花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
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いっぱいの主婦の日記です

北アルプス「燕岳~常念岳」登山紀行・その7

2007年08月13日 | 山シリーズ
一の沢を下って安曇野へ


常念岳から下る(又は登る)登山道としては「一の沢コース」が一番一般的なのですが、去年7月の集中豪雨で、下の林道の何箇所かに土砂崩れが発生しました。

7月末現在では、登山口の2km先までは、指定タクシーのみ通行可能とのことで、山小屋で予約をしてから下り始めました。

ずっと沢に沿って下るコースで、登山道は良く整備されており、集中豪雨の被害の形跡はほとんど見られませんでした。


最初から一気に300mを下ります。
早々にウサギギクやミヤマカラマツのお出迎えを受けて・・・
カメラの出番の多いコースでした

こちらの写真はミヤマカラマツ










白いセンジュガンビの群落が現れた時は少々興奮気味で・・・
何枚もの写真を撮りました。
その横にはイブキトラノオ、そしてヤマハハコも

主人の「オ~イ!」とせかす声が聞こえてきますが・・・
「ユックリ写真を撮りながら下りたいって言ったでしょう」





水の流れる音を聞きながら下る登山道は、時々河原に出て沢を渡ります。

今は水が少ないけど、大雨の後はちょっと危険かもしれませんね。
このような所もあって・・・
「急げ!」と言われてもね~







このコースで見られたたくさんのお花を、non_nonさんのソースで纏めましたのでご覧下さい。
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一の沢の花々
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他にもヨツバシオガマやオミナエシ・・・
名前の分からないお花も沢山目にしました。

そして日影に咲いていたこのお花は「コバノイチヤクソウ」のようですね。
とんちゃん、山小屋さん、ありがとうございました













途中2度ほど小休止して・・・
急ぎ足で下ってきましたが
土曜日のせいか、登ってくる人が多く、「こんにちわ」という挨拶と待機時間が結構ありましたね。
山道は登りが優先なんです。
水の流れも穏やかになってきました。
この辺りでは「ギンリョウソウ」が咲いていました。





午前10時半にようやく登山口に辿り着きました
標高差、およそ1100mを三時間半かけて下ってきた事になります。
登山口にはトイレが完備しており、名水と言われる湧き水が飲めます。
ここから更に林道を2km歩いた所でタクシーが待っているのですが・・・
舗装道路は酷使した「膝」には負担が大きくて、良くありませんね





山の斜面から滑り落ちた大木が林道をふさいでいます
去年7月の大雨での影響がアチコチに見られました。
これではとても車は入れません。



土砂崩れで橋が流されたようです。
大々的な工事をやっていました。












歩行者は森の中に作られた道を進みます。
どう見ても、この夏に車の通行が可能になるとは思えませんでした。







11時過ぎに、タクシー乗り場に到着しました
予約した時間の11時半までには充分余裕がありましたね。

ここの道路状況は安曇野の公式ホームページに載っていますので、これから「常念岳」登山を計画している方は調べた方が良いですね。
こちらをご覧下さい

タクシーの運転手さんに、安曇野温泉「しゃくなげ荘」に連れて行ってもらいました。
そして特急あずさの時間も教えてもらって・・・
それに合わせて迎えにきてもらうことにします。
ノンビリとに入り、で疲れを癒しました。
天ざるも美味しかった

町営「しゃくなげ荘」のホームページはこちらです

こうして私たち夫婦の北アルプス登山は無事に終わり、穂高発2時19分の特急「あずさ」で帰ってきました。

               ☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー

山から帰ってきたら嬉しい知らせが待っていました。
このお盆には、息子一家とお嫁ちゃんの両親も一緒の、恒例の夏旅行「伊豆」に行く予定でしたが、今お嫁ちゃんの悪阻がひどくて取り止めとなりました。
来春、ハー君はお兄ちゃんになる予定です

明日から息子と孫のハー君だけが我が家にやってきます
コメント (24)
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