雲海の渚にて ~西穂山荘 ③
西穂山荘のテラスの裏側に目を転じると、穏やかで広大な雲海が広がっていた。
島々と磯辺に打ち寄せる波にみえる、その光景は、あたかも渚のようであった。
雲海の彼方には御嶽山 (3067m) がどっしりと雄大な姿をみせている。
岩場にみえる手前は重厚な岩壁が続く、錫杖岳 (2168m)。
北側には北アルプスの秀峰・笠ヶ岳 (2898m)が控えている。
西穂山荘の食堂から望む絶景。
昔、「渚にて」という映画があった。
核戦争のあと、生き残った潜水艦のクルーと南半球の人類の物語で、放射能のため、やがて、生き残った人々も死滅することがわかる。
SFだと思っていたが、昨今の国際情勢をみていると、あながち、フィクションとは言えなくなってきた。
人類がいなくなったあとの海はこんな海ではないかと思ったりした。
午前5時の朝食。今日は上高地に降りる。
出発準備万端のシニアのパーティー。
動画
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