奈良・祈りの回廊 1 ~秋篠寺のハクモクレン
秋篠寺といえば、東洋のミューズ、「伎芸天立像」 があまりにも有名。
像高206.0cm。
瞑想的な表情と優雅な身のこなしで多くの人を魅了してきた像である。
秋篠宮妃殿下、紀子さまに似ているとご成婚当時は騒がれたものだが、今は佳子さまの面影を伎芸天に探してしまう。
ハクモクレンが名残惜しそうに咲いていた。
白い花びらが青い空に映えて綺麗だった。
ヤマガラが遊びにきた。
シジュウカラもやってきた。野鳥も安らぐのだろう。
門をくぐると、苔の絨毯が鮮やかである。
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氷室神社 ~「奈良一番桜」
奈良公園、国立博物館の向かいに位置する「氷室神社」は、メイン道路に面しているにも拘わらず、普段は目立たない存在の神社だ。
ところが、「奈良一番桜」と云われ、早咲きの枝垂れ桜が真っ先に開花する。
この頃になると、一躍、公園の主役となる。
この週末には満開となり、多くの人が訪れた。
空の青さとのコントラストが際立って、美しかった。
また、名残のハクモクレンとのコラボも楽しめた。
氷室神社は、その名前の通り、平城遷都の頃から、「氷室(ひむろ。氷の貯蔵庫)」があったことに由来する神社である。
今では、「製氷業界の守り神」としても祀られている。
この日は沖縄舞踊の奉納があった。
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宇治市植物公園 2 ~河津桜の咲くころ
どんなに哀しくたって、春は嬉しい
もう無理だって諦めても、
春が来たら、また、やり直せるって思えてくる
季節って、そんな繰り返しなのかもしれないね
どんなに哀しくたって、春は嬉しい
菜の花に桜と梅。春のスクランブル交差点。
河津桜がひと恋いピンクを際立たせていた。
主役を桜に奪われまいと花たちの競演。
本来、誰もが主役たるべき春である。
ミツマタが・・・。
スイセンが・・・。
ダイコンの花が・・・。
トサミズキが・・・。
サンシュユが・・・。
そして、名残の梅が・・・。
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宇治市植物公園 1 ~シデコブシの咲くころ
淡いピンクに細長いリボンのような花びらが風に揺れている。
生ける化石といわれる準絶滅危惧種で「シデコブシ」という。別名「姫辛夷」・・・初めて見たが、素敵な花である。
「四手」というのは「玉串や注連縄(しめなわ)などに下げる紙」のことである。
宇治市植物公園は、宇治市の南西部、山城総合運動公園(太陽が丘)と府民ふれあいの森に隣接する丘陵地にある。
花のタペストリーやカナート(水路)、大温室など、市民の憩いの場となっている。
熱帯の植物が集められた大温室の散策は楽しい。
庭園では、馬酔木やクリスマスローズ、ミモザが花ざかりだった。
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白木蓮の咲く頃 ~平野・瑞興寺
自転車で疾走している途中、小さなお寺の庭先に白い小鳥がいっぱいとまっているような木が見えた。
ハクモクレンである。
誘われるように小さなお寺・瑞興寺(平野市町3丁目)の境内にお邪魔した。
ご住職は説法中であったが、とりあえず、撮影の許可を得て、名刺を渡す。
暖かくなり始めた昨日、突然、いっせいに開花したという。
ご住職は商社マンから仏門に入った変わり種で、仏教版ホスピスを目指しておられると聞く。
白い清楚な花のおかげで、以前から気になっていたお寺を初訪問できるというのも、何かのご縁なのかもしれない。
にゃんこが気持ちよさそうに、日向ぼっこしていた。
向かいの公園ではシモクレンが鮮やかに咲いていた。
春が駆け足でやってきた。
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奈良・護国神社の椿と梅 ~高円の杜
「高円(たかまど)の杜」と称される奈良・護国神社は今、椿と梅に彩られている。
郷土出身三万柱の戦没者を祀る奈良・護国神社の広々とした境内には、約1000種、1万本の椿が植えられている。
週末の3月22~23日には「椿まつり」が開催される。
境内には四神や「ビルマの塔」が防人を偲ぶように立てられている。
ポカポカ陽気に誘われて、梅や椿が見頃を迎えつつある。
歌を記した道標を結ぶようにして、「北山の辺の道」が境内を横切る。
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春雪の月ヶ瀬梅渓
