたものもありますが「地元優先」を貫いて頑張りました。これからは「総会」のシーズン。これにはごくろうさんの意味も込めて「飲み会」もあるので要注意です。

 保育園は、4月に入り、落ち着いた保育を行っています。年度末から取り組んだ、「移行時期」が功を奏しているようです。新入園児は多くないものの朝玄関先鳴いている子を見ると「新年度だなあ」と再確認します。今週の土曜日はすっかり慣れて、入園式を迎えることでしょう。今年は乳児が少なく、折角新築した乳児室は3人しかいません。30人以上受け入れ可能なので、これからに期待したいと思います。八戸市によれば、今年の保育園入園申し込みは例年になく好調だったようです。働く女性が増えたということでしょうか。先日、ベビーシッター事件があり、子供の預け方が問題になっていますが、やはり安心して子供を預けられるのは「保育園」だと思います。これからますます需要が大きくなると思いますが、保育の質も問われているので、こちらにも力を注ぎたいと思います。

 ここ数日、春らしい暖かい天気が続いています。春の陽気に誘われて「園庭解放」利用の親子が、保育園に遊びに来ました。幼稚園に通っている子も一緒のようでしたが、砂場や遊具で遊んでいる姿は、ほほえましい感じがしました。これから、地域子育て支援拠点事業の「ふれあい広場」が始まります。昨年は2000人以上の親子が楽しんでくれました。外部講師の「妊婦ビクス」や「出産後ビクス」などお母さん方が楽しめる内容になっているのも人気の一つのようです。今週末は入園進級式が予定されていますが、週末恒例の悪天候も復活しそうです。「春の嵐」になり、「ところにより、吹雪」だそうです。どうか、その「ところ」にだけは当たらないよう願いたいものです。いよいよ新年度が本格的にスタートです。新しい気持ちで新年度に突入したいと思います。本年度もよろしくお願いいたします。

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