マーティン・ランドーさんのご冥福をお祈り致します。
ランドーさんと言えば、やはり「スパイ大作戦」ですね。
とてもシャープで隙のないイメージのローランでしたが、ミッション中、まれに気弱な人間に扮している時がありました。
そういう時のランドーさんは特に面白かったです。
悟朗さんも通常は偉い人の役などが多いので、ちょっとビクビクしている様な役柄を演じていらっしゃるのを拝見するのはとても楽しかったです。(笑)
「スパイ大作戦」 ローラン・ハンド役のマーティン・ランドーさん(納谷悟朗)
第3シーズン13話の「欺瞞作戦」と言うエピソードから少しご紹介します。
今回のミッションは敵側のトップスパイ、ステファン・ミクロスにニセの情報を本物だと信じさせる事です。
ウォルター・タウンゼンドと言うアメリカのスパイが、実は二重スパイである事が判明。
タウンゼンドに偽の情報を流しましたが、アメリカにいる彼の連絡員のシンプソンが情報が偽である事を見破り、本国へタウンゼンドが裏切ったと報告してしまいます。
その調査の為に敵側のエリートスパイ、ミクロスがやって来ます。
ローランはまずミクロスに扮して連絡員のシンプソンに会い、その後シンプソンと入れ替わって、ミクロスに会います。
そのシーンからご紹介します。
ミクロスに扮したローラン(納谷悟朗)とシンプソン(島宇志夫)
シンプソンに対して冷たく歯牙にもかけていないと言った感じです。
John Kenneth Muir photo
シンプソンに扮したローラン(納谷悟朗)
さっきとは打って変わって小心な男を演じ切るローランです。
本物のミクロス(横森久)
二人の対話をご紹介します。
横森: シンプソンだが
納谷: はい、何でしょうか?
横森: 注文どおりのガラス細工を作るそうだが。
納谷: どんなガラス細工をご希望でしょう。
横森: 鳥だ。
納谷: それでどんな鳥を?
横森: フラミンゴと白鳥だ
奥の部屋に入ると、ステファンは抜き打ちでそこにあったガラスの置物をローランに投げつけます。
とっさに左手で取ってみせるローラン。
(シンプソンは左利きです。それをステファンが試しました。スパイは一瞬たりとも気が抜けないですね!)
横森: 時に、タウンゼンドが裏切ったと言う訴えだが。
納谷: はい。確かに。私の報告で十分なのに、どうして、こんな・・・
横森: 調査の事か?
納谷: そうです。
横森: 君は報告だけでタウンゼンドを消せると思うか?
納谷: こんな調査を受けるのは初めてですよ。
横森: 君の訴えは本当なのか。
納谷: 勿論。
横森: じゃ、何を恐れてる。
納谷: いえ。私は、何も恐れてなんか。裏づけもあるし。
横森: 見せてくれ。
納谷: それが、ここにはありません。
横森: どこにある。
納谷: ウイロビーの所にあります。手先の。
横森: そのウイロビーを呼び寄せるのにどれくらいかかる?
納谷: 24時間以内に。
横森: 呼べ。
目がねをかけたローランです。
横森: 裏づけは確かだろうな。調査の結果ボロが出る様な事はないだろうな。
納谷: 勿論。
横森: 念のために言っとくが、私は誹謗は嫌いだ。やっかみ半分の誹謗はその際たる物だ。
納谷: 誹謗じゃありませんよ。裏切った確かな証拠があるんです。奴があなたの友達だからって・・・
横森: どうした。
納谷: 友達なんでしょ。
横森: だから?
納谷: とにかく、タウンゼンドが裏切ったため私は危ないんです。
横森: 君の言いたい事は別だろう。ただ一つだけ言っておく。我々は個人的感情に左右されてはならんのだ。いいな。
***
第66話(3-13)「欺瞞作戦」 The Mind of Stefan Miklos
米国初放映 1969年2月23日
日本初放映 1969年6月2日(月)
ステファン・ミクロス(スティーブ・イーナット):横森久
ジェームズ・シンプソン(エド・アズナー):島宇志夫
ウォルター・タウンゼンド(ジェーソン・エバーズ):家弓家正
骨董屋:勝田久
***
マーティン・ランドー マーチン・ランドー
Martin Landau
1928年6月20日~2017年7月15日
ニューヨーク、ブルックリン出身
ニューヨーク・デイリー・ニュースで風刺漫画を描いていた頃のランドーさんです。
本当にお若いですね!
