東寺・夜桜ライトアップ ① ~黄昏時の夢幻
真言密教の根本道場であり、総本山である東寺は平安京鎮護の官寺として建てられ、教王護国寺(きょうおうごこくじ)とも呼ばれる。
中世以降の東寺は弘法大師に対する信仰の高まりとともに「お大師様の寺」として庶民の信仰を集めるようになった。
私にとっての東寺は九条通りの目印であり、弘法さんの縁日であり、東寺駅前のスーパーでアルバイトをしていた学生時代の思い出であり・・・と実に日常的で身近なお寺であったはずが。
ライトアップされ桜に包まれた東寺は異世界の入り口のように非日常的だった。