鴨川シーワールドは、シャチやイルカなど「海の生きもの」のショーや見学を中心とした、千葉県でも有数の観光スポットです。私もこれまでテレホンカードの収集などで親しんできました。
フリーデザイン <品名50<フリー110-86956>>
フリーデザイン <品名50<フリー110-46961>>
その鴨川シーワールドに回転昇降式のタワーがあったとは、考えてもいませんでした。
きっかけはオークションで見つけた古いパンフレットです。そこには「スカイタワー」の文字が。しかし、落札して入手するまでは半信半疑の状態でした。こちらがそのパンフレットです。
中を見ると、確かに全景写真の右上にタワーが見えます。
タワーの写真です。
回転昇降式のタワーです。犬吠スカイタワーによく似ています。
もう一枚写真がありました。流れるプール「ジャンボロータープール」の向こうにタワーが見えます。
このパンフレットはいつ頃のものなのでしょうか。パンフレットから情報を探してみると、「黒潮の楽園、鴨川シーワールドホテルも、7月オープンです。」とあります。
鴨川シーワールドのオープンは昭和45年(1970年)10月1日でした。鴨川シーワールドホテルの開業は翌46年(1971年)7月11日なので、オープン間もない頃のパンフレットです。スカイタワーはオープン時から稼働していたと考えられます。
スカイタワー料金は大人100円、小人50円です。
観覧券の半券も同時に入手しました。この観覧券にもタワーが描かれています。チケットに押された日付は46.5.9です。
7月14日(日)、情報を求めて千葉県立中央図書館に行って来ました。図書館の検索で調べたところ、『鴨川シーワールド20年のあゆみ』や開園40周年記念の『鴨川シーワールドのなかまたち』などがあるようです。
郷土資料室で閲覧、『鴨川シーワールドのなかまたち』は開架なのですぐ見ることができました。平成22年(2010年)4月1日の発行で、内容はタイトル通り、海の生きものたち関係しかありません。「主なできごと」1~4も書かれていますが、タワーは全く出てきません。
次に書庫から関係書籍数冊を出してもらいました。結果は、スカイタワーに関する記述があったのは『鴨川シーワールド20年のあゆみ』だけでした。
20年間の「主なできごと」にはタワーの記述はありません。オープン時('70.10.1)の施設概要にはありました。「(2)アトラックガーデン F.スカイタワー 高さ52m、収容人員40名」です。20年後の施設概要にはもうありません。
トピックス(1970~1975)を見ていくと、「その他の出来事」にありました。「スカイタワー営業停止('75.3.31)」。開業からわずか4年半後です。後は全く記述がありませんでした。
いったい何があったのでしょうか。鴨川シーワールドは「海獣ショー」に特化して発展してきたように思います。「ジャンボロータープール」も昭和63年(1988年)には営業停止になっていますが、スカイタワーの終了は早すぎるように思います。
少し時間があったので、千葉日報で記事を探しました。この頃の千葉日報はマイクロフィルムで保管されています。オープン時の記事は「レジャー芸能」欄にありました。「夢の海洋レジャーセンター 鴨川海岸」「〝海の王者〟シャチも躍る」(昭和45年10月11日)
タワーにも触れています。「スカイタワー(高さ52メートル)では、ゴンドラが回転しており、紺ぺきの海、白砂、松原のコントラストがひじょうに美しい」と記されています。
スカイタワーの営業終了の記事は探すことはできませんでした。5年に満たない営業ということで、記録は少ないようです。地元の皆さんの記憶には残っているのでしょうか。
フリーデザイン <品名50<フリー110-86956>>
フリーデザイン <品名50<フリー110-46961>>
その鴨川シーワールドに回転昇降式のタワーがあったとは、考えてもいませんでした。
きっかけはオークションで見つけた古いパンフレットです。そこには「スカイタワー」の文字が。しかし、落札して入手するまでは半信半疑の状態でした。こちらがそのパンフレットです。
中を見ると、確かに全景写真の右上にタワーが見えます。
タワーの写真です。
回転昇降式のタワーです。犬吠スカイタワーによく似ています。
もう一枚写真がありました。流れるプール「ジャンボロータープール」の向こうにタワーが見えます。
このパンフレットはいつ頃のものなのでしょうか。パンフレットから情報を探してみると、「黒潮の楽園、鴨川シーワールドホテルも、7月オープンです。」とあります。
鴨川シーワールドのオープンは昭和45年(1970年)10月1日でした。鴨川シーワールドホテルの開業は翌46年(1971年)7月11日なので、オープン間もない頃のパンフレットです。スカイタワーはオープン時から稼働していたと考えられます。
スカイタワー料金は大人100円、小人50円です。
観覧券の半券も同時に入手しました。この観覧券にもタワーが描かれています。チケットに押された日付は46.5.9です。
7月14日(日)、情報を求めて千葉県立中央図書館に行って来ました。図書館の検索で調べたところ、『鴨川シーワールド20年のあゆみ』や開園40周年記念の『鴨川シーワールドのなかまたち』などがあるようです。
郷土資料室で閲覧、『鴨川シーワールドのなかまたち』は開架なのですぐ見ることができました。平成22年(2010年)4月1日の発行で、内容はタイトル通り、海の生きものたち関係しかありません。「主なできごと」1~4も書かれていますが、タワーは全く出てきません。
次に書庫から関係書籍数冊を出してもらいました。結果は、スカイタワーに関する記述があったのは『鴨川シーワールド20年のあゆみ』だけでした。
20年間の「主なできごと」にはタワーの記述はありません。オープン時('70.10.1)の施設概要にはありました。「(2)アトラックガーデン F.スカイタワー 高さ52m、収容人員40名」です。20年後の施設概要にはもうありません。
トピックス(1970~1975)を見ていくと、「その他の出来事」にありました。「スカイタワー営業停止('75.3.31)」。開業からわずか4年半後です。後は全く記述がありませんでした。
いったい何があったのでしょうか。鴨川シーワールドは「海獣ショー」に特化して発展してきたように思います。「ジャンボロータープール」も昭和63年(1988年)には営業停止になっていますが、スカイタワーの終了は早すぎるように思います。
少し時間があったので、千葉日報で記事を探しました。この頃の千葉日報はマイクロフィルムで保管されています。オープン時の記事は「レジャー芸能」欄にありました。「夢の海洋レジャーセンター 鴨川海岸」「〝海の王者〟シャチも躍る」(昭和45年10月11日)
タワーにも触れています。「スカイタワー(高さ52メートル)では、ゴンドラが回転しており、紺ぺきの海、白砂、松原のコントラストがひじょうに美しい」と記されています。
スカイタワーの営業終了の記事は探すことはできませんでした。5年に満たない営業ということで、記録は少ないようです。地元の皆さんの記憶には残っているのでしょうか。