シデコブシの咲くころ・隠れ寺 ~明日香デジスケッチ ③
明日香に行くたび、ついつい、足を延ばしてしまうところが稲渕である。
よく日本の原風景だといわれる棚田に桜が映える。
悪疫が村に入らないようにと結界の意味を持つ男綱。
稲渕と栢森両大字に伝わる綱掛け神事が今に伝わる。
背後の花、桜だとばかり思っていたが、よく見るとシデコブシだった。
もう一ヵ所、足を延ばしてしまうのが、明日香の隠れ寺として、知る人ぞ知る、”威徳院”。
石舞台から、談山神社に抜けるルートの途中の尾曽という山里に位置する。
私が訪れ始めたのは10年くらい前からだが、未だにガイドマップにも載らないのは嬉しい。