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散歩コースでもあるわが町の一角に古い街図が展示されている。1650年頃、細川綱利公時代の街図らしい。さしずめ江戸時代版ゼンリンといったところか。今も同じ道、違う道などがよくわかる。もともとこの辺り京町は、加藤清正が熊本城を築城する際、それまであった町家を移してできた町らしい。この京町のほぼ中央部には関ヶ原の戦いで西軍に味方して敗れた柳川立花藩や宇土小西藩の家臣を清正が預かり、住まわせたことから、宇土小路、柳川小路の名前が残っている。わが家に一番近いバス停の名前は京町柳川だ。そんな歴史に思いを馳せながら歩いていると予定のコースはあっという間に回ってしまった。