徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

大林宣彦監督の訃報

2020-04-11 10:40:12 | 映画
 ご病気のこともあったので覚悟はしていたもののやはり寂しさを禁じ得ない。これまで多くの作品で楽しませていただいた。「はるか、ノスタルジィ」「異人たちとの夏」「なごり雪」など忘れられない作品ばかりだ。特に残念だったのは既に企画化されていた熊本が舞台の「つばき、時跳び」を未着手のまゝ逝かれたことだ。できることなら生前交流があったと聞く行定勲監督に引き継いでいただければ嬉しいのだが。また、テレビ番組で熱く語っておられた「伊豆の踊子」大林宣彦バージョンも見てみたかった。心からご冥福を祈る。合掌。
 先月末の佐々部清監督に続く好きな映画監督の訃報に、ますます自分の生きた時代が終わりつつあることを感じる。


「つばき、時跳び」の舞台になるはずだった花岡山(熊本市西区)

▼4月12日 熊日新聞朝刊より


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2 コメント

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Unknown (小父さん)
2020-04-12 21:16:48
大林宣彦監督の作品はほとんど知りませんが、たぶんNHKのどのチャンネルかで若者を相手に自分の思想や人生観をとうとうと話しておられた番組を見入っていました。

ひとつには「戦争は起こしてはならない」だったと思います。

「つばき、時跳び」の映画、行定勲監督が引き継がれということで良かったですね。

大林監督のご冥福をお祈りします。

   *********

今朝の関口宏サンデーモーニングで、コロナ騒ぎを特に重く感じましたが、貴兄の前日の「新型コロナウイルスについて」についてのページの転載をお許し下さい。

家内とはPCは別なんですが、転送したところじっくり読んでいました。このような医学的説明はテレビでは見かけませんよね!
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Re:小父さん様 (FUSA)
2020-04-13 10:42:31
大林監督はたしかに講釈好きでしたね(^_^.)
2007年に「転校生」を25年ぶりにセルフリメイクされましたが、どの登場人物も饒舌で、まるで皆な監督の分身のように見えたものです。反戦の姿勢は一貫していたと思いますが、晩年の作品はそれが顕著になっていました。

「つばき、時跳び」を行定勲監督が引き継がれたのは何よりも嬉しいです。

私はコロナについて何も知らなかったので、この記事を知人から送ってもらって「目からウロコ」状態でした。多くの方の参考になれば嬉しいです。
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