徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

草分天神の鳥居

2018-04-01 21:01:06 | 熊本
 昨日3月31日は菅原道真公の命日にあたり、防府天満宮ではご祭神である菅公の霊を慰め、公の遺徳をしのぶ御正祭が行われた。
 一方、わが京町2丁目の、かつて裏京町と呼ばれた一角に鎮座する「草分天神」は、2年前の熊本地震で石の鳥居が倒壊した。その後、撤去されたが、未だ再建の見通しは立っていないようだ。
 「草分天神」の由来は、加藤清正公の熊本城築城時、築城の木材を京町台からも切り出すため、山の中に草を分け入って行くと、小さな祠があって天神様が祀られていたという。それを大事に持ち帰り、その後、現在の場所に祠を建てて「草分天神」と名付け、祀ったと伝えられている。
 木製のコンパクトな鳥居でも建てられないものかと思いながら、いつもこの天神の前を歩いて通る。


倒壊する前の石鳥居