園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

4年ぶり9回目

2015-06-30 15:50:18 | 日記

 園長です。

 今年で27回目を迎えた「八戸市幼児サッカー選手権大会」。たった4園から始まったこの大会も参加20チームを数えるまでになりました。実はもっとたくさん参加したいとの問い合わせがありましたが、これ以上増えると会場の都合で1日で消化できなくなるため、涙を呑んで我慢してもらっています。今年は6月27日の予定でしたが、あいにくの低気圧襲来で月曜日に順延になりました。朝は、初夏とは思えない肌寒い気温でしたが子供たちの熱気に負けてか午後からはサッカー日和の素晴らしい天気になりました。今年から大会長が代わり、初めての大役でしたが、天気は勝てず、これからは「雨のち晴れ男」会長と呼ばれるかもしれません。でもご苦労様でした。

 さて、大会の方ですが、先日行った「勝手にベスト8」はなんと8チーム中6チームが的中しました。的中率75%。高いとみるか低いとみるかそれぞれご意見があると思いますが、とにかく1位通過のチーム予想は的中しました。今回4ブロックを1位通過したチームは、27年前に初めて大会を開催した4チームでした。小久保、藤覚、南売市、長坂。なんと懐かしい響きでしょう。あの時はわが長坂チームは、1度も勝てず、1点もとれずに4位に沈んだのです。私は「仕方ない」と思ったのですが、子供たちが泣き出し、涙を流して嗚咽しているのを見て、「これでは子供たちがかわいそうだ」と一念発起…‥サッカーとは無縁だった私も、少しずつ勉強し、作戦を立て、やっと初優勝したのが5年後。あれから27年…。私も若かった。今では「園長先生頭が白いけど玉手箱を開けたの?」と言われるようになりました。あのころの情熱は今もある…と思いますが、いかんせん、体がついていかない。今は若い保育教諭に精神面のアドバイスを送り、子どもたちには「勝ったらこどもの国へご招待」などと保育ではやっていけないと言われる「ものでつる作戦」に切り替わっています。

 さて、話が変な方向へ行こうとしていますが、無理して戻します。ベスト8には白鴎とこざくらが見事に進出。特に白鴎はひまわりとのし烈なPK戦をものにし勝ち上がってきました。Aブロックは小久保が一人勝ち、ここに負けたチームが敗退。4引き分けで漁夫の利を得た2チームでしたが、PKで白鴎に軍配が上がりました。こざくらは長坂と同じBブロックでした。どうして福聚を推してしまったのでしょう。強そうな「ユニフォーム」に惑わされたとしか言いようがありません。ベスト4は各ブロックの1位が勝ち上がり、今回は実力通りの組み合わせになりました。長坂と小久保は一進一退の攻防の末、0-0でPK戦へ。わがチームはPK大好きの最強3人衆がケリ、2-0で勝ちました。PKのキーパーは相手を惑わせるためそれまで体を張って頑張った正キーパーを体格が大きい子に替え、相手にプレッシャーをかける手段を選びましたわがチームの担任も勝つためにいろいろ考えたようです。決勝は常勝「藤覚」。決勝まで失点0という完璧な守りと得点がここまで18得点という一つ上をいく戦力です。わがチームのキーパーもここまで失点1というスーパーセーブを見せてきましたが得点が9点と少ない。下馬評は藤覚が有利。開始早々藤覚が1点先取。「やっぱり」と思っていたら長坂もまぐれで1点を返し同点。決勝トーナメントは試合時間が15分。予選の10分とは流れが違う。その後藤覚の猛攻に会いまたも失点。やっぱりここまでか・・・と思っていたら、わがチームのキャプテンが目を見張るような強烈なボレーシュートを決め、また振り出しに・・・。いつものチームなら失点した時点で元気がなくなり、顔色が変わるのですが、今回は2度にわたり追いつき、会場も大興奮。長いようで短かった15分は2-2で終了。狙い通りPK戦。最強キッカー3人衆はここでも戦闘モード全開。3人とも相手のキーパーをものともせずゴール。3-1で長坂の勝利となりました。勝ちが決まった瞬間、担任の目から大粒の涙が・・・。それを見ていた保護者達ももらい泣き。この担任は自分がかかわった年長組ではまだ負け知らず・・・。3度の優勝はまるで「優勝請負人」と呼ばれても不思議ではないくらいの女神様です。この優勝で4年ぶり9回目の優勝ですが、この優勝の感激は味わったものでないとわからない「麻薬」みたいなものです。全チームが味わってほしいと思います。

