園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

八戸三社大祭

2013-07-31 11:09:47 | 日記

園長です。

 さあ、今日から290年の歴史と伝統を誇るわが郷土自慢の「三社大祭」が始まります。今日が「前夜祭」で豪華絢爛な山車が27台街中に繰り出します。本番は8月1日の「お通り」と8月3日の「お還り」の三社の武者行列と三社のつけ祭りとしての27台の山車の行列です。私が小学生のころは9月の初めや8月の21日からの秋祭りだったのですが、青森の「ねぶた」や弘前の「ねぷた」に連動させ、夏祭りとなってしまいました。しかし、この時期はまだ梅雨が明けない時が多く、毎年天気とにらめっこが続きます。今年もまだ梅雨明け宣言がないのでとても不安です。気温も25度まで上がることは滅多になく、少し肌寒い日々が続いています。

 さて、今年は長坂保育園が改築したこともあり、根城新組町の山車組から保育園でお祭りに参加しませんかと誘いを受け、アンケートを採ったところ、30数名の子供と10数名の保護者が参加することになりました。いろいろ規制がある伝統と秩序を重んじる祭りなので、お通りはダメ、3日のお還りに参加することになりました。私たちとしても土曜日の方が参加しやすいので大賛成でした。問題はどうやって現地まで行くか。主催者側発表では毎年30万人近い人出で埋め尽くされる沿道をどうやって出発地点までたどり着けるか・・・です。基本は現地集合、現地解散ですが、保護者が参加できない子供は職員が引率です。職員も私を含めて6名が参加します。いづれもお祭り大好き保育士たちで、中には「おみこし」を担いでいる保育士もいます。私は、十数年前は我が家の子供たちと参加していましたが、一番下の娘が2歳で参加した時、お祭りの大太鼓の音に驚き、それ以来祭りが嫌いになり、私も参加しなくなりました。昔はこの時期になると、なんかそわそわし気分が高揚したものですが、最近はテレビ桟敷で鑑賞することが多く、感動も少なくなりました。これを機に郷土の祭りを再確認していきたいと思います。

 お祭りが終わると、保育園は「お祭りごっこ」が始まります。洗面器を伏せて小太鼓代わりにし、何人かそろって叩いて遊んでいます。保育園には横笛もふける保育士もいるので一緒に盛り上がっています。小さいころから地域の祭りに参加し、地域の一員として行動することは、子供たちにとっても地域にとっても大切なことだと思います。親以外の大人との関わりは子供の成長に欠かせないものです。コミュニケーション能力はこういうところから育まれていくのです。

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天気予報

2013-07-28 14:28:04 | 日記

園長です。

 最近の天気予報は、良く当たる。本当は雨が降ってほしくないから予報を調べるが、悪い時こそ良く当たる。昨日行われた「夕涼み会」も雨に翻弄された。1年に一度しかないお楽しみ会なのに、雨に降られては、楽しみも半減だ。「朝涼み会」にしておけばばっちりの天気だったが、「夕涼み会」だったために、6時開演の1時間前に、大雨と雷と見舞われ、「雨男」が私だったことが判明してしまった。朝からパソコンを開き、「アメダスの雨雲情報」を1時間置きに調べ、一喜一憂していたが、3時半ころに「外で行う」決断をしたら、予報は午後4時30分に「雷雨」・・・・。確かに怪しい天気にはなりつつあったが、多分大丈夫だろう・・・と。ところが、午後4時30分、雷とともに大粒の雨が・・・。午後5時30分ころには上がったが、準備は「園内開催」で完了。

