自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

アウターリミッツ 宇宙怪獣メガソイド その2

2006-11-10 | TV吹き替え
続きです。その1からお読み下さい。

***

友人エメット(大宮氏)を訪ねるジェームズ。
エメットは、メガソイドを密輸して来た宇宙船の船長だった。
メガソイドの事をつぶやく複製。
が、凶暴なメガソイドに顔の半分を傷つけられ、マスクをつけている彼は、メガソイドの話は全くしたくないらしかった。
ジェームズは、人間は宇宙の高等動物から学ばなければならん。でも、この貴重な研究を発表したら、メガソイドをこっそり飼っていた事が分かって、追放されるんだ、と語る。
エメットは、そんな事はとっくに割り切っていたはずじゃないか、とジェームズの様子が少しおかしい事に疑問を持った。
そこでジェームズは、「思い出したいんだよ。」とふと複製としての本音を吐く。
やがて、ジェームズは、エメットに、メガソイドが逃走し、一発だけ弾が当たったが逃げられてしまったと打ち明ける。
エメットは、警察に届けるべきだと、連絡しようとするが、ジェームズに拳銃で殴られ失神した。

エメット宅から、自宅に電話するジェームズ。
奥様を「プリンセス」と呼ぶ優しい彼。
ローラが複製と話していると、そこへ本物のジェームズが入って来た。
電話の主を問う彼に、「今のもヘンダーソン・ジェームズよ。」と言う妻。
「ニセモノだよ。」と笑うが、ローラは、「でも私をプリンセスって。昔あなたが呼んでたみたいに。」と言うのだった。

ジェームズは複製人間を作った事を打ち明ける。
複製からの電話を成功の報告を思ったジェームズだが、ローラは、殺したとは言わなかった。電話をかけてきたのは、多分自分が複製だと気づいたから・・・だから死にたくなくなったのよ。と告げる。

自分勝手に複製を作ったりして酷いと、ローラはなじった。
ジェームズは、冷たい表情のまま銃を取った。
ローラが「今、電話して来た人、誰に似てたと思う?」と問うと、「さぁ、知らんね。」と答えるジェームズ。
「昔の優しかったあなたによ。」と言うが、ジェームズはそれには答えず、複製を捜しに車で出て行った。
それと入れ替えに戻って来た、複製のジェームズ。
メガソイドも、この庭に潜んでいた。

エメットを訪ねる本物のジェームズ。
この部分はカットされていた様で、英語でした。
君の複製は何処だ?とエメット。

家に入り、書斎で妻の写真をつくづく眺める、複製のジェームズ。
そこへ妻が入って来ると、「ただいま。プリンセス。」と相変わらずとっても優しい感じです。
ドレスアップした妻を見て、「やっぱり君は、別の髪型の方が似合うね。」と言う彼。
パーティー用にアップした髪より、写真の様に長く垂らした髪の方が似合うと言うのだ。
甘く優しい声です。

一方エメットは、ジェームズが複製を作った事を見抜いていた。
ジェームズにはメガソイドを自分で殺す勇気がないのを、知っているのだ。
ジェームズは、複製がエメットやローラと話し、本物の知識を仕入れている。もし自分が複製だと知ったら・・・エメットは、自分の代わりに君に消えてもらおうと狙って来る訳か、と笑った。
12時にうちへ帰るように命令してある。家で複製を待ち伏せして複製を殺して欲しい、とジェームズはエメットに頼んだ。
「私には出来ん。双子の兄弟を殺す様な気持ちだ。」と言う。
エメットとジェームズは二人で屋敷へ戻った。11時40分だった。

***

その3へ続く。


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アウターリミッツ 宇宙怪獣メガソイド その1

2006-11-10 | TV吹き替え
アウターリミッツ The Outer Limits
第41話「宇宙怪獣メガソイド」1966年12月14日放送
(第45話 The Duplicate Man 1964年12月19日放送)  
役名:ヘンダーソン・ジェームズ(ロン・ランデル)

「アウターリミッツ」の悟朗さんがゲスト出演されたエピソード、3作品を拝見しました。
「宇宙怪獣メガソイド」、「ガラスの手を持つ男」、「見知らぬ宇宙の相続人」の中から、今回は、個人的に一番好きな「メガソイド」をご紹介します。
最初から最後までセリフが多く、しかも二役。見ごたえがありました!(笑)

例によって長くなってしまいました。(苦笑)
お時間のある方は、お付き合い頂ければ、幸いです。

***

キャスト
ヘンダーソン・ジェームズ(ロン・ランデル):納谷悟朗               
妻ローラ(コンスタンス・タワーズ):森ひろこ 
メガソイド:高塔正康 
エメット:大宮悌二
和田啓、矢田耕治、斉藤三男
ナレーション:若山弦蔵

