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最近、やたらとクレーン車の事故が多い。クレーン車が倒れる事故も何件か起きているし、昨日も東京でつり上げていたコンクリート板を約20メートルの高さから歩道上に落下させるという事故が起こった。ハインリッヒの法則によれば、1件の重大事故の背後には29件の軽度の事故があり、その背後にはさらに300件の、事故にはならない「ヒヤリ」「ハット」する出来事があるといわれるから、いつも相当危ない工事や作業をやっているであろうことは想像に難くない。最近見かける工事はほとんど高いビルばかりで、必ずクレーン車が入っているから、われわれの身の回りはまさに“危険がいっぱい”だ。だいたいあのクレーン車の不安定な感じは何かが起こらない方がおかしいくらいだ。失敗学の権威、畑村洋太郎東大名誉教授の言う
「あり得ることは起こる」という意識を常に持っておかなければならないだろう。