ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

『池上線』コレクション2

2011年05月10日 | 西島三重子
西島三重子さんの名曲「池上線」。様々な方がカバーされています。

西島三重子提供曲:最終回 カバー曲「池上線」

今回はその関連情報です。

この中で一番入手が難しかったのは、森昌子さんの「池上線」ではないでしょうか。LP、CDとも3枚組のカバー集に収録されており、すでに廃盤になっていました。

これが今回、廉価版のCDで発売されました。


  発売元:ポニーキャニオン 販売元:SS Soft Planning 
  BHST-113 ~ポップス・カバー名曲集 定価1,680円

エスエス・ソフト・プランニングの企画・制作による「名作セレクション」の1枚です。ただ「CDはホームセンターやメディアショップで好評発売中!」とあるように、通常のCDショップやインターネット販売では入手できないようです。私はヤフーオークションで購入しました。

前回のブログ以降、新たなカバーが見つかったわけではないのですが、「池上線」カバー曲の番外編として、カラオケの模範歌唱や名曲集への収録があります。この場合、歌っている歌手名が不明なことも多いですね。判明している模範歌唱等には、次のDVDやCDがあります。


  音源:ボイスプロモーション(株) 販売:東京音楽工業(株)
  DA-046

歌は中山みささんです。中山みささんについては提供曲「ごめんね」もありますので、その中で触れました。

西島三重子提供曲:その32 中山ミサさん


  ビクターエンタテインメント(株) VIBK-1600

ビクター版は田才靖子さんの模範歌唱です。田才靖子さんのホームページ「やすこ茶屋」を見ると、「カラオケガイドヴォーカリストとして録音した楽曲は1,000を有に超える」ということですから、すごいですね。現在ではJazz'enkaなど多方面の活躍をされています。

発売時期は田才靖子さんが2003年5月、中山みささんは不明です。2002年10月発売のチェウニの「池上線」のヒットを受けて、発売されたものと思います。編曲もチェウニの「池上線」と同じです。

「CD+G」、CDグラフィックス・カラオケ「想い出のヒットポップス4』にも「池上線」が収録されています。


  音源:ボイスプロモーション(株) 企画・制作:(株)トーン
  販売:東京音楽工業(株) GCE-017 1994年

歌は長尾由起子さんです。編曲者は記されておらず、オリジナル歌手は西島三重子となっています。実際に歌を聴いてみると、この前奏は祝友子さんの「池上線」ですね。

長尾由起子さんは、(ホームページのプロフィールによると)「テレビ朝日「ミュージックステーション」、TBS「うたばん」等のリハーサルシンガーとしての活動をはじめ、テレビ朝日「題名のない音学会」等の音楽番組やTV-CM(ダイワ ハウス、モランボン、丸大ハム他)、TV-ドラマ出演(TBS「智子と知子」「ひとりぼっちの君に」他)アニメエンディングソング(超人ロック「遠いオーロラ」他)、 「鉄腕アトム生誕記念イベント2003」等幅広く活動中。」とのことです。

最近まで「Cotton Time(コットン・タイム)」というグループを結成し、そのほとんどの曲の作詞を手がけていました。2005年8月に活動を休止しています。この間、ライブの他オリジナルCDも発売されていました。


  音声多重カラオケ『決定版演歌ベストヒット』
  発売元:KS create BCD-110


  音声多重カラオケ『想い出の青春歌謡』
  発売元:KS create BCD-107

この2枚のCDには歌手名は記されておりません。発売元のKS createさんに照会した結果、「演歌ベストヒット」が万里知子さん、「想い出の青春歌謡」が後藤叶圭(きょうか)さんであることがわかりました。

発売は共に2003年、オリジナル歌手は「演歌ベストヒット」がチェウニ、「想い出の青春歌謡」は西島三重子です。ただ、編曲はどちらもチェウニ版ですね。

万里知子さんのオフィシャルホームページを見ると、ジャズオーケストラとの共演など、現在も多彩な活動をされているようですね。

後藤叶圭さんについては、「誰でも知ってるけど名前を知らない歌手「後藤叶圭」」というファンサイトがあります。「誰でも知ってるけど名前を知らない歌手」というのは、スタジオミュージシャンとして多くのコマーシャルソングを歌っていることに由来しています。

テレビ出演した時の映像がYouTubeにアップされていました。

後藤叶圭 Kyoka Goto CMソング

CMソングのCDで確認してみたのですが、こちらでは「伊東に行くならハトヤ」を歌っているのはブラック・キャッツとなっていました。女声コーラスです。このCDは1959年から1966年のCMの収録ですから、後藤叶圭さんが歌うには、少し時代が合わないようにも思えます。


  東芝EMI 1993.8.25 TOCT-8098

ハトヤホテルのホームページでは、過去のCMを見ることができます。これを聴くと、白黒時代の最初のTV-CMがブラック・キャッツ、カラー時代が後藤叶圭さんなのかも知れませんね。

後藤叶圭さんのデビューはグループ「アトリエ」だったとのこと。当時の名前は後藤今日香です。2枚目のシングル「素足のBye-Bye Step」、このジャケットには見覚えがあります。持っていると思い、探してみたところありました。

    ポリドール DR 6086 

YouTubeにはこの当時の映像もアップしていただいてありました。これは貴重ですね。その中から、後藤今日香さん作曲のデビュー曲「暮れなずむ街」です。

暮れなずむ街

当時の「夜のヒットスタジオ」出演時の映像もアップされています。「素足のBye-Bye Step」もありますね。

後藤叶圭さんは現在もスタジオミュージシャンやライブで活躍されています。
これは子ども向けの歌のCDです。「おさかな天国」「となりのトトロ」など6曲をカバーしています。


  発売元:KS CREATE KCF-211 平成14年 1500円

最近発売のオリジナルアルバム「愛のメッセージ」、「Love Song」も購入することができました。やさしく美しい声は今も変わりませんね。


  平成11年発売 JCT-001 2100円

子供たちの歌が多いです。タイトル曲の「愛のメッセージ」や最後の「Truth」も広い愛の歌ですね。美しいです。


  平成19年発売 JTC-002 2100円

長野県大町市で活動している柳沢和夫氏とのコラボアルバムです。後藤叶圭さん作曲の曲は「春待月、片思い」「恋しう」などより日本的になっています。CDの最後には唱歌「故郷(ふるさと)」も収録されています。

これらのCDは現在 AmazonやHMVでも購入できるようです。在庫切れの時は、「地底レコード」で扱っており、こちらからはいつでも通販で購入できます。

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