三寒四温とは、よく言ったもので、この時期の気候の変化は目まぐるしい。
3月の花、梅や椿に季節はずれの雪も趣きがあるなんて思っていたが、それにしても、この雪の降り方はどうだ。
久し振りに月ヶ瀬梅渓に出かけてみれば、それは、もはや吹雪となっていた。
せっかく来たのだからと、吹雪の中、撮影を試みる。
「風邪をひかない伝説」の私が、とうとう、風邪をひいてしまったようだ。
梅の花はそんな中でも、凛として咲いている。
そこだけ、ぽっと灯りが灯っているように。
茶畑も椿も雪化粧である。
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天満天神梅まつり ~「春な忘れそ」
菅原道真ゆかりの大阪天満宮・梅まつり。
梅の花は私にとって、春を告げる花であると同時に花粉症をもたらす花である。
毎年、梅の花を接写しているときに突然、クシャミが止まらなくなる。
それも、並大抵のクシャミではなく、「ぐうっしゃゃあ~~ん!!」という、梅の花も飛ばさんばかりの、クシャミである。
これが、ほんとの「飛び梅」・・・なんちゃって。
そして、梅の花が終わる頃、そのクシャミもおさまるのである。
きっと、原因は杉花粉ではなくて、梅花粉だと今も信じている。
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落椿・城南宮 2 ~「なごり雪」
城南宮の意は、平安京遷都の際に、国土の安泰と都の守護を願って、王城(京都)の南(鬼門)に祀られたお宮であることからだという。
そのため、「方除の大社」ともいわれている。
また、「曲水の宴」が執り行われることでも有名である。
その城南宮は関西有数の枝垂れ梅の名所であるが、同時に椿の名所でもある。
椿が散るころは、冬と早春が行き来をする季節の変わり目でもある。
今日、底冷えの“寒の戻り”の中、雪が降った。
最後の雪かもしれない。
これを「なごり雪」というのかな。
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“枝垂れ梅”が見頃 ~城南宮 1
京都市伏見区の城南宮・神苑「楽水園」で、枝垂れ梅が満開となった。(3/8)
枝垂れ梅は、枝垂れ桜の妖艶さ、清楚さはないが、豪華絢爛であり、雅な平安貴族の絵巻物の世界へと誘うかのようだ。
花の滝が風になびき、、ピンクの波間に浮かぶ花模様にいよいよ、春の到来を実感する。
春の到来は嬉しいが、私はこの時期、梅の満開に合わせるように花粉症を発症する。
それも、毎年、満開の梅を撮影しているときに決まって、始まるのだ。
それは、今日も同じだった。
梅をファインダー越しに狙いながら、「ビエックゥオ~ショォオ~ン!」といつものように派手に始まった。
しかも、マシンガンの如く、連発である。
多くの梅見客の「やあ、気の毒に」とでもいうような、また、迷惑そうな視線を感じながら、私はものともせず、シャッターを切り続けた。
私の花粉症は毎年、梅の時期が終わるとともに終息するのである。
きっと、スギ花粉ではなくて、梅花粉に違いない。
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椿の咲く頃 ~万博公園・椿園
訪れる人の絶えない今や盛りの梅林に比べて、椿園の人の少なさはどうだ。
赤、白、ピンクと華やかな花弁ながら、どこか暗さを感じさせるためだろうか。
それとも、木に春と書いて「椿」という割には長い間、咲くため、珍しくないからだろうか。
太陽の塔の西側、冬枯れのメタセコイア並木の一角の椿園を覗いてみた。
椿は花ばかりでなく、樹木も硬くて均質な高級木材とされてきた。
工芸品として、古くなっても堅くツヤが出て美しいと珍重された。
また、椿の木灰は日本酒の醸造に欠かせない麹造りにも欠かせないという。
しかも、種子から絞った油は食用油として珍重されたばかりか、女性の整髪にもツバキ油として使われてきた。
日本人の生活には随分、関わってきたということだ。
そればかりか、花盛りの花弁のまま、落ちるものだから、潔い、とか不吉だとか、解釈され、日本の精神文化にも多大な影響を与えたようである。
先日は「椿寿庵」の椿を紹介したが、奈良や京都には他にも、椿の名所がある。
また、ゆっくり、訪れてみたいものだ。
○白毫寺の「五色椿」
○東大寺の「糊こぼしの椿」
○伝香寺の「散り椿」
以上、奈良市
○霊鑑寺
○椿寺
○宝鏡寺
○花尻の森
以上、京都市
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