徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

熊本の風景今昔 ~ 行幸橋(みゆきばし)の上から ~

2011-05-17 19:54:14 | 熊本
 いずれも熊本城に登る行幸橋の上から坪井川の上流(熊本市役所方面)を眺めた写真だ。昔の市役所、長塀沿いにギッシリ植えられた桜の木々、坪井川の川幅などに70~80年の時の流れを感じさせる。一つ下流の橋が桜橋、左手が桜の馬場というだけあって、やっぱり桜の名所だったことがわかる。この行幸橋は明治35年(1902)、明治天皇の二度目の熊本行幸の際、御料車が渡れるように、それまであった下馬橋に替えて架けた橋である。ちなみに一度目の行幸はその30年前、信頼していた西郷隆盛を従えての旅だった。世の無常を感じる。


今日の眺め


昭和初期の頃の眺め