白馬大雪渓と展望湿原 ~栂池自然園の三段紅葉 ⑤
標高2010mの展望湿原からは白馬連峰と白馬大雪渓をまじかに見ることができる。
今しか見れないという三段紅葉(雪の白・常緑樹の緑・紅葉の赤)のハイライト・スポットでもある。
前々日(10/5)に初冠雪を迎えたが、この日は天候も良くなったため2000m越え付近の登山道に積もった雪が溶けだしていた。
そのため、登山道に設置されたボード上では凍結かシャーベット状になっており、軽装備の方があちこちで転倒されていた。
なかには、骨折されたようで動けなくなっている方もおられ、到着した係員が救援ヘリを呼んでおられた。
ヤセ尾根では180度の眺望が素晴らしかった。
奥から自然園入口、みずばしょう湿原、ワタスゲ湿原、手前の浮島湿原の眺望。
目を転ずると眼下に「雁又池」が輝いていた。
八方尾根方面。白馬村がみえる。その奥に青木湖がチラリ。
オオシラビソと青い松ぼっくり。
<追録>
先日、私は母を亡くしたが、母は若いころ、山ガールだったという。
数々の山行の中で一番、印象に残っているのが、白馬大雪渓だと言っていた。
「もう一度、白馬大雪渓を見てみたい」が口癖だった。
3年前、白馬山麓まで連れていったが、そのころには足も悪くなっており、ここまで連れてくることも叶わず、白馬岳の遠望だけにとどめた。
今回、漸く、白馬大雪渓を見せることができた。
これで私も貴方から旅立てる。
「雪渓を 踏みしは昔 山を恋ふ」
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