最近、映画やテレビはちょっとした日本古来文化ブームの様相を呈している。NHKでは百人一首を題材にしたドラマ「咲くやこの花」と、書道を題材にしたドラマ「とめはねっ!鈴里高校書道部」がほぼ同時進行で放送されたし、映画の方では、「咲くやこの花」に出演している成海璃子が主演の「書道ガールズ!! わたしたちの甲子園」が製作進行中という、ややこしい展開になっている。5年ほど前に「恋は五・七・五!」なんていう高校生の俳句甲子園を題材にした映画もあったりして、以降、俳句甲子園については何度もドキュメント番組を見たものだ。この現象は、日本古来のアナログ文化が、デジタル社会の進行の中で見直されつつあるということなのだろうか。今ひとつよくわからない。単なる客寄せパンダとして使われ、一時的なあだ花で終らないことを願いたいものだ。

