園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

夏は来ぬ(なつはこぬ)

2010-05-25 20:44:55 | 日記
園長です。
 今日は朝から雨が降り、最高気温が10度に達しなかったようです。テレビでは「今年は冷夏の予想です」と言っていたが、今年の天候は一体どうなっているのでしょうか。関東地方は連日真夏日のところもあるそうですが、みちのく青森県に夏は来るのでしょうか。明日の最高気温は9度だそうです。ちなみに最低気温も9度だそうです。これって何?。まるで冷蔵庫で温度調整をしているみたいです。今年は洋服も半袖を着ていません。もうすぐ6月だというのに保育園でも家庭でも「ストーブ」と「こたつ」は離せません。せっかく植えたトマトやキューリの苗も寒そうにちじこまっています。我が家では寒さのため、トマトの苗が枯れてきました。大幅な日照不足と低気温、おまけに強風のためと思われます。
 こども達はそれでも元気に外で遊んでいます。年長組は6月26日にサッカー大会があるのですが、天気が悪くてなかなか思うように練習が出来ないようです。寒さに滅法弱い園長は、ベランダから大声を出して檄を飛ばしていますが、ジャンパーや長靴をはいての練習にはこども達もイマイチ乗らないようで、今年はどうなることやらとても心配です。特に予選ブロックには強豪が集まったので、予選突破が最大目標になっています・・・と思っているのは園長と担任だけで、こども達は「優勝」する気のようです。世の中そんなに甘くないと思っているのは、考え過ぎる大人の悪い癖なのでしょうか。とにかくこども達のためにも天候が回復することを強く願っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やませ

2010-05-23 21:13:53 | 日記
園長です。
 土曜日は「親子バス遠足」でした。おいらせ町の「下田公園」まで行ってきました。この公園は秋になるとハクチョウやガンが北から渡って来て、越冬することで有名です。昨年は鳥インフルエンザの予防で、「餌付け」が禁止になり、ハクチョウの数も大激減したということです。保育園から40分くらいで行けるのですが、保護者からの話によると、あまり知らなかったようです。近いところにもいい場所がたくさんあるのいです。初めてきたという保護者は「初めて来たのですが、とてもいいところですね。」という言葉をいただきました。この日は天気は良かったものの、着いてすぐに「やませ」(東風)が吹き荒れ、お日様が出ている割には、冷蔵庫の吹き出し口の近くにいるような寒さでした。太平洋からの「やませ」はこの時期の八戸には当たり前のように吹き荒れますが、せっかくの遠足が寒さのために楽しさが半減してしまいます。それでもこども達は、親と一緒に遊べる事で大喜びでした。職員も普段あまり話が出来ない保護者とじっくり話が出来る時間があるので、お互い良い時間になったようでした。帰るころには「やませ」も収まり、暖かい気温になりましたが、外で震えるほどの気温は体力の消耗が激しく、午後はとても眠い時間帯になってしまいました。
 今日は、根城地区の小学校のほとんどが「運動会」を行いました。天気は曇りでしたが、「やませ」が強く、こども達も震えながらの競技が続きました。私は2か所の小学校を回りましたが、せっかく「お茶」や「コーヒー」をいただいても、直ぐに冷めて、トイレが近くなってしまいました。来賓の方々も口々に「寒い」を連発していました。そんな中でも小学生たちは裸足と短パンで競技を頑張っていました。午前中の最後には「組み体操」は披露され、寒さのために肩をすくませ、震えながらの「ピラミッド」の完成は保護者からも来賓からも大きな拍手が沸き起こりました。せめて16度くらいの気温で「やませ」でなければ最高の運動会になったことでしょう。今年新1年制になった卒園児たちも一生懸命競技に参加し楽しんでいたようです。大きな声で「頑張れ」というと、はにかんだような笑顔を返してくれ、小学校でも成長を感じさてくれました。長坂の職員も6名ほど応援に駆けつけてくれ、こども達や保護者と情報交換をしていました。幼保小連携はお互いの理解を深めることから始まります。我が保育園は準備が整っているようです。この調子で連携を次の段階につなげたいと思います。それにしても寒い2日間でした。明日からは雨が続くようです。それに比べたらまだ「やませ」のほうがましかな・・。昨日、野辺地から参加してくれた園児のお爺さんいわく「この気候だと、畑作りが心配だなあ。」・・。大丈夫保育園の畑は、少しくらいの「やませ」では、びくともしません。だって熱い心のこども達がたくさんいるんですから・・・。職員の心はもっと熱いかも。だから心配ありません。時々様子を見に来てください。それだけで十分です。愛情という肥しがたっぷりかかっていますから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サラリーマン川柳