 しかし、雨が降ったにもかかわらず、大勢の来客にてんてこ舞い。どうやら卒園児の親たちが子どもといっしょに「新園舎見学」も兼ねて誘い会ってきたらしい。いくら広くなった園舎でも、夜店と休憩場所でごった返し。急きょ外での休憩もオーケーにしてなんとか捌いたが、どう考えても、園内での「盆踊り」は無理。という結論に達し、長坂恒例の「カラー影絵」と「盆踊り」は、雨上がりの外で行うことに決定。当然、インターネットで雨雲の動きを調べて、決断した。おかげでそれ以降雨は降らず、午後8時には無事全てが終了した。記念すべき「新園舎」での最初のイベントは、運動会に続き雨に翻弄されてしまった。保護者からは「雨男は園長先生だったんですね。」と見破られてしまった。それでも、外の行事は、天気に左右されても、こども達の解放感と大人たちの達成感で充実したものになりました。夜店は、今年から恒例の「焼鳥」がなくなり、「親の背中&後姿」が少ししか見られませんでしたが、皆さん、こども達のために一生懸命楽しみながら協力してくれました。「どうせやるんなら楽しくやりましょう。」という保護者の姿勢には私たちも見習うところがありました。あまり義務感にとらわれず、臨機応変に「何とかなるさ。」の気持ちが調度よいようです。

 ところで、先ほどテレビを見ていたら天気速報があり、「これまで経験したことがない大雨」注意報がでていました。最後には「命を守る行動を」・・・。これってすごい雨が降っているということですよね。初めて効いた「これまで経験したことのない大雨」という予報は、これからもあるのでしょうか。今年は天候が優れず、八戸地方は夏なのに過ごしやすい日々を送っていますが、西日本や関東地方は猛暑に見舞われています。これってやはり「地球温暖化」の影響なのでしょうか。ゲリラ豪雨、竜巻、大雪・・・。なかなか思うようにはならない気象現象ですが、おかげで天気図が読めるくらい詳しくなりました。そろそろスカッとした夏空が広がる「快晴」の予報が欲しいものです。お天気の神様どうぞ8月3日は絶対雨を降らせないでください。お願いします。

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ラムネの湯

2013-07-22 17:08:25 | 日記

園長です。

 昨日、久しぶりに温泉へ行ってきました。参議院選挙を済ませ、妻と3番目の娘と「どこかへ行こうか。」というと、温泉へ行きたいという。青森県は全国でも有数の温泉県であるが、市内の温泉は、当たり前すぎて面白くないので、思い切って、「八甲田温泉 遊仙」へ行くことにしました。ここには、全国的にも有名な(最近のようですが)炭酸泉があります。別名「ラムネの湯」。それはそれは体に良いそうです。私はまだ入ったことがないのですが、聞くところによれば、温度は高からず、低い。寒いくらいの温度で30分以上はいらないと効き目が薄い。湯に入ると体にまとわりつくように気泡が発生し、なかなかいい気分になるそうだ。しかし、入浴料が800円と高い。通常の温泉と一緒だと1000円。普通は500円なのでだいぶお得なのだが、通常の湯に入っても十分温泉気分を味わえる温泉だ。湯船は4つあり、源泉は同じだが温度が違う。私は少しぬるめのお湯に時間をかけてはいるのが好きなので、いつも一番ぬるい湯船に入る。外には露天風呂が2つあり、硫黄のにおいがプンプン。ここも、少しぬる目と熱目がある。天気が良かったせいか、一時、アブが飛んできて、上がるに上がれない状態になった。空は青く、白い雲がポカリと浮いた穏やかな景色を眺めながらの入浴は最高だ。露天と内湯を何回か出入りし、温泉気分を味わい尽くした。時間はたっぷり1時間30分。露天風呂に入っていたのが長かったので少し日焼けをしたようだ。何回も言いますが、私はお肌が弱いのです。そうこうするうち、妻たちと約束の時間になったので仕方なく上がったが、妻たちはそれから30分もしてから上がってきた。実に2時間入っていた。さすがに「うだって」はいなかったが、垢擦りをしたとかで湯上り美人になっていた。私はあまり垢が出ないのでいつも妻たちを「こびたかり」と言って叱られている。ここの湯は、石鹸もシャンプーも使えるが、緑色に輝く内湯は体中が温まり、温泉効果は絶大だ。嘘だと思うなら入って見て・・・。

