自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

オメガマン

2014-10-24 | ヘストン

「オメガマン」の本のカバーです。へストンとアンソニー・ザーブ

悟朗さんと家弓さんのご共演作から「地球最後の男 オメガマン」(1975年10月5日NET)をご紹介します。

家弓さんは、デビッド・ジャンセンのTV「追跡者」(日本では1976年8月からNETで放映)に先駆けて、アンソニー・ザーブ(トレンチ警部役)を吹き替えていらっしゃいました。
どちらもNETの放送で、比較的短期間(10ヶ月)の事なので、「追跡者」のトレンチ警部はこの「オメガマン」の家弓さんを意識した配役だったのかもしれません。

悟朗さんは他のシーンでは普通に喋っていらっしゃるのですが、家弓さんとのシーンでは家弓さんばかりがガンガン話している印象でした。(笑)

お二人のシーンから少しご紹介します。

***


元々はニュースキャスターだったマサイアス(家弓家正)

家弓:ロサンゼルス全域にわたっており、全ての病院が運び込まれた病人であふれております。
これと全く同じ状態は、アメリカ本土のあらゆる都市で起こっている模様で、現在全国に戒厳令がしかれています。

***


家弓家正、納谷悟朗
ニュースを見るへストンです。

家弓:人類の滅亡でしょうか。文明が滅びてしまうのでしょうか。月を、そして宇宙を征服して、万能を誇っていた科学も根本から崩れ去る日が来たのでしょうか。
裁きの日は近いと、聖書にもありますね。そう。来ましたよ。今。ここに。
主は目に見えぬ細菌に形を変えて、裁きを下されたのです。

***


日曜日の夕食には正装すると言うネビル(納谷悟朗)
貴族(?)みたいな格好でした。(笑)
相棒(?)のシーザーの胸像に話かけていました。(笑)

納谷:そっとしておいてくれればいいのに。そうだろう?

***

捕らえられたへストンがマサイアスの部屋で対話する場面です。
家弓さんに比べて、悟朗さんがちょっと気だるい感じのセリフ回しで、そのまんまハリーとトレンチ警部みたいでした。(笑)


家弓家正、納谷悟朗

家弓:さて、ネビル君。しばらくお喋りしよう。誰かと話をするのも久しぶりだろう。
納谷:はは。教えてくれ。本当の事を言うと、君ら税務署の人間じゃないのか。
家弓:冗談のつもりか。ちっとも可笑しくない。
もっと真面目になりたまえ。君も元医者だったんだ。
納谷:医者じゃない。科学者だ。
家弓:科学者を定義しようか。全てが失われるまで、何も理解せぬ男だ。
納谷:あ~。成る程。すっかり狂ってる訳でもないらしい。
家弓:言うまでもなく正気だ。人類たった一握りの生き残りを導いていけるのは、私しかいない。
納谷:あ~。それだったら、くだらんゲームはやめるんだ。
そのこけおどしの衣装を脱いで、ちゃんと組織を作ったらどうなんだ。それともこれで満足なのか。
家弓:別に不満はない。
納谷:ああ、何を言ってるんだ。
家弓:組織はもうちゃんと出来てるさ。夕べのやり方でもわかるだろう。
納谷:組織があるならどうして直す方法を見つけない?
家弓:直るもんか!ない。もし方法があるんなら、こうなる前に見つかってる。
光に弱いのは不便だが、耐えてゆける。我慢できないのは君だ。
納谷:俺を必死で殺そうとしてるな。
家弓:夕べは何人殺した?三人か?今日はまだ数えてない。殺そうとしてるのは我々じゃあない。君だ。

***

「地球最後の男 オメガマン」 オメガマン
The Omega Man 1971年 米
1975年10月5日(日) NET 日曜洋画劇場

ロバート・ネヴィル(チャールトン・ヘストン):納谷悟朗
ベン・コートマン、マサイアス(アンソニー・ザーブ):家弓家正
リサ(ロザリンド・キャッシュ):此島愛子
ダッチ(ポール・コスロ):青野武
ザカリー(リンカーン・キルバトリック):田中信夫


へストン(納谷悟朗)

このへストンの映画には動物は出てきませんが、人々のペットの犬とか猫はどうなったんでしょう?
ウィル・スミスの映画では犬が一緒にいましたね。


コメント
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