 閉会式では深紅の優勝旗をいただき得意満面の子どもたちでした。最後にサプライズがありました。わが園でも応援しているバンラーレの選手がスポンサー(吉田産業)さんから子供たちへのプレゼントということで、各園にサッカーボールが渡されました。新井山キャプテンら3人から各園のキャプテンに手渡され大喜びの子どもたちでした。バンラーレは今年ファーストステージで優勝。セカンドステージもここまで2勝と、J3を目指して頑張っています。是非優勝して八戸にJリーグのチームを誕生させてほしいと思います。この場面は青森朝日放送テレビにも放映されました。本当にありがとうございました。

 保育園に帰ったら優勝旗が飾ってあり、お迎えの父兄から「また勝ったの?」と言われましたが、何回優勝してもあの瞬間はいいものです。保育園全体が一つにまとまったような不思議な感覚になります。これが保育園の歴史になり、伝統となっていくのだと思います。今回のベスト4はどのチームが勝ってもおかしくないくらいいいチームでした。秋は別会場になる予定ですが、子供たちが元気いっぱい楽しめる場所であってほしいと思います。南郷か新井田か・・・。秋のライオンズ杯がますます楽しみになりました。秋も頑張ろうね、子供たち。これからも応援よろしくお願いいたします。

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雨男復活

2015-06-27 13:45:10 | 日記

園長です。

 本日、久しぶりに雨になりました。これまでず~っと天気が良かったので、サッカー大会当日に雨が降るなんて考えてもいませんでした。昨日のうちにやっておけば、楽しい週末を遅れていたに違いありません・・・。ところで雨が降って思い出しました。実は2年前まで私は「雨男」と呼ばれていました。行事のたびに雨が降り、「園長は雨男だ」と職員や子供たちに言われ続けていました。そしてその年の卒園式のお別れ会で保護者一同から感謝をこめていただいたのが「雨傘」でした。そのせいか、昨年はすべての行事が快晴、しかも「熱中症」まで気を付けなければならないほどの好天気に恵まれ続き、いつしか子供たちは私のことを「晴れ男」と呼ぶようになりました。もらった雨傘は一度も開いていません。今日、「使おうかなあ」と思いましたが、「雨男復活」と言われそうなのでやめました。でも、子どもたちには申し訳ありませんが、農家や畑のことを考えると、恵みの雨になったことは間違いありません。楽しみにしていたサッカー大会は29日の月曜日になります。天気は明日まで雨模様なので結果的には良かったのかもしれません。楽しみは後にとっておきましょう。

 さて、もうすぐ7月です。認定こども園になり保育園と大きく変わることがあります。それは「夏休み」「冬休み」があることです。わが園では7月21日から8月20日まで約1か月設定しています。もちろん1号認定の子だけですが・・・。園によっては長期休業を設定しないところもあるようですが、これから物議を醸しそうです。また、休業中の「一時預かり」についても不透明なところがあり、3週間後に迫った楽しい夏休みが悩みの種になりそうです。7月そうそう八戸市から説明があるようですが、早く正確に伝えてほしいものです。見切り発車の弊害が思わぬ形で出てきています。いつまで霧の中をさまよえばいいのでしょうか。

 先日、私が住んでいる南鹿島町内会の老人クラブ「鹿友会(ろくゆうかい)」のメンバー5人が、当園で行っている「地域子育て支援センターふれあい広場ねっこ」に遊びに来てくれました。その日は1歳未満の「ねっこジュニア」という催物への参加でしたが、貴重な時間が過ごせたようです。最近は核家族化、晩婚化で老人でも独り者が多くなりました。なかなか小さい子供と触れ合うことがないので、とても感激していきました。老人と言ってもまだ元気な人たちなので外へ出歩くことができますが、寝たきりになったらどんな世の中になるのか想像するのが怖いくらいです。でも元気な老人と子供のコラボは見ていてほほえましくなります。年をとると子供に近くなる・・・と言われますが、老人たちの笑顔を見ると本当にうなずけます。また遊びに来てほしいものだと思っています。