 ラムネの湯には、いつか入ってみたいが、自分のペースで入りたいので、一人の時に行きたいと思う。本当は風呂上がりのビールなど最高なのだが、なかなかそうはうまくいかない。今度は「ノンアルコール」のビールを隠し持って行こうと思っている。露地物のキューリがあれば最高だ。そういえば今日は「酒場放浪記」が入る日だ。吉田類さんは温泉にはいかないのかな。たまには「月見酒」「花見酒」の場面も見たいものだ・・・でも類さんの裸を見てもしょうがないか・・。そちらは夜遅い登場の「女酒場放浪記」にお任せしよう・・・。

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童話会口演

2013-07-20 15:28:58 | 日記

園長です。

 本日、保育園にお客さんが4人来園しました。大分県、岐阜県から一人づつ、東京から二人でした。平均年齢は・・・かなり高い。皆さん高度な話術を持っており、とても楽しい方々でした。この人たちは、「全国童話会」のメンバーで、八戸童話会90周年をお祝いしに来八したのでした。昨日、大々的に記念式典を行い、本日は保育園、幼稚園、児童館など10か所以上で「おはなし」をしに回っているそうです。わが園には4名の方が来園し、3名の方のお話を聞きました。岐阜県から来たおじいちゃんの話は、「おばあさんの時計」という題で、体全体を使い、声も大きく、抑揚が聞いた話し方で、子供たちも真剣に聞いていました。予定では30~40分くらいという時間でしたが、子供たちの聞く態度に感心して、予定外の追加口演(こうえん)になってしまいました。約1時間にわたり、述べ4人のお話を聞くことが出来ました。子供たちは偉かった。15分の長い話もしっかり聞いており、わかりにくいジョークにも鋭く反応し、話し手を大いに盛り上げてくれました。一番若い東京からの女性は、現職の幼稚園教諭ということで、手遊びも含めた面白いお話をしていただきました。新園舎にも大変関心があるようで、さすがに専門性を刺激されていたようです。タクシーを15分以上も待たせてお帰りになりましたが、子供たちにはよい刺激になったようです。2月にも「八戸読書団体連合会」の皆さんが来て、お話や紙芝居をしていただきましたが、その時も「2歳児までも静かに聞いていた。」と感心していました。わが園には、本がたくさんあります。いろんなコーナーに「図書スペース」があり、子供たちはいつでも、どこでも本を手にし、読むことができます。自分の好きな本は、表紙がぼろぼろになっても読んでいます。今の時期は「昆虫」の図鑑が人気です。虫博士と言われる子供たちが過去に何人もいましたが、この時期はいつも昆虫図鑑の周りに子供たちが群がっています。保育園では「清潔」「整理整頓」を心がけているので、虫の類はあまり見られませんが、園外へ散歩に行くとき保育士は必ずビニール袋を持参します。行きはよいよい、帰りは恐い・・・保育園に帰ってきた子供たちの手には「ダンゴ虫」「カメムシ」「アリ」などが走り回っています。保育士はそれを見て、身震いしていますが、子供たちの顔は笑顔で、光り輝いています。怖がる保育士にわざと虫を触らせ面白がっています。長坂の子供たちは本当に子供らしい子供です。

 また、長坂の子供たちは「きのこ」も大好きです。先日行った園外保育では、雨の中の散策途中でそれはそれは見事な「たまごたけ」を3本もゲットしました。朱色に輝くこのきのこは、知る人ぞ知る幻のキノコなのです。この日ゲットした幻のキノコは、高さが15センチ、太さ。直径は4センチ、カラオケのマイクくらいの大きさでした。なぜ幻と言われるのか・・・。誰も食べようとしないからです。あの真っ赤な色を見ると食べられるとは思えないからです。実際、ほとんどの人は「毒キノコ」だと思うようです。仮に手にとっても踏んづけてしまうようです。実際無残な姿になったたまごたけを多数見かけたことがあります。今回収穫したたまごたけは、子供たちが持って帰りました。きっと捨てられてしまうだろうなあと思っていたら、「食べました。園長先生を信じています。」と言われ、ドキドキしてしまいました。でも大丈夫、これには絶対的に自信があります。私的にはマツタケとシイタケくらいはっきりと区別することができます。味の感想を聞くと「おいしかった。でも園長先生の大丈夫という言葉がなければ絶対に食べないと思います。」と言われた。大丈夫・・・そんなに簡単に見つからないキノコなので採ることはないでしょう。ホームページの日記のコーナーに写真を載せています。どうぞご覧ください。知っているととてもおいしいキノコです。雨降りの楽しみ方にもいろんなことがあるものです。梅雨も楽しい季節になりそうです。

