銚子電鉄の往復割引乗車券も10月31日をもって、発売が「休止」されました。休止に至る経過は次のように説明されています。
「犬吠・外川間の乗降によるトラブルが以前から続いており弊社といたしましてはこのトラブルの改善を図ろうと検討しておりました。」
休止期限は「11月1日から期限未定」とのことで、往復割引乗車券の廃止ではないようです。
10月31日の往復割引乗車券です。
往復割引乗車券は、実は比較的最近になって登場した切符です。それまでは、「レジャークーポン」がその役割を担っていました。
昭和40年代のシーサイドクーポンです。往復乗車券の他サービス券が綴じられていました。
その後「レジャークーポン券」が登場し、横長の往復切符に特典がセットになったデザインになりました。
昭和63年5月31日の日付が入っている「犬吠埼レジャークーポン券」。5種類のサービス券が付いています。
平成18年11月3日の日付の「犬吠埼レジャークーポン券」。サービスは4種類です。切符が左右に配置されたので、使い勝手はよくなっています。
平成24年12月31日の日付の「犬吠埼レジャークーポン券」。サービスは4種類と変わりません。
(下車途中無効)の表示に加えて、「途中下車はできません。」との注意書きがあり、しかもマーカーが塗られています。
なお、平成24年12月31日の日付は「使用期限」であり、発行はもっと前で、平成24年11月3日に犬吠駅で購入しています。
次は平成28年5月3日に犬吠駅で購入した往復割引券です。
「犬吠埼レジャークーポン券」の表示はありません。サービスは3種類です。平成27年10月1日の料金改定後に作成された切符ではなく、「運賃変更」の印が押してあります。
そして、昨年平成29年9月7日、犬吠駅で購入した往復割引乗車券です。特典はなくなりました。
これまで、車掌さんが車内で切符を販売する際、弧廻手形と往復割引券の説明に苦慮しているのを、何度も見かけました。
これで、往復割引乗車券と、特典付きで乗り降り自由なフリー乗車券の弧廻手形の違いが明確になり、問題はなくなったと考えていました。
ところが今回の休止の発表です。理由は「犬吠・外川間の乗降によるトラブル」とのこと。
私なりに推理してみると、問題は2点あったように思います。まず、銚子外川間と銚子犬吠間の料金が同じであること。「銚子、外川間」としても大部分のお客様は犬吠駅の往復に使ったと思います。
2点目として、駅舎など外川がこれまで以上に脚光を浴び、どうせなら外川駅までと考えるお客様が増えたこと。外川まで行き、それから主目的である犬吠に行こうとすると、帰りの切符は犬吠までしか使えません。そんなトラブルが生じていたのではないでしょうか。
今回の措置はあくまで「休止」とのことなので、良い方法を考えて再開して欲しいですね。
「犬吠・外川間の乗降によるトラブルが以前から続いており弊社といたしましてはこのトラブルの改善を図ろうと検討しておりました。」
休止期限は「11月1日から期限未定」とのことで、往復割引乗車券の廃止ではないようです。
10月31日の往復割引乗車券です。
往復割引乗車券は、実は比較的最近になって登場した切符です。それまでは、「レジャークーポン」がその役割を担っていました。
昭和40年代のシーサイドクーポンです。往復乗車券の他サービス券が綴じられていました。
その後「レジャークーポン券」が登場し、横長の往復切符に特典がセットになったデザインになりました。
昭和63年5月31日の日付が入っている「犬吠埼レジャークーポン券」。5種類のサービス券が付いています。
平成18年11月3日の日付の「犬吠埼レジャークーポン券」。サービスは4種類です。切符が左右に配置されたので、使い勝手はよくなっています。
平成24年12月31日の日付の「犬吠埼レジャークーポン券」。サービスは4種類と変わりません。
(下車途中無効)の表示に加えて、「途中下車はできません。」との注意書きがあり、しかもマーカーが塗られています。
なお、平成24年12月31日の日付は「使用期限」であり、発行はもっと前で、平成24年11月3日に犬吠駅で購入しています。
次は平成28年5月3日に犬吠駅で購入した往復割引券です。
「犬吠埼レジャークーポン券」の表示はありません。サービスは3種類です。平成27年10月1日の料金改定後に作成された切符ではなく、「運賃変更」の印が押してあります。
そして、昨年平成29年9月7日、犬吠駅で購入した往復割引乗車券です。特典はなくなりました。
これまで、車掌さんが車内で切符を販売する際、弧廻手形と往復割引券の説明に苦慮しているのを、何度も見かけました。
これで、往復割引乗車券と、特典付きで乗り降り自由なフリー乗車券の弧廻手形の違いが明確になり、問題はなくなったと考えていました。
ところが今回の休止の発表です。理由は「犬吠・外川間の乗降によるトラブル」とのこと。
私なりに推理してみると、問題は2点あったように思います。まず、銚子外川間と銚子犬吠間の料金が同じであること。「銚子、外川間」としても大部分のお客様は犬吠駅の往復に使ったと思います。
2点目として、駅舎など外川がこれまで以上に脚光を浴び、どうせなら外川駅までと考えるお客様が増えたこと。外川まで行き、それから主目的である犬吠に行こうとすると、帰りの切符は犬吠までしか使えません。そんなトラブルが生じていたのではないでしょうか。
今回の措置はあくまで「休止」とのことなので、良い方法を考えて再開して欲しいですね。