『国際花と緑の博覧会 20周年記念』のフレーム切手を入手しました。
「花の万博20周年記念事業」は平成22年(2010年)4月からスタートしたイベントで、フラワーカーペットやマスコット「花ずきんちゃん」の復活、フォーラムやスタンプ・ラリーなどが行われています。
このオリジナル・フレーム切手も、事業の一環として企画されたもので、2010年4月1日から大阪市等の郵便局で発売されました。
「いのちの塔」のフレーム切手もあります。
「国際花と緑の博覧会」は、20年前の平成2年(1990年)4月1日から9月30日まで、大阪の鶴見緑地で開催されました。
初日カバー3種類です。
開催時の公式ガイドブックです。
「いのちの塔」は花博終了後も取り壊されることなく、鶴見緑地に残りました。
以前入手した『ふしぎらんど』という雑誌です。「生命の大樹・いのちの塔 情報誌」とうたわれています。私が入手した中で最も古いのは、平成2年5月1日発行の第14号です。
一番新しいのは、平成3年6月1日発行の第26号です。途中抜けている号もあります。
博覧会開始前の平成元年に創刊され、閉会後も発行されました。
第15号は「夜の花博」を取り上げており、この号までは通常の花博の情報誌でした。
7月発行の16号になると、「100万人の心のシンボルタワー」として残るために、一人でも多くの会員を募る誌面が多くなっています。
会員数が目標の100万人に届かず、「いのちの塔」存続が危ぶまれる事態になっていました。
館長はカバゴンこと阿部進さん。いのちの塔を残すために、5月17日に館長に就任しました。「いのちの塔・会員になろう音楽隊」~高石ともやさんの64時間マラソン・コンサート~なども開催されています。
「100万人の子供たちの名を刻む塔を花博に建てよう」、これが「いのちの塔」の基本構想でした。
10月1日発行の第18号です。
8月22日の毎日新聞夕刊に「いのちの塔、撤去へ」「大阪市方針」との記事が載り、「いのちの塔」を残すためのラストスパートの活動が紹介されています。
その結果「存置する8つの施設」の一つに「いのちの塔」も入りました。「いのちの塔」を残すために大変な苦労があったのですね。
「いのちの塔」は花博記念公園鶴見緑地の展望塔として運営されてきました。
しかし、20周年記念の平成22年(2010年)3月31日に展望塔としての営業を終了しました。
今まで、20周年記念事業が始まる前日に営業が終了したことは、全く意識していませんでした。最後の日、3月31日に「いのちの塔」を訪塔して来ました。