***

宇宙動物園には1980年~1990年にかけての宇宙探検で捕獲した、いろいろな動物が展示されていた。
この展示室に飾られているのは、地球上では長期間の生息が不可能だった為、剥製になっているものだ。
中でも、猿と鳥のあいの子の様な「メガソイド」は、人間より知性が高く、地球の言葉をすぐに覚えたりしたが、凶暴な為、結局処分されたと言う。(「処分」って・・・人間より知性が高い生物を処分するのは、結構難しい問題を含んでいると思いますが、その辺の事は置いといて・・・笑)
が、その標本のメガソイドの目が動いているのだった。(この辺はお手本通りの展開です。笑)

すごいお屋敷へ、カッコイイ車でご帰還の主人公、ヘンダーソン・ジェームズ。 
が、納屋の戸が開いているのに気づき、急いで中を調べると、檻が壊されていた。
手伝いのマードックスに口止めする彼。ちょっと激しい口調もカッコイイです。(笑)

書斎では、奥様が綺麗にドレスアップして彼を待っていた。
が、彼は書斎に入って来るとすぐ、連邦複製センターへ電話する。
複製センターの知人、ジェリコと連絡を取ろうとする彼だが、ジェリコは退職しており、自宅の連絡先を聞き出した。
(一番最初に拝見した時に、書斎のデスクの上のモニターを見て、「スゴイ!机の上にちゃんとPCが!」と思ったら、テレビ電話でした。(笑)しかもダイヤル式。)

今日はパーティーへ行く約束があったが、急用で行けなくなったと、そっけない彼の対応です。
あの変な動物がどうかしたのね?とローラが問うと、「逃げたんだよ。」とジェームズ。
あれを地球に持ち帰った事が分かれば、ただでは済まないが、どうしても自分の手で、誰にも邪魔されずにあの徹底的に研究したかったと、ジェームズ。
メガソイドは今、分裂期に入っており、このまま放っておけば、どんどん増殖すると言う。

ジェリコを訪ねたジェームズは、自分の複製を作って欲しい、と頼む。
そして複製には、メガソイドを探し出して、殺す様に命令して欲しいと頼んだ。

宇宙心理学者のジェームズは、複製センターへ赴き、研究の為に2-3質問をしたいと言って、係り員と話すのだった。
「複製人間は、どのくらい生きていられるんでしょうか?もし作ったとしたらですよ。今日の7時に。」・・・と問うと、任務に関係なく5時間以内に殺さないと危険だと言う。
長時間生きていると、生きる欲望を持ち始め、本物と同じ感情が芽生えてくる。
本物との区別が付かなくなって、本物を殺した例も幾つかあると言う。(実はもの凄い内容ですが、複製センターの係りのオバサンが、全く淡々と事務的に話していて、それも凄かったです。)

メガソイドが隠れるとしたら、剥製に扮して(?)宇宙動物園に居るだろうと考えたジェームズは、複製にちゃんとそう指令を出した様です。
宇宙動物園で目覚める、ヘンダーソン・ジェームズの複製。
標本はその奥にあると守衛に教えられる。
守衛は、ジェームズの様子が少しおかしいのは、酔っているせいだろうと思っているが、ジェームズは複製にされて、今目覚めたばかりなのだ。
この複製、本物と比べてちょっと優しい声になっています。そして、少し高めの声。
サスガです!!!!!(笑)

自分が銃を持っている事に気付いたジェームズは、指令を思い出し、守衛が帰って行くのを待って、メガソイドが展示されている部屋へ入った。
そこには静止したメガソイドが・・・。
が、突如動き出すメガソイド。ジェームズはメガソイドを銃で撃った。

メガソイドは、凶暴だが、テレパシーが使える高等生物だった。
メガソイド「お前は影だ。私を殺す為に作られた複製人間だ。」
ジェームズ「ちゃんと血は通っているぞ。」
メガソイド「血は通っても記憶は持ってない。すぐに消される運命だ。」
メガソイドは負傷しながらも、ジェームズを突き飛ばして逃走した。

***

その2へ続く


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どろろ その2

2006-11-04 | アニメ
続きです。その1よりご覧下さい。

***

自分の義眼を出してみせる百鬼丸。
作り物の目だ!と驚くどろろ。
目玉だけではなく、耳も・・・と言うと、どろろは怖がるが、それでも諦めなかった。
そこで、百鬼丸は、自分の生い立ちを語り始める。

