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今、プログラミング教育がブームらしい。パソコン黎明期の、80年代初頭にプログラミングに七転八倒した僕には、懐かしさと同時に苦い思い出がよみがえる。しかし、昨今のブームは、僕らの頃のビジネスOA化とはちょっと違うようだ。家庭に入った女性が、家事や育児の合間に在宅ワークとしてプログラミング業務を請け負うのがトレンドだという。使う言語もJavaScript、Ruby、Perl、Python、PHP等々、聞き慣れない言語名が並ぶ。僕らの頃はもっぱら、COBOL、BASIC、FORTRANなどだった。僕は事務処理系だったのでCOBOLとBASICを使っていた。当時の一般的な事務処理は割と単純な繰り返し作業のプログラムが多かった。だから、表計算ソフトが登場すると、すぐにとって代わられた。最近のプログラミングはインターネットに関わるものだったり、ゲームだったりして複雑な処理をこなさないといけないと思われるので、僕が今から挑戦してもおそらくついていけないだろう。