紙再生工房 20周年 ② ~6年目のパートナーシップ
紙再生工房さんとの最初の出会いは、地域の企業やNPOを知るための取材業務の一環で作業所に出向いたときだった。
もう、5年以上前の話。
研修で企業とNPOが提携できることの一例として、アウトドア用品のメーカー、シマノさんと紙再生工房が繋がった話※を聞いていたので、紙再生工房さんはもっとも、興味あるNPOだった。
※大和川の水質浄化に役立つヨシをシマノさんが処理加工し、紙再生工房さんに提供。紙再生工房さんは不用になった牛乳パック紙を粉砕したパルプ液に、このヨシを混入。独特の風合がある再生紙を作る。
5年前作成・デジブック「真っ只中、紙再生工房」
それから、数ヶ月して、喜連中学校で紙再生工房さんが土曜日授業をすると聞いて、再び、取材に行く。
そのとき、絵葉書制作を通じて、当時、立ち上がったばかりの市民団体「平野を着物で歩こう!」と「紙再生工房」さんを繋げることを思いつく。
前橋所長は私の提案を快く、受けていただいた。
(上写真↑ 左:紙再生工房・前橋所長、右:平野を着物で歩こう!プロジェクト新井さん)
この絵葉書事業は、その後も、どんどん、新作を発表し続け、現在は26種類を販売するようになっている。
その間、紙再生工房さんは小学校の土曜日授業や地域活動協議会の紙漉き体験教室を次々に開催して、コミュニティの活性化に一役買われている。
上/新平野小 下/平野小 土曜日授業
2016年からは、絵葉書事業は平野地域活動協議会と連携し、CB事業ともなっている。
ここで、地域活動協議会と、ついに繋がることになる。
これからも、この繋がりを継続できたらと願っている。