赤レンガ・フェステイバル ② ~宮殿のような刑務所
奈良監獄が建てられたのは1908(明治41)年。
設計したのはジャズピアニスト山下洋輔さんの祖父で、監獄建築家と云われる山下啓次郎である。
彼は「明治の五大監獄」(千葉、金沢、奈良、長崎、鹿児島)の全てを設計したが、このうち奈良少年刑務所は現存する刑務所として最後まで運用され、国の重要文化財にも指定された。
建物内部は①で紹介したように、刑務所らしく、機能的かつ冷徹な作りになっているが、外観は赤れんがの西洋風建築で、装飾や中庭など宮殿を思わせる優雅さである。
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