沼津港・深海水族館 ② ~「冷凍シーラカンス」と「断食?ダイオウグソクムシ」
3憶5千万年前から姿を変えずに深海で生き続けている「生きる化石」シーラカンス。
はるか昔に絶滅したと思われていたが、1938年、アフリカのコモロ諸島で発見され、全世界から「世紀の大発見」と呼ばれた。
現在ではワシントン条約で商取引が規制されているが、沼津港・深海水族館では規制前に日本の調査隊が捕獲した冷凍2体とはく製3体を展示している。
別名は「シーラカンス・ミュージアム」。
冷凍シーラカンス個体は世界中でもここにある2体だけという貴重なもの。
常時マイナス20度に保たれた冷凍専用ケースで保存されている。
メキシコの深海800mに棲む世界最大のダンゴムシの仲間「ダイオウグソクムシ」は、最大で50センチにもなる。
絶食しているわけでなく、何年も餌を食べないでも生きられるそう。
実際は食欲も旺盛で海底の動物の死骸や弱った生き物など何でも食べる。
メガマウスは水深200ⅿ付近に生息する幻の深海ザメで、生態には不明点が多い。
名前の由来にもなっている『大きな口』でプランクトンなどの小さな生き物を海水ごと口に入れ、濾して食べていると考えられている。
この「メガマウス」は、2019年1月に沼津港・深海水族館近くの牛臥海岸にて打ち上げられた個体の剥製標本。
リュウグウノツカイの剥製。大地震の前に近海に出てくるという伝説があるので、近海では見たくない!?
古代生物のレプリカも多数、展示されている。
今回はメンダコには会えなかったが残念。
・・・神秘的な海底火山の深海の世界を垣間見た。
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