伊豆半島紀行 ① ~修善寺逍遥と韮山反射炉
伊豆半島のほぼ真ん中に位置する静岡県伊豆市の「修善寺(しゅぜんじ)」には、その地名の由来とされる「修禅寺」をはじめ、歴史を感じる寺が点在する情緒あふれる温泉街がある。
そのなかでも、空海が湧出させたと言われている「独鈷の湯(とっこのゆ)」は、修善寺温泉のシンボル的存在となる。
「独鈷の湯」の脇を通る楓通りから上流の滝下橋まで、左右に竹林が並んだ道が続く「竹林の小径」は、温泉街の中心を流れる桂川に沿った遊歩道だ。
また、桂川にかかる五つの橋を「恋の橋」と称し、恋のご利益があると云われている。
「独鈷の湯」は残念ながら、使用不可である。
巨大な杉が印象的な「日枝神社」。
「修禅寺」は修善寺の名前の由来となったお寺で、修善寺温泉の中心にある。
平安時代初期の大同2(807)年、弘法大師(空海)の開基と伝わる古刹である。
伊豆の国市の「韮山反射炉」は江戸時代末期、欧米諸国の植民地化や開国要請に対抗して日本を守るため、時の韮山代官・江川太郎左衛門英龍が幕府に進言して築いた大砲鋳造炉である。
反射炉は熱をアーチ型の天井に反射させて鉄の溶解温度(千数百度)を得る構造から名付けられた。
「明治日本の産業革命遺産 」の構成資産として、世界文化遺産に登録されている。
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