生まれた時は目も鼻も口も、もちろん手も足もない化け物だったと言う、百鬼丸。
その百鬼丸を拾って育ててくれた医者寿光は、木と焼き物で、入れ目や義手、義足を作ってくれたのだ。

百鬼丸は義足で歩く事を覚えた。そして自由に走れるようになった。
寿光は、あの子は普通の人間にはない不思議な能力を、生まれながらに持ち合わせているのかもしれない・・・と感嘆するのだった。

ある夜、寿光の家へ「こんばんは」とやって来た、美しい娘。
武藤さん、ご登場です。とても綺麗な声です。
「先生はいらっしゃいますか?」と寿光に診てもらうが、女には脈がなかった。
「何とか直して下さいませ。」と、ここまでは楚々とした風情です。
寿光が、こんな病気は見た事がないと言うと、「それでも先生は、お宅の坊やを立派に育てたではありませんこと!」・・・そして化け物と化す女。なかなかスゴイ迫力です。
女の髪が伸び、乱れて、寿光の首を絞めようとするが、百鬼丸によって退治された。
女の化け物としての笑い、そして最後の断末魔の声まで、しっかり聴かせて頂きました!!

百鬼丸の回りには、いつも妖怪どもが付きまとっているようだった。
ある日、百鬼丸は、お堂の中で「お前の体は、人間から我々が買い取った物だ。お前が人間の様に生きるのは裏切りだ。お前が並の人間の様に生きたいと願うなら、我々48の魔物を打ち倒すしかない。」との声を聞く。

この話を聞いた寿光は、昔拝領した名刀を、百鬼丸の義手に仕込んでくれた。
寿光は、己の医術の力では、百鬼丸の運命をどうする事も出来ない事を悟り、「あとは自分の為に戦って行くのだ。」と百鬼丸を送り出した。
こうして百鬼丸は、自分に取り付いている48の魔物を打ち倒す為、旅に出た。

盲の琵琶法師(滝口氏)と出会う百鬼丸。
琵琶法師は、お前には「死神の匂いがプンプンするぜ。」と、百鬼丸に声をかけるのだった。
盲の自分には、並の人間には分からない色々な物を嗅ぎ分ける能力があるのだと言う。
お前さんは、大変な災難をしょっている。
妖怪変化に取り付かれている感じだ、と言うのだった。

自分も盲だと告げる百鬼丸。
その百鬼丸に、琵琶法師は、武芸のたしなみはおありかな?と問う。
法師は、小さな虫の羽音だけを頼りに、虫を真っ二つに斬ってみせた。
お前さんの死霊を追い払うには、このぐらいの技は身に付けておいた方が良い、と言う琵琶法師。

断崖絶壁の道を、謡を歌いながら、平気で行く琵琶法師。
後を追う百鬼丸は、恐怖で動けなかった。
自分には何も出来ないと弱音を吐く百鬼丸に、琵琶法師は「お前さんが見ておいて損のねぇ物があるよ」と言うのだった。

焼けて廃墟と化した村。この村が戦場になったのだ。
だが、琵琶法師は見せたい物はこれではないと言い、百鬼丸を寺へ連れて行く。
寺には生き残りの孤児達が居た。皆一生懸命に生きていた。
その場に百鬼丸を残し、琵琶法師は去って行った。(滝口さん、お上手すぎでした。)

百鬼丸は、この寺にしばらく留まる事にした。
そして剣の修業に励んだ。魔物達を打ち倒す力が必要なのだ。

そんな百鬼丸を、一生懸命励ますミオ。
この寺で孤児の面倒を見る、美しい娘だった。

「ほらほら、おいたはおよしなさい。あなたの為に帽子を作ってあげていたのよ。」
ミオは、後に、百鬼丸やどろろと行動を共にする白黒のブチ犬、ノタの帽子を作ってあげていました。
武藤さん、とても可愛いらしい声でした。
残念ながら、ミオのセリフはこれ一言だけですが、百鬼丸にとって、心の暖まるステキなキャラだったと思います。

優しく明るいミオ。
百鬼丸には、実際にミオを見る事は出来なかったが、彼女の美しさを感じる事が出来た。
百鬼丸は、ミオが好きだった。

ある日、百鬼丸が外へ出ている間に、侍達によって寺は焼かれていた。
ミオも子供達も死んでしまった。
立ち退きを命じたのに、居座ろうとしたと言う。
激怒した百鬼丸は、侍達に斬りかかった。

