園長です。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり・・・。ご存じ、平家物語の冒頭にある有名な言葉です。世の中は一瞬たりともとどまらず、絶えず変化しているという意味ですが、最近の私は本当に「諸行無常」の毎日です。年齢を重ねると一日が飛ぶように過ぎていく・・・と老人たちが言っていましたが実感です。
先週の土曜日は、保育園では4か月に及んだ「クラス懇談会&給食試食会」が最後の1歳児で終わり、ほっと一息つきました。今年はほとんどのクラスでほとんどの保護者が参加してくれました。保育園は仕事をしている世帯が多いので、なかなか「全員参加」とはなりませんが、日ごろ挨拶だけの保護者同士の懇談もあり、和気あいあいとした雰囲気で行われていたようです。特に各家庭での情報交換は「よそではどうしているのかしら?」という疑問・質問・不安を直接聞くことができ、とても参考になったようです。私の出番は最初のあいさつと昨年末に行った「保育アンケート」の結果をお知らせすることでした。私としても直接保護者に話をするのは滅多にない機会なので、少し時間をオーバーしてしまったクラスもあり反省しています。この結果をもとに来年度の保育、行事に反映させていきたいと思っています。
その日の夕方からは、八戸市保育連合会の主催の「保育の集い」が市内のホテルで行われました。今年で46回目を迎え、市内の保育士等約750人が参加し、懇親を深めました。八戸市長はベトナムに出張中で不在でしたが副市長、国会議員、県会議員、市会議員、保育関係団体の方々が大勢参加してくれました。式典では11名の永年勤続者が表彰されました。15年以上の勤続が条件ですが、わが園からも昨年に続き1名受賞されました。受賞された方々には心からお祝い申し上げ、これからの活躍を期待いたします。その後懇親会に移り、来賓、参加者とも有意義な時間を過ごしました。最後は「蕪嶋神社再建募金」の贈呈式がありました。私は少し飲み過ぎて赤い顔でステージに上がってしまい、皆さんからの貴重な募金を汚したかなあ・・と思いましたが、なんとか目録を読むことができてほっとしています。募金額は766,666円集まりました。会員だけではなく、保護者からの募金もあったようで、皆様の蕪嶋神社に対する温かい思いが伝わってきました。一刻も早い再建をめざしてほしいと思います。
1日空けた25日は青森市で研修があり、ホテル青森まで行ってきました。冬の青森はまさに「雪国」。この時期だけは八戸に生まれて良かったなあと実感します。八戸はほとんど雪が降らないのですが、同じ青森県なのにこの違いはなんなのでしょう。当日も雪が1メートルくらい積もっていて、とても難儀しました。(時間が早かったので青森駅からホテル青森まで徒歩でいきました。時間は20分くらいかかりましたが、久しぶりに「歩いた」という実感がありました。)青森市内の商店街も「シャッター通り」とまではいかなくても、往時の賑わいからは程遠い感じがしました。滅多に歩くことのない新町通りを歩き、青森県の行く末を少し心配した園長でした。
今日(1月28日)は久しぶりに「何も予定がない」1日です。19日に行われた法人の指導監査で「指摘事項ではありませんが、検討してください」という経理規程細則について整理しています。役所的な事項が多く、私たちには なじまない規定が多く、考えてしまいます。それでも次回はきっと「前回の検討事項はどうなりました。」と聞いてくるのは火を見るより明らかなので少し検討したいと思います。幼保連携型認定こども園になると、保護者との契約なるので「使途制限はなくなる」と言われていたので、どのようなメリットがあるのか聞いたところ、「国や県からは何の連絡もないのでわかりません。」とのこと。新制度になりもうすぐ1年になろうとしていますが、「後出しじゃんけん」に悩んでいます。まさに「拙速」の感がある新制度です。わかり易く、取り組みやすい制度になってほしいと心から思っています。是非改善してほしいのは保育時間の「標準」と「短時間」。申請書から保育料まで複雑怪奇にしているのはここだと思います。ほんと、何とかならないかなあ。