2010-05-21 16:04:23 | 日記
 「仕分け人 妻に比べりゃ まだ甘い」
 第一生命が行なっているサラリーマン川柳コンクールの1位作品です。無駄遣いに対する厳しい視線は家庭のほうが重く見ているようだ。かくいう私もお小遣い亭主なので、作者の気持ちは痛いほど解かります。国の無駄遣いは私達の手が届かないところで隠れて行なわれているみたいで、もっとズバッと切り込んでもらいたいのですが、自分の身になると、これだけは勘弁してくれ、と叫びたくなるのも寂しい気がします。
 私には第6位の作品がショックでした。
 「先を読め 読めるわけない 先がない」
ここ数年、雇用の問題が叫ばれていますが、一向に良くなる気配はありません。一時期、派遣社員が大流行しましたが、このお陰で日本の雇用制度は大きく変化し、若者に夢も希望もない社会になってしまいました。職がない。結婚できない。子どもが生まれない。老人が増える。これからの社会保障は誰が支えていくのでしょうか。考えれば考えるほど頭が痛くなります。昨日は、青森市で「青森県保育連合会」の総会が行われましたが、保育制度改悪と並んで少子化による定員割れが地方の大きな問題となっています。大都会では保育所に入りたい人の「待機児童」解消のための問題が大きく取り上げられますが、地方では公立が財源不足のため身売り(民営化)しています。一番の問題は、国が財政難を理由に、地方に権限を委ねようとしている点にあります。生まれた場所で子どもに関わるサービスが違ってくるのです。今でも東京都では乳児一人に50万円をかけています。貧乏な青森県ではその半分にも満たない約16万円です。これからもっとその差が広がるようです。日本人として日本に生まれたからには、どこで生まれようが、同じように手をかけられて育てて欲しいと思うのは私達の勝手な願いなのでしょうか。日本は有史以来「教育」に力を注いできました。どんなに貧しくても将来のために国の責任で子育てを支えてきました。世界一の借金大国日本を支えていくのは、今生まれている子どもたちなのです。すべての家庭のすべての子ども達が等しく育つ権利は国がしっかり補償すべきだと思います。
 先を読んで行動したくても、先がないのでは困ります。子ども達や若者が希望を持って生活できるような日本になって欲しいと強く思う今日この頃です。あきらめるわけには行きません。みんなで力を合わせて行動するときがいよいよやってきました。日本が沈んでしまうのか、「日出ル国」となるのか、ここが正念場です。この先10年、20年の保育制度が、ここ1,2年で決まるようです。良い制度になるよう祈るばかりです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほととぎす

2010-05-18 16:20:03 | 日記
園長です。
 なかなか春がやって来ないと思っていたら、春を通り越して初夏になってしまいました。最高気温が10度未満の日が続いていましたが、先週の土曜日くらいから20度を超える気候になりました。人間の体は気候に敏感に対応するように出来ています。私もいつの間にか半そでシャツを着ています。1週間前はセーターを着ても寒い感じだったのに、驚きです。氷河期の人類も機敏な対応で気候の大変動を乗り越えてきたのでしょう。
 ここ2,3日、犬の散歩が楽しみです。朝日を浴びながらの散歩は、体全体が元気になっていくようです。すがすがしい空気を胸一杯に吸い込み、犬の首からリードをはずし、犬を自由にしながら、しばし鳥の鳴き声に耳を傾けます。遠くのほうから「カッコー、カッコー」と鳴く声や「トーキョートッキョキョカキョク」(またはテッペンカケタカ」)などどと初夏を思わせる鳥たちのさえずりが聞こえてきます。その合間に「ホーホケキョ、ケキョケキョ」と鶯が合いの手を入れるように鳴き競っています。この時期はやはりこうでなくっちゃ・・。冷蔵庫の中に入っているような気候では困ります。ところで、このホトトギスはいろんな鳴き声に聞こえるので有名ですが、実はとても恐ろしい習性をもった鳥でもあります。残虐性が強く、カエルや小動物を捕まえてはカラタチなどのとげに突き刺し、保存食にしたり、自分達では巣作りをしないで、ウグイスなどの巣に、隙間を狙って卵を産み落とし、ウグイスに抱卵させ孵化させるそうです。そして一番早く孵り、他の卵を全て巣の外へ蹴り出し、鶯から育ててもらうそうです。鶯も早く気が付けばいいのに、すこし変だなあ(人間からするとすごく変)と思いながらも自分たちより大きくなった雛にせっせと餌を運びます。なんとけなげなウグイスでしょう。もっと早く気がつけよ。と、つい言いたくなるほどウスラトンカチなウグイスですが、そこが自然の神秘なのです。これに近いことを人間は平気でやっていますが、あとあと問題になることが多いようですので、気を付けましょう。さて、カッコーが鳴くといよいよ保育園では「サッカー大会」の季節になります。月曜日に抽選会がありましたが、くじを引いた年長の担任ががっくり肩を落として帰ってきました。どうやら強豪チームがひしめくブロックのくじを引いたようです。南売市、白鴎、尻内、城下、長坂・・だそうです。相手にとって不足なし。2勝2分けで決勝トーナメントへ進出だ。最近登り坂のチームが目立つチームのブロックですが、きっと相手も「長坂か、いやだなあ」と思っているはず・・。あと1カ月ちょっとの期間ですが、楽しみながら練習をしたいと思います。とりあえず「目指せ、ベスト8」(決勝トーナメント進出)でいきたいと思います。保護者、家族のみなさんの大きな応援と励ましをお願いします。お父さん、お母さんの声援は、こども達の大きな自信につながります。そして、深い深い家族の絆が生まれます。嘘だと思う人は、試しに大きな応援をしてみてください。必ず成果が見られることと思います。よろしくお願いいたします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼の霍乱

2010-05-13 15:28:26 | 日記
園長です。
 何年ぶりかで「風邪」をひきました。多分風邪だと思うのですが・・・。私の体温の平熱は35度台です。37度の熱で体がふらふらになり、38度を超えると歩けなくなります。ここ何十年間は38度を超える熱の記憶はありません。肝臓や血圧はその都度チェックされていましたが、寝込むほどの熱は久しぶりでした。ここ数日、3月上旬の気温が続いており、おまけに雨も降り体調には最悪の天候が続いています。15日は最低気温が3度の予報が出ています。冬に逆戻りしたかのような気候です。お陰でやっと咲いた「山桜」「八重桜」はもう1週間も見ごろが続いています。花が散れないうちに若葉が勢いよく出てきて、新緑と花の微妙なバランスも見られます。今年は「潔い散り際」がなかなか見られない桜の花です。
 さて、昨日一日寝込んだのですが、体が痛くて痛くて仕方がありませんでした。間接と筋肉痛でしょうか。こんなに熱が出たことが無かったので、これまでの悪いところが一気に表面化したのでしょう。11日の夜は保育園から帰って、犬の散歩を犬に引きずられるようにして、18:30に布団に入りました。体中の間接がきしむように痛み、なかなか眠れず、朝を迎えました。朝6時ごろには急におなかが痛くなり、ふらふらしながら倒れこむようにトイレへ・・・。トイレで30分間踏ん張り、また布団の中へ。食事もパス、仕事もパス、犬の散歩もパス。私の思考回路は完全に麻痺してしまったのでした。一日中寝ていても飽きることなく眠れたのは、やはり体調が最悪だったからでしょう。最近は歳のせいか、朝目覚めるのが早くなったと思っていたので、なおさら30数時間の布団の中は驚きでした。風邪をひいても寝込むことはないと思っていた私ですが、考えを下方修正しなければならない年齢になったようです。今日はまだ少しめまいがする感じですが、老体にむちを打って、会議に出席してきました。いつより控えめだったつもりですが、参加することに意義あり・・と言うことで許してください。病気になって初めて健康のありがたさがわかります。少しくらい頭が悪くても、口が悪いと言われても「健康」であればいいのです。健康は命よりも大事なのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする