もう4年も前になりますが、2017年11月4日、神田神保町で開催されていた、みなもと太郎先生の「画業50周年原画展」に行って来ました。
この原画展については当時のブログで報告しています。
みなもと太郎原画展
先生の作品を整理する中で、改めて調べてみたい項目がありました。原画展でも展示されていた「ぱんだちゃん」です。
1976年ころの幼年誌『おともだち』に掲載されていました。この作品はまったく見たことがありません。
原画展で販売されていた複製画についても、最近入手しました。
先生の幼年誌、学年誌への連載は作品数も多く、掲載期間も長期間に及んでいることが多いです。
その中で『おともだち』は講談社の幼年向けの雑誌で、創刊は1972年10月号でした。現在も発行されており、「2歳から4歳向け入園準備月刊誌」です。(講談社ホームページ)
国立国会図書館で遠隔複写を繰り返しながら、作品の全貌をつかもうとしました。国会図書館の所蔵は1973年1月号からです。1972年は所蔵されていません。
1973年1月号
1972年は雑誌の所蔵がないため調査できていませんが、オークションで12月号にみなもと作品の掲載を見た記憶があります。また、るりたんが「ことしもよろしくね。」と言っていることから、創刊号からの掲載と推定しています。
同年2月号の編集後記、「おかあさまへ・・・・・・「おともだち」より」には、みなもと先生に関する記述がありました。
「おともだち」の「ぱんだちゃん」について一言
作者のみなもと太郎先生は幼児ものがはじめてなので、小さい子に「ぱんだちゃん」の絵を見せては研究していらっしゃいますが、ぱんだちゃんが失敗ばかりするのが残念でたまらないそうです。「こんどは、どじをふまないぱんだちゃんをかきたい。」と、みなもと先生ははりきっていらっしゃいます。ご期待ください。
「ぱんだちゃん」はオールカラーで、3ページが基本でした。原画展で「1976年ころ」とあったので、そこから調べ始めたのですが、考えていたよりはるかに長期連載で、終了は1978年8月号でした。
1978年8月号
連載当初の昭和48年(1973年)というと、みなもと太郎先生は、『週刊少女フレンド』で「ふたりは恋人」、『なかよし』で「ドロボウちゃんシリーズ」を連載、『希望の友』で「レ・ミゼラブル」を掲載するほか、『週刊少年マガジン』、『ヤングコミック』などで多彩な作品を掲載していました。
先生の作品の全貌をつかむには、調査はまだまだこれからです。
『みなもと太郎まんが館』、更新しました。
みなもと太郎まんが館
この原画展については当時のブログで報告しています。
みなもと太郎原画展
先生の作品を整理する中で、改めて調べてみたい項目がありました。原画展でも展示されていた「ぱんだちゃん」です。
1976年ころの幼年誌『おともだち』に掲載されていました。この作品はまったく見たことがありません。
原画展で販売されていた複製画についても、最近入手しました。
先生の幼年誌、学年誌への連載は作品数も多く、掲載期間も長期間に及んでいることが多いです。
その中で『おともだち』は講談社の幼年向けの雑誌で、創刊は1972年10月号でした。現在も発行されており、「2歳から4歳向け入園準備月刊誌」です。(講談社ホームページ)
国立国会図書館で遠隔複写を繰り返しながら、作品の全貌をつかもうとしました。国会図書館の所蔵は1973年1月号からです。1972年は所蔵されていません。
1973年1月号
1972年は雑誌の所蔵がないため調査できていませんが、オークションで12月号にみなもと作品の掲載を見た記憶があります。また、るりたんが「ことしもよろしくね。」と言っていることから、創刊号からの掲載と推定しています。
同年2月号の編集後記、「おかあさまへ・・・・・・「おともだち」より」には、みなもと先生に関する記述がありました。
「おともだち」の「ぱんだちゃん」について一言
作者のみなもと太郎先生は幼児ものがはじめてなので、小さい子に「ぱんだちゃん」の絵を見せては研究していらっしゃいますが、ぱんだちゃんが失敗ばかりするのが残念でたまらないそうです。「こんどは、どじをふまないぱんだちゃんをかきたい。」と、みなもと先生ははりきっていらっしゃいます。ご期待ください。
「ぱんだちゃん」はオールカラーで、3ページが基本でした。原画展で「1976年ころ」とあったので、そこから調べ始めたのですが、考えていたよりはるかに長期連載で、終了は1978年8月号でした。
1978年8月号
連載当初の昭和48年(1973年)というと、みなもと太郎先生は、『週刊少女フレンド』で「ふたりは恋人」、『なかよし』で「ドロボウちゃんシリーズ」を連載、『希望の友』で「レ・ミゼラブル」を掲載するほか、『週刊少年マガジン』、『ヤングコミック』などで多彩な作品を掲載していました。
先生の作品の全貌をつかむには、調査はまだまだこれからです。
『みなもと太郎まんが館』、更新しました。
みなもと太郎まんが館