どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ふしぎなバイオリン

2015年09月13日 | 絵本(外国)
ふしぎなバイオリン  

    ふしぎなバイオリン/文・絵 クエンテン・ブレイク 訳・たにかわ しゅんたろう/岩波書店/1976年

 

 若者がバイオリンをひくと、あらあら不思議。
 池のほとりにすわってひくと、さまざま色をしたお魚が空をとびまわります。

 リンゴ園でバイオリンをひくと、木の葉の色がかわり、ナシや、バナナ、おかし、アイスクリームなどみのりはじめます。

 はとにも、きれいな羽根がはえはじめます。
 牛のからだにも、星の模様が。

 やどなしのパイプの煙は、花火になります。

 馬車に乗るやせてせきがでて、寒気がして、頭がいたむいかけや。
 しかし、若者がバイオリンをひきはじめると、”いかけや”はふとりだし、げんきになって踊りだします。

 カラフルになった馬車に、みんなものせてもらいます。

 たしかに不思議な不思議なバイオリンです。

 ”いかけや”というのはわかりにくそうです。