園長です。
今年の大型連休は分散型で、長期休暇は取りにくかったそうです。私のところはいつの年でも「暦通り」なので、毎年分散型です。それでも5月の連休は4日もあり、久しぶりにのんびり、ゆったり過ごしました。連休後半には腹痛に見舞われ、早々と就寝しましたが、寝すぎて体中のあちこちが痛くなりました。最近、仕事にかまけて、体を動かすことが無かったので、少しの動作でも体が異常に反応するようになりました。今は背中が痛いです。きっと連休中に寝っころがって読んだ太田和彦の「居酒屋百名山」の読み過ぎだと思います。BS11で毎週火曜日夜10時からの番組に「太田和彦のふわり旅」というのがあり、全国各地の居酒屋を紹介しています。同じような番組にBS-TBS「吉田類の居酒屋放浪記」がありますが、店の種類としては、ふわり旅に出ている居酒屋の方が「格上」のような気がします。歴史と伝統、店主の生き方が伝わってきます。太田和彦さんは日本酒が好きで、飲み方にも一種独特の流儀に従っているようです。一方、吉田類さんは、アルコールは何でもアリ、とにかく飲めればいい・・・風な感じがします。酒の肴も、煮込みや焼き鳥が多く、どこにでもありそうな店が多いようです。太田さんの方は、地方の有名店(高級料理屋ではなく、伝統と歴史がある店が多い)が多く、酒の肴も、一工夫、二工夫して出していることが多い。特に日本酒の特徴を細かく説明してくれるので、一遍飲んでみたくなる気がします。先日は、高松の「美人亭」をやっていましたが、私もその近くまで行ったのですが、当時(3年くらい前)はまだその番組を知らなかったのです。今考えてみると本当に残念な気がします。知らないって罪な事なんですね。
ところで、5月3日に久しぶりに安比川に渓流釣りに行ってきました。天気は最高だったのですが、安代インターを降りる途中、川を見ると「濁流」しかも「洪水」・・・。雪解け水が大量に流れ出し、釣りどころではありません。でも、折角何年かぶりでミミズを買い、準備万端整えたので、思い切って上流まで足をのばし、場所を探しましたが、結局、いつもの場所に戻り、取り敢えず、竿を出してみました。濁流のなかでも、ほんの少し流れが緩やかなところがあり、そこを狙って第一投。何やら根がかりしたようで引いても押しても動きません。仕方がないので、ゆっくり水の中に入り、引っかかっている場所を足で探していると、ゆっくりゆっくり体が傾いていくのが分かりました。これはまずいぞ・・・と思いながら態勢を戻そうにも、いつもの倍近い水流に身動きが取れず、あれよあれよという間に、ゆっくりゆっくり腰から川の中へ水没していったのです。胴長靴の中に水が入り込み、冷たい雪解け水が大量に流入しました。何とか起き上がり、車まで這って戻りました。あ~あ・・・。もう帰ろう・・・と思ったのですが、悔しいので水だけ掃出し、ずぶぬれの上着だけを着かえて、もう一勝負・・・。止めればいいものを・・・。でもその甲斐あって、ヤマメが2匹(18、20センチ)、イワナが2匹(同サイズ)釣れました。10時に竿を出し、11時にはやめました。帰りはもちろん「あすみの湯」という安比の温泉で冷えた体を温め、岐路へ着きました。連休の一日目からこんな状態でした。とにかくどこへも行かなかったのにとても疲れた4連休でした。