徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

オリヲン座からの招待状

2007-10-25 16:26:10 | 映画
 今日は「オリヲン座からの招待状」の試写会に行った。昭和30年代、だんだん衰退していく街の映画館を舞台としたノスタルジックな純愛物語。映画館というと「ニュー・シネマ・パラダイス」や「ラスト・ショー」などの名作を思い出す。最近では佐々部清監督の「カーテンコール」なんていうのもあった。時代背景となっている昭和30年代はちょうど小学校から高校までの時代と重なる上、自他ともに認める映画少年だったので、この映画を見ながら少々切ないものがあった。わが家から歩いて10分以内に4、5館もあった映画館が、次々と閉館していったものだ。
 主役の二人、宮沢りえと加瀬亮はいずれもおっとりしたキャラクタの上、セリフが京都弁ときているのでなんだか穏やか~な気分になる。ただ、晩年を演じるのが、中原ひとみはまだいいとして、原田芳雄は正直、若干違和感があった。まぁ、それでも結構好きな部類の映画だ。