「平野・佛像博物館」、8月24日、開館!
平野区加美には鞍作(くらつくり)という地名が残っている。
飛鳥時代、渡来人が住みつき、その名が示すように馬具をつくる技術者集団だったようだ。
その後、配下の金工、木工、染織の技術者とともに、新しい技術を生かして仏像製作に転向したとも考えられている。
古代史上、もっとも有名な仏師、「鞍作止利(鳥)」。
日本最初の寺院、飛鳥寺の飛鳥大仏や法隆寺の釈迦三尊像の作者と云われる彼は、鞍作村主、司馬達等の孫と考えられている。
私は平野の町づくりに歴史的にも関連がある「仏像」というキーワードが繋がらないだろうかと常々、考えていた。
そこに飛び込んできたのが、平野区内に趣味で仏像を彫られている方がいらっしゃるという情報だった。
早速、その御宅、大和氏を訪問して、仏像を拝見する。
そこには、趣味の域を超えた作品群が荘厳な佇まいで鎮座していた。
「平野の町づくりを考える会」では「町ぐるみ博物館運動」という、民家を博物館に見立てて、公開するという活動をしているが、今回、そのひとつ、「平野・佛像博物館」として、8月24日に(1日限りの)デビューをすることとなった。
心血注いだ我が子を愛しむように作品を扱う大和さん。
8月24日(日)当日は、10:00~16:00の間のみの公開。
公共施設ではなく、一般のご家庭なので、特にマナーをもって、ご鑑賞ください。
入館料はいただきません。
大阪市平野区流町3-19-19、大和正信様方
(南港通り、ダイキうどん裏、南)
お問い合わせは全興寺内、「平野の町づくりを考える会・事務局」
tel 06(6791)2680
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