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毎週土曜日はNHKの「陽炎の辻」シリーズを観るのが楽しみだ。第3シーズンに入り、山本耕史の着流し姿もすっかり板に付いてきた。最近では“男の色気”みたいなものを感じる。こんなタイプのヒーロー、いわゆる「やさ男型の剣士」をやれるのは今、彼ぐらいしかいないのではないか。僕らの子どもの頃、活躍していた大川橋蔵や市川雷蔵らがそんなタイプだった。土方歳三もよかったが、それよりも山本耕史には、映画で、かつて大川橋蔵がやった「新吾十番勝負」シリーズや市川雷蔵がやった「眠狂四郎」シリーズのようなキャラクターをぜひ演じてもらいたい。