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月夜のみみずく/作:ヨーレン 絵:ショーエンヘール 訳:工藤 直子/偕成社/1989年初版
冬の夜ふけ、みんながねしずまったころ、わたしは、おとうさんとみみずく探しに出かけます。
夜ですが月のあかりと雪の真っ白さが夜をかんじさせません。
静寂な森の中、
氷の手がせなかをぴたぴたなで、鼻やほっぺたのさきが、つめたいようなあついいような不思議な感じ。
みみずくにあうためには勇気だっているんだと、おとうさんと何もいわずに雪を踏みしめます。
やがてであえたみみずく。
月が まぶしく かがやく夜に なんだか わくわくするものが しずかに つばさをひるがえし、ひかりのなかをとんでいきます。
にいさんたちがであい、自分も胸が高鳴った瞬間、そしてこどもに見せたい冬のみみずく。
おとうさんと一緒にでかけた時間の重さが伝わってくるのですが・・・。
詩なので素直にうけとめたいのですが、どんな家族だったのでしょうか。家ではどんな会話が交わされていたのでしょうか。
真っ白な余白が絶秒に配置されています。