 子どもたちのサッカー大会は月曜日に順延になりましたが、カナダでは女子ワールドカップが開催されており、わがなでしこジャパンはベスト4をかけてオーストラリアと対戦します。明日は朝5時からテレビ観戦になる予定です。4年前の感動をもう一度味わわせてほしいものです。「負けられない戦いがそこにある」カナダと八戸で同じ気持ちで戦うことに感動を覚えます。頑張ろうなでしこ、頑張ろう長坂。

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守護神

2015-06-23 14:20:31 | 日記

園長です。

 6月27日は「八戸市幼児サッカー大会」があります。昨日と今日は、その公式練習試合がありました。私は、22日は青森市へ出かけていたので試合は見れませんでしたが、今日はじっくり観戦してきました。その中で感動したのは、ゴールキーパーの見事なセーブでした。今年の長坂チームは、人数も少なく、引っ込み思案の子が多いので、まともな試合が出来るのか心配していましたが、昨年の秋から、担任が少しずつ指導して、「成美カラー」を作ってしまいました。成美というのは担任の名前ですが、子供たちは担任の性格が良く出ます。昨年は「智美カラー」が満開でしたが、成美カラーも負けてはいないようです。その中でも異彩を放っているのはゴールキーパーです。普段から動きが多い子供なのですが、試合になって改めて気が付きました。少し目を離すと、ゴールから遠く離れたところに立っている。「ゴールを守れ」というと、3分くらいはゴール前で頑張っていますが、ボールが来ないとどんどん前に行き、ゴールはがらあき・・・。何度はらはらどきどきしたことでしょう。最後の試合で、わがチームの守備陣が乱れ、相手チームの二人がボールを持って抜け出し、決定的ピンチ。1対2ではどうしようもない、失点を覚悟しました。ゴール前10メートルから相手のシュート・・・。その瞬間キーパ ーが横っ飛びでボールにタッチ、ボールはゴールをかすめて駆けていきました。拍手がわきあがったことは当然、担任からは「花丸」コール。私も「ナイスキーパー」と叫んでいました。昨日から試合をこなすこと7試合。得点10はまずまずですが、失点は0でした。まさに「長坂の守護神」です。本番と練習試合は違いますが、6勝1分けは立派な内容だと思います。この調子で本番も頑張ってくれればと思っています。

 さて、私は昨日見ていないのですが、本日他チームの監督から情報を集めたところ、今大会のベスト8が浮上してきました。今回は私が全てのチームを見ていないので「勝手すぎるベスト8」ということで、責任も取らずに予想したいと思います。

Aブロック(小久保  しんごう  白鴎  ひまわり  尻内)

 ここは小久保が久しぶりに元気でした。強豪藤覚と互角以上に戦っており、全体でも上位をうかがえる台風の目になりそうです。あとは残念ながら一長一短があり星のつぶしあいは確実。そのなかであえて挙げると尻内かな。いつも元気な白鴎、ひまわりは今年は控えめでした。新郷も面白いチームですがもう一息か。

Bブロック(こざくら  三条  福聚  虹の丘  長坂)

 こざくらと虹ヶ丘は見ていないので予想しにくいのですが、今日の様子を見ていると長坂が頭一つリードか。2位通過はとても難しい。例年だとこざくら福聚か。ここ何年か三条もいい動きが続いている。実績を買って福聚を挙げたいと思う。

Cブロック(みゆき  こどもの城  根岸  南売市  サンフラワー)

 今日見た限りでは、南売市が優勢。続いて最近低迷気味のサンフラワーが元気そうだ。ユニフォームを新調したのかとてもきびきびした動きのサンフラワーだと思う。番狂わせがあるとすればこどもの城か。「今年は参加することに意義あり」という園長の言葉は、鵜呑みにはできない子供たちの動きでした。

Dブロック(すぎのこ  城下  むつみ  小中野  藤覚)