ランドーさんと言えば、やはり「スパイ大作戦」ですね。
とてもシャープで隙のないイメージのローランでしたが、ミッション中、まれに気弱な人間に扮している時がありました。
そういう時のランドーさんは特に面白かったです。
悟朗さんも通常は偉い人の役などが多いので、ちょっとビクビクしている様な役柄を演じていらっしゃるのを拝見するのはとても楽しかったです。(笑)
「スパイ大作戦」 ローラン・ハンド役のマーティン・ランドーさん(納谷悟朗)
第3シーズン13話の「欺瞞作戦」と言うエピソードから少しご紹介します。
今回のミッションは敵側のトップスパイ、ステファン・ミクロスにニセの情報を本物だと信じさせる事です。
ウォルター・タウンゼンドと言うアメリカのスパイが、実は二重スパイである事が判明。
タウンゼンドに偽の情報を流しましたが、アメリカにいる彼の連絡員のシンプソンが情報が偽である事を見破り、本国へタウンゼンドが裏切ったと報告してしまいます。
その調査の為に敵側のエリートスパイ、ミクロスがやって来ます。
ローランはまずミクロスに扮して連絡員のシンプソンに会い、その後シンプソンと入れ替わって、ミクロスに会います。
そのシーンからご紹介します。
ミクロスに扮したローラン(納谷悟朗)とシンプソン(島宇志夫)
シンプソンに対して冷たく歯牙にもかけていないと言った感じです。
John Kenneth Muir photo
シンプソンに扮したローラン(納谷悟朗)
さっきとは打って変わって小心な男を演じ切るローランです。
本物のミクロス(横森久)
二人の対話をご紹介します。
横森: シンプソンだが
納谷: はい、何でしょうか?
横森: 注文どおりのガラス細工を作るそうだが。
納谷: どんなガラス細工をご希望でしょう。
横森: 鳥だ。
納谷: それでどんな鳥を?
横森: フラミンゴと白鳥だ
奥の部屋に入ると、ステファンは抜き打ちでそこにあったガラスの置物をローランに投げつけます。
とっさに左手で取ってみせるローラン。
(シンプソンは左利きです。それをステファンが試しました。スパイは一瞬たりとも気が抜けないですね!)
横森: 時に、タウンゼンドが裏切ったと言う訴えだが。
納谷: はい。確かに。私の報告で十分なのに、どうして、こんな・・・
横森: 調査の事か?
納谷: そうです。
横森: 君は報告だけでタウンゼンドを消せると思うか?
納谷: こんな調査を受けるのは初めてですよ。
横森: 君の訴えは本当なのか。
納谷: 勿論。
横森: じゃ、何を恐れてる。
納谷: いえ。私は、何も恐れてなんか。裏づけもあるし。
横森: 見せてくれ。
納谷: それが、ここにはありません。
横森: どこにある。
納谷: ウイロビーの所にあります。手先の。
横森: そのウイロビーを呼び寄せるのにどれくらいかかる?
納谷: 24時間以内に。
横森: 呼べ。
目がねをかけたローランです。
横森: 裏づけは確かだろうな。調査の結果ボロが出る様な事はないだろうな。
納谷: 勿論。
横森: 念のために言っとくが、私は誹謗は嫌いだ。やっかみ半分の誹謗はその際たる物だ。
納谷: 誹謗じゃありませんよ。裏切った確かな証拠があるんです。奴があなたの友達だからって・・・
横森: どうした。
納谷: 友達なんでしょ。
横森: だから?
納谷: とにかく、タウンゼンドが裏切ったため私は危ないんです。
横森: 君の言いたい事は別だろう。ただ一つだけ言っておく。我々は個人的感情に左右されてはならんのだ。いいな。
***
第66話(3-13)「欺瞞作戦」 The Mind of Stefan Miklos
米国初放映 1969年2月23日
日本初放映 1969年6月2日(月)
ステファン・ミクロス(スティーブ・イーナット):横森久
ジェームズ・シンプソン(エド・アズナー):島宇志夫
ウォルター・タウンゼンド(ジェーソン・エバーズ):家弓家正
骨董屋:勝田久
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マーティン・ランドー マーチン・ランドー
Martin Landau
1928年6月20日~2017年7月15日
ニューヨーク、ブルックリン出身
ニューヨーク・デイリー・ニュースで風刺漫画を描いていた頃のランドーさんです。
本当にお若いですね!