現在公開中のスティーブン・スピルバーグ監督の最新作「フェイブルマンズ」について、フォローさせていただいているブログ「ミューズの声聞こゆ」さんが紹介しておられる。この映画はスピルバーグ監督の自叙伝的作品だといわれているが、その中のエピソードにスピルバーグ監督が敬愛してやまないジョン・フォード監督と出会った時の「地平線はどこだ!」のくだりが映像化されていると紹介されていた。この「地平線はどこだ!」のくだりとは、10数年前にBS放送で見たピーター・ボグダノヴィッチ監督によるジョン・フォードに捧げるドキュメンタリー「Directed by John Ford」の中でスピルバーグ監督自身が語っていたエピソードで、この作品の中で最も印象深かった。僕は自叙伝的な映画はあまり好きではないので「フェイブルマンズ」も見ようという気は起きなかったのだが、「ミューズの声」さんのブログを拝見し、ジョン・フォード映画をこよなく愛した少年時代を思い出し、見てみようかなと思い始めている。また、「フェイブルマンズ」の中でジョン・フォード監督に扮しているのはデヴィッド・リンチ監督であることや、ジョン・フォード監督作品「荒鷲の翼」(1957)に登場するジョン・フォード監督(役名ジョン・ダッヂ)はワード・ボンドが扮していたことなどが紹介されていた。フォードをダッヂに替える自動車ネタのユーモアはいかにもフォード監督らしい。この「荒鷲の翼」は小学生の頃に見た懐かしい映画。「錨を上げて」の勇ましいメロディが浮かんできた。
※写真はモニュメント・ヴァレーを背景にディレクターズチェアに座るジョン・フォード監督
数ある「錨を上げて」の映像の中から、横浜市消防音楽隊の素敵な演奏とポートエンジェルス119のキレッキレのドリルの映像を選んでみた。
※写真はモニュメント・ヴァレーを背景にディレクターズチェアに座るジョン・フォード監督
数ある「錨を上げて」の映像の中から、横浜市消防音楽隊の素敵な演奏とポートエンジェルス119のキレッキレのドリルの映像を選んでみた。