 ここは藤覚と城下で決まり・・・かな。いつも元気な小中野は今年は静かだ。むつみは応援団が元気だ。たまに「神風」が吹いて大活躍するが、今回は残念ながら2強の一角を崩せる戦力は整っていないようだ。すぎのこは不明。調子に乗ると怖いチームだが調子が出るまで残れるかが問題だ。

 ということで勝手に選んだベスト8は小久保・尻内・長坂・福聚・南売市・サンフラワー・藤覚・城下でいかがでしょうか。ここ数年パーフェクト予想はないのでどこで波乱が起きるかわかりません。まさにこの大会は「戦国時代」。いつ下剋上が起きるかわかりません。くれぐれも安心しないように。長根陸上競技場で行うサッカー大会はこれが最後になります。次回からどこで開催するか模索中です。誰か良い場所を知っていたら情報をお願いします。子供たちのために保護者のためにそして保育者のために・・・・。 

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地震

2015-06-13 09:49:20 | 日記

園長です。

 久々の登場です。ここ1か月頭から毛が抜けるような忙しさでした。保育園から幼保連携型認定こども園に移行したのはいいのですが、制度があまりにも拙速すぎたため、いろんな意味で仕事が後手後手に回り、提出書類も短い期間に提出を迫られるなど、急なことが多く、仕事に見通しがつきません。そしてこの時期、26年度の決算理事会、現況報告書、医療機構への事業報告書など書類書きに追われていた数週間でした。また6月の第1週には大学時代の友人が40年ぶりに八戸へ遊びに来たので、そのお供で青森の「わらっせ」と五所川原の「立ちねぷたの館」に行ってきました。立ちねぷたの館は私も感動しましましたが、友人「こんなねぷた初めて見た。すごい。是非本物の祭りを見てみたい。」といっていました。五所川原はこの祭りが市の一大イベントで、市内のホテルや旅館はいっぱいになるそうで、テント持参で来るよう勧められました。ホンマかいな・・という感じでしたが、ガイドさんを信じることにします。保育園では親子バス遠足が行われ公私ともに多忙な期間でした。今は「定款変更」を残すのみとなったので、少しだけ息をついています。来週は青森県保育研究大会、保育士養成校との懇談会、誕生会などが控えています。忍法「分身の術」を使いたくなる気持ちです。

 さて、最近、火山の爆発や地震が頻発しています。今日の朝も地震がありました。あの3.11から地震があると心臓がドキドキします。4年経ってもからだの隅々まであの時の瞬間が浸み込んでいるみたいです。最近感じるのは「地震が長い」ことです。揺れが小さくても長い時間ゆれていることが多いです。最初は「あれ、めまいがする。」という感じの揺れが続き、次第に大きくなりますが、予想とは裏腹にあまり大きくならず、収まってしまうことが多いのですが、頻繁に起こると、何か別な予兆かと心配になります。地震もさることながら、「火山の噴火」が気になります。日本は火山列島なのでどこで噴火が起きても不思議ではないのですが、御嶽山を初め、箱根、浅間山、口の永良部など危険な噴火が続いています。私が良く通る「八甲田山」「十和田湖」も危険火山に指定されました。ついこの間酸ヶ湯温泉に行きましたが、のんびりとした気持ちと「危険が危ない」と感じる気持ちとが入り混じり、心「あずましく」はなりませんでした。一体この先どうなってしまうのかとても心配です。日本の象徴「富士山」に飛び火しないことを祈るばかりです。

 今日は土曜日。保育園は静かです。世の中の週休二日制がやっと浸透してきたせいでしょうか。平日の3~4割くらい少ない登園数になっています。認定こども園になって何が一番変わったかというと・・・子ども人数が増えたことと職員が増えたことです。教育保育内容はこれまでもしっかりやってきたので相違は感じられません。それと「新制度」になったことで書類関係が増えたこと。保育料の収納事務が大変なこと特別保育の提出書類が複雑になったこと等があげられます。一番大変だったのは「広域入所」の扱いが市町村ごとで対応が異なっていたことです。6月になってやっと落ち着いてきましたが、これはもう少し市町村間で連携を密にしてほしいと感じています。まだまだ成長過程の新制度ですが、落ち着くまで2,3年はかかるのではないでしょうか。とりあえず今年1年間は様子を見たいと思います。

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