中国の内モンゴル自治区で、炭鉱開発に反対していたモンゴル族遊牧民2人の事故死をきっかけに反政府運動が拡大し、中国当局が同自治区の一部に戒厳令を敷いたという。チベット自治区やウィグル自治区などの反政府運動は前からよく聞いていたが、内モンゴル自治区ではそんな話は聞いたことがなかった。もう4年前になるが、内モンゴル出身の馬頭琴奏者リポーさんのコンサートを熊本で開いた時、リポーさんに内モンゴルでは反政府的な運動はないのかとたずねたことがある。リポーさんは「モンゴル族はチベット族やウィグル族のようにはならないでしょう」と答えた。しかし、どこか寂しげだったのが印象的だった。このニュースをリポーさんはどんな気持で聞かれただろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/f9/3311405432e5fe6f71cb3f06a7a83a13.jpg)