ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

銚子の桜、開花宣言

2024年04月02日 | 銚子

4月1日(月)、銚子の桜も開花宣言が出ました。昨年より10日遅い開花でした。

「1953年の統計開始以降で開花が最も遅かったのは1984年の4月16日。最も早かったのは2002年の3月19日だった。」(千葉日報)とのことです。

今は銚子市には大規模な桜の名所はありませんが、昭和30年代には「七ツ池」が桜の名所になっていました。家族でバスに乗って七ツ池に行ったのを、かすかに覚えています。

「七ツ池」については、これまで何度かブログで触れてきました。桜の満開の前に、もう一度振り返ってみます。

昭和31年(1956年)6月発行の『銚子市史』は、「上下三段に分かれ平時は幽すいな閑寂境をなしているが、春は周辺に植栽した二千本の桜樹が開花して花見客で賑わう。」と記しています。

以前入手した七ツ池の観光リーフレットです。

 
 

桜の公園「七ツ池」の説明文です。

 学校の遠足や、家族連れのピクニックコースとして好適、国鉄松岸駅から徒歩十分、花のシーズンには臨時バスの便がある。満々と水を湛えて釣りによくボートによい、裏に松山をひかえ、はるかに利根川から鹿島灘を眺める台地、この池の周辺に講和を記念して二千本の桜を植樹し、新名所桜の公園となる。

「講和を記念して」二千本の桜を植樹の記事が気になります。

サンフランシスコ講和条約は、1951年(昭和26年)9月8日午前11時55分(現地時間)に、49カ国が署名し、会議が終わったとのことです。(日本経済新聞webサイト)

リーフレットの発行時期は記載されていませんが、バス路線が「成田バス」なので、千葉交通になった昭和31年11月以前であることがわかります。また、銚子電鉄の銚子駅外川間の料金が15円になっています。白土貞夫氏の『岬へ行く電車 銚子電気鉄道77年のあゆみ』によると、運賃が15円だったのは、昭和26年(1951年)11月1日から28年(1953年)3月3日まででした。

これらの記述内容から推定して、昭和27年か28年の発行と考えてよさそうです。

もう一つの「七ツ池」に関する資料です。

「月刊 銚子観光ニュース 創刊号」です。発行所は銚子観光協会、昭和27(1952)年4月5日の発行でした。

七ツ池に関する記事を抜き出してみます。


「昨年秋市観光課で七ッ池に櫻樹五百本を植えたが、このうち今春花の咲く木は二百本であった。冬も過ぎ愈々木々芽ぐむ頃となって状況を調査した所、五百本全部根がつき二百本の櫻は皆花の芽がふくらんでいるのに力を得て、十二日から三日間位、櫻祭を催そうと計画を進めている。」

銚子市では、七ツ池を銚子観光新名所の一つとする計画で、2ページに掲載の「本協会の事業計画」でも、「四、観光行事開催」のトップは、新名所櫻の公園「七ツ池」の櫻祭となっています。

次に「銚子市広報 昭和28年3月15日号」です。

七ツ池公園が昭和27年に誕生し、昭和28年も盛大に桜祭りが開催されたことがわかります。

七ツ池一体は長い間荒れ果てたままでしたが、近年「七ツ池をきれいに再生し老若男女が集い憩える場所にしたいと集まった市民ボランティア団体」七ツ池再生委員会により、清掃活動や花植えの活動が続けられています。

 

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