***

私は、武藤さんの作品も、沢山拝見させて頂きました。
たまたま私の好きだった作品で共演されていた事が多かったので、大変印象深い方です。
ロバート・テイラーの「哀愁」、ヘストンの「黒い絨緞」、「ベン・ハー」、「大いなる西部」、ジョン・ウェインの「駅馬車」、どれも武藤さんと共演されていました。
懐かしい作品ばかりです。
「哀愁」で演じられたヴィヴィアン・リーは、繊細で美しかったですが、彼女のもう一つの映画、強いヴィヴィアン・リーもぜひ拝見したかったです。
悟朗さんともう1作、あの映画も演って下さっていたら・・・と思いますが、でも私の脳内には、あの吹き替えは本当に存在しています!!(笑)

他には「ハート&ハート」等も忘れられません。こちらは城さんとの名コンビ。
そして、熊倉さんも最高でした。

本当に、美しく気品のある、素敵な演技ばかりでした。
心よりご冥福をお祈り致します。

***

おことわり

「ミオ」についてですが、最初「みお」と表記させて頂きました。
これは、「どろろ」DVDボックスに入っていた小冊子に習った物ですが、手塚ワールドの公式サイトでは「ミオ」になっています。
サイトの方の「ミオ」に修正しました。

小冊子によると、このエピソードの当時のクレジット部分は喪失しているそうです。
番組最後のクレジットに「ミオ」と出たのか、「みお」とあったのか分かりません。


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どろろ その1

2006-11-03 | アニメ
どろろ (1969年4月6日~9月28日)全26話 フジテレビ アニメ
役名:ナレーション、醍醐景光、代官、仁木田之介、妖怪かじりんこん

今回は、武藤礼子さんの追悼をかねてご紹介させて頂きます。

***

手塚治虫先生の「どろろ」です。
悟朗さんは、ナレーションと、本編でもいろいろな役でご登場になっています。
ナレーションは、本編での状況説明等はなく、冒頭の、前回までのあらすじのみでした。
しかも毎回ではなく、後半では全く無くなっています。

<本編での役>
醍醐景光
(第1話「百鬼丸の巻 その一」、第9話~11話「ばんもんの巻 その一~その三」
第26話、最終回「最後の妖怪」)
代官(第5話「無惨帖の巻 その一」)
仁木田之介(第7話、8話「妖刀似蛭の巻 その一、そのニ」)
妖怪かじりんこん(第14話「妖怪かじりんこん」)

私は悟朗さんの声は、どんなバラエティでも、ほぼ100%分かるつもりですが、第14話の「妖怪かじりんこん」は分かりませんでした。(土下座)
景光の声もステキですが、田之介が最高にカッコ良かったです。

全体のお話の解説は、またいつかさせて頂こうと思いますが、今回は武藤礼子さんの追悼として、武藤さんがゲスト出演された、第2話「百鬼丸の巻 そのニ」をご紹介します。

「手塚治虫ワールド」のサイトを見ると、武藤さんの「ミオ」は、かなりメジャーな扱いになっています。が、実際には、ミオの出番はあまりなく、他の役と二役されています。
ミオは、とても綺麗なキャラです。
美しく明るく清純で、武藤さんのお得意の役ではないでしょうか。
もう一つの役が、正反対のキャラクターで、その対比が見事です。

***

第2話 「百鬼丸の巻」そのニ

キャスト
どろろ:松島みのり
百鬼丸:野沢那智
盲の琵琶法師:滝口順平
寿光:田村錦人(???)
魔神の声:北村弘一
ミオ、女:武藤礼子
ナレーション:納谷悟朗

***

悟朗さんは今回はナレーションのみです。
そのままご紹介させて頂きます!!!(著作権侵害の意図はありません。)

『戦国の武将として、天下を狙う醍醐景光は、野望成就の為、生まれてくる我が子を、48体の魔神に人身御供として捧げた。
そして、体48ヶ所を魔神に奪われて誕生した赤子は、化け物として、川に捨てられたのである。
それから15年、その赤子は百鬼丸と名乗って、戦乱の世に登場した。

その頃、この戦乱の世を逞しく生きた、天涯の孤児が居た。その名をどろろ。
百鬼丸との運命的な出会いは、とある川原で、襲いくる死霊から助けられた事に始まる。
百鬼丸の刀に魅せられたどろろは、その刀を手に入れるべく、百鬼丸の後を追うのであった。
その足手まといを追い払う為、百鬼丸は作り物の我が目を見せるのである。』

いつもの調子より、少し柔らかい感じです。
悟朗さんのステキなナレーション、またまた拝聴させて頂きました!!!(笑)

***

つづく


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