園長です。
目の回るような8月、9月でした。天気も台風やら大雨やらで大荒れ。仕事もあれやこれやで、書類書きが続き、老眼も一気に進んだような気がします。
9月23日秋分の日に次女が結婚しました。長女のときは仙台だったので簡略化したものだったのですが、地元同士ということで、微に入り細に入り綿密な打ち合わせがありました。私はほとんど上の空で聞いていたのですが、妻に言わせると「私達の時はあんなに細かくなかった。ほとんどホテルの人がやってくれたのに・・・。」ということだった。昔はホテルの作ったレールにただ乗っていれば良かったが、今は自分達で選び、作り出す結婚式になったようだ。多分一生に一度の結婚式なので、なるべく思い出に残るようにしたい思いと、させてあげたい思いで、打ち合わせが細かくなったのだと思います。でもそのお陰で、自分で言うのも少し恥ずかしいのですが、感慨深い結婚式になりました。特に娘からの両親宛の手紙をもらったときは、計らずも胸が熱くなってしまいました。自分では何気なく言った言葉が娘には一生忘れない言葉として残っていたことに感動してしまいました。花嫁の父の出番は、きれに着飾った娘と腕を組んで途中まで進み、新郎に手渡すことだけだと思っていました。長女のときは「まあ仕方がないか」という思いでしたが、今回は「残念な気持ち」になってしまいました。新郎の父と私は、同じ高校の出身で、私の2年後輩になります。商売人らしく礼儀正しく、腰は低く、言葉使いも丁寧で、2回ほど家族同士で飲みながら話をしましたが、話題が豊富で新郎より多弁で楽しい家族だということがわかりました。きっと娘を温かく迎えてくれると思います。これから二人で手を取り合って楽しく、温かい家庭を築いて欲しいと思います。
9月24日に孫達が父親の住む「つくば市」へ帰りました。騒がしく賑やかだった孫達ですが、帰った途端、「台風が過ぎ去った」ように静かになりました。妻曰く「いるときはうるさかったけれどいなくなったら寂しいね。」・・・。毎朝、戦場のようだった食卓が、今は夫婦2人だけの静寂時間が覆っています。仙台と違い、今度はなかなか会うこともままならないという思いが一層寂しさを感じさせているのかも知れません。4、2、0歳の3人を抱えてこれから本当に家族だけの生活が始まります。大変だろうけれども頑張って欲しいと思います。これからが夫婦の力のあわせどころ・・・核家族の本領を発揮し、逞しく子供たちを育てて欲しいと思います。
人生、諸行無常の響きあり、世の中は常に変化しています。私達夫婦も元気印だけがとりえでしたが、あちこち、ガタが来て、体調管理のための薬が欠かせないようになりました。朝起きるときも「どっこいしょ」と掛け声をかけないと起き上がれないようになりました。我が家のこども達は4人とも女なので出て行くばかりですが、これもまた人生。今できることを精一杯頑張っていこうと思います。静か過ぎて少しだけセンチになっている園長でした。