2020年のNHK大河ドラマは「明智光秀」に決まったようだ。これまで「細川ガラシャを大河ドラマに」という誘致運動を進めてきたガラシャゆかりの京都府下の7市町の「ガラシャプロジェクト」は喜びもちょっと微妙かもしれない。熊本県と熊本市も「ガラシャ」のドラマ化を前提にオブザーバーとして運動に加わっていたので、「アレ?」てな感じがあるのかもしれない。池端俊策さんが担当する脚本がどうなるかはわからないが、きっとガラシャのほか、細川藤孝やガラシャの夫・細川忠興なども主要な人物として登場するだろう。泰勝寺跡の四つ御廟で出会った観光客の方に伺うと、ほとんど「ガラシャ夫人廟」への参拝が目的で、相変わらずガラシャ人気は高い。そういう意味でも、熊本にとっても、ちょっとビミョーな結果となった。
泰勝寺跡のガラシャ夫人廟
泰勝寺跡のガラシャ夫人廟