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掟破り(おきてやぶり)

2013-07-13 13:02:42 | 日記

園長です。

 7月は、毎週のように行事があり、分身の術でも使いたくなるようです。7月7日は「運動会」(6日の予定が雨で順延。その後午後から結婚式)。11~12日は、「北海道・東北ブロック保育研究大会」。そして7月18,19日は「お泊り保育」。7月27日は「夕涼み会」が予定されています。そして、7月31日からの「八戸三社大祭」。保育園でも8月3日の「お還り(おかえり)」には年長、年長組30数名が「根城・新組町」の山車に参加することが決まっています。旬の過ぎた私はこの過酷な状況を乗り切れるのでしょうか。でも、建て替えの定款変更・実績報告も提出し、少しだけ肩の荷は下りたようです。

 そんな中、昨日まで青森市で開催された「第62回北海道・東北ブロック保育研究大会」に参加してきました。参加したというよりは、強制的に仕事をさせられたという感じです。2日目の分科会では司会、閉会式では閉会の言葉を担当され、ノミの心臓は破裂寸前までバクバクしてしまいました。分科会の司会は、自分から選んだものだったので大変楽しく行うことができました。私が担当したのは、第5分科会「家庭や地域との連携による食育の推進」でした。わが長坂保育園でも「食育」にはとても関心があり、これまでたくさんの試行錯誤を繰り返し、「楽しい食事」を目指してきました。まさに願ったり叶ったりの分kぁ位でしたが、司会者に問題あり。普通司会者は、理路整然と進行に努め、質疑応答の交通整理をし、助言者を立てる・・・という役割がありますが、3組ある発表が終わると、参加者よりも先に質問し、質問がないと、参加者名簿を見ながらいきなり指名するという・・・とんでもない司会者だったのです。それが私でした。3組の発表は素晴らしく、嫉妬に狂った司会者は、あらさがしに専念し、あらが見つからないと、自分の保育園の取り組みをとうとうと述べるなど、まさに掟破りの司会者でした。それでも何とか役目を全うできたのは、素晴らしい発表者と理解ある参加者、そして優しい助言者のおかげでした。

 食育は、子供たちにとって欠かせないものです。保育園では、畑つくりからクッキング、保存食など保育園だけでなく、地域のおじいさん、おばあさんも巻き込んでおこなっているので、どうしても紹介したかったのです。野菜つくりもそうですが、普段の保育で行っている「セミバイキング」方式の食事、給食係りの「味見し隊」。調理員とのクイズ形式の問答など子供たちとの楽しい食育の様子を・・・。でもそれはやはり、「掟破り」だったのでしょう。深く深く反省したいと思います。次は司会者ではなく、「発表者」になって参加したいものだと思っています。

 今日は、7月の「試食会」の日でした。9名の参加者が朝から子供たちの活動と給食の様子を見学し、給食の味見をしてくれました。保護者も「食育」には大きな関心を持っているようです。この取り組みをどのように各家庭、各地域に発信していくか、それがわが園の検討課題になっています。それにしても保育は奥が深い。ただ単に「養護」と「教育」が保育です・・・だけでは説明しきれません。今、保育制度が大きく変わろうとしていますが、大人の都合ではなく、子供主体の制度になってほしいと心から思っています。経済効率だけで制度を変えてほしくはありません。子供への費用は「未来への投資」です。国の責任、大人の責任が問われているように思います。  

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