勇壮なる神事 ~『お綱まつり』
『お綱まつり』は奈良県桜井市江包、素盞鳴(すさのお)神社と桜井市大西、市杵島神社で、毎年2月11日に行われる祭り。
「お綱はんの嫁入り」とも称される。
初瀬川をはさんで、東方に素盞鳴神社、西方に市杵島神社が鎮座、素盞鳴尊と稲田姫命の結婚式とされ、江包から雄綱(男綱)、大西から雌綱(女綱)を運び寄り、神前でそれぞれの大注連縄を結合、「入船の儀式」を行う。
古来より、五穀豊穣を祈る神事とされる。
綱つくりが、また大変な作業で、それぞれの地区で村民総出で作られる。
江包の男綱の先は、男性の象徴を示すものとされ、頭部の直径約二メートル、長さは四メートル近くあり、円錐形をしており、百メートルもの尾とも言える長い綱がついており、重さ約1トンほどにもなる。
一方、大西の女綱の形は舟形(女形)で、一番太い所の廻りが約五メートル、長さ六メートル、これに引綱をつけ、約百メートルの尾がついて、総重量が男綱と同じぐらいになる。
まず、両地区の田んぼで泥相撲が取られる。
泥相撲の後、女綱がかつぎあげられ、素盞鳴神社を目指す。
先頭には、祓い串を持った神職さんと仲人さんを伴って進む。
やっとのことで到着した女綱は、すぐに社前西の榎の古木にくくりつけられる。
一方、江包でも泥相撲が終わり・・・こっちも激しかった模様。
男綱が担ぎあげられて、女綱、目指して突っ込んでいく。
長い尾を引きずることなく、まるで精子のごとく、元気がよい。
ようやく、男綱は、女綱が待つ素盞鳴神社の社前に到着。
舟形の女綱に男綱がおさめられるクライマックスを迎える。
よくよく考えると、エロい神事である。
ちっこいおっちゃんが龍の子太郎のように、綱に飛び乗った。
伝統の行事を今年も無事、やり遂げた。
男たちの友情を垣間見た一瞬だった。
(写真は昨年の様子から)
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『お綱まつり』は奈良県桜井市江包、素盞鳴(すさのお)神社と桜井市大西、市杵島神社で、毎年2月11日に行われる祭り。
「お綱はんの嫁入り」とも称される。
初瀬川をはさんで、東方に素盞鳴神社、西方に市杵島神社が鎮座、素盞鳴尊と稲田姫命の結婚式とされ、江包から雄綱(男綱)、大西から雌綱(女綱)を運び寄り、神前でそれぞれの大注連縄を結合、「入船の儀式」を行う。
古来より、五穀豊穣を祈る神事とされる。
綱つくりが、また大変な作業で、それぞれの地区で村民総出で作られる。
江包の男綱の先は、男性の象徴を示すものとされ、頭部の直径約二メートル、長さは四メートル近くあり、円錐形をしており、百メートルもの尾とも言える長い綱がついており、重さ約1トンほどにもなる。
一方、大西の女綱の形は舟形(女形)で、一番太い所の廻りが約五メートル、長さ六メートル、これに引綱をつけ、約百メートルの尾がついて、総重量が男綱と同じぐらいになる。
まず、両地区の田んぼで泥相撲が取られる。
泥相撲の後、女綱がかつぎあげられ、素盞鳴神社を目指す。
先頭には、祓い串を持った神職さんと仲人さんを伴って進む。
やっとのことで到着した女綱は、すぐに社前西の榎の古木にくくりつけられる。
一方、江包でも泥相撲が終わり・・・こっちも激しかった模様。
男綱が担ぎあげられて、女綱、目指して突っ込んでいく。
長い尾を引きずることなく、まるで精子のごとく、元気がよい。
ようやく、男綱は、女綱が待つ素盞鳴神社の社前に到着。
舟形の女綱に男綱がおさめられるクライマックスを迎える。
よくよく考えると、エロい神事である。
ちっこいおっちゃんが龍の子太郎のように、綱に飛び乗った。
伝統の行事を今年も無事、やり遂げた。
男たちの友情を垣間見た